歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(11〜20)
ロマンスの神様広瀬香美

広瀬香美さんの3作目のシングルで、1993年12月リリース。
スキー用品店「アルペン」のCMソングとしてタイアップを獲得したことも手伝って、170万枚を超えるセールスを記録し、ビッグヒット曲となり、ウィンターソングの代表曲の一つとして数えられる名曲となりました。
その90年代J-POPの名曲をより名曲たらしめているのは、なんと言っても、広瀬さんのパワフルで突き抜けるようなハイトーンボイスによる歌唱でしょう。
決して喉を締め付けているような発声にならずに、とても伸びやかにこのハイトーンを楽々と歌いこなしているところは「さすが!!」の一言ですね!
決戦は金曜日吉田美和(DREAMS COME TRUE)

近年では日本人シンガーの中にも本場の黒人シンガー顔負けの歌を唄う方も多いですが、吉田美和さんのボーカルは、そんなパワフルさを持ちつつも、日本人的な繊細さ、日本人の琴線に触れるポップさを失っていないところが多くの人に支持される理由なのでは?と思います。
そんな「日本人ぽさ」は残しつつも、この曲では、なかなかリズム……。
特にR&Bのような16ビート系のノリには乗せるのが、難しい日本語の歌詞を見事に歌いこなしてグルーブを作り出しています。
そんな「リズム感」と「グルーヴ感」に注目してぜひ聴いてみてください。
Style清水美依紗

バラエティなどでも活躍している女性シンガー、清水美依紗さん。
洋楽から影響を受けたということもあり、高い歌唱力を持っている彼女。
なかでも、高音域におけるフェイクは抜群の安定感をほこります。
ビブラートのブレが多いアーティストですが、それはあくまでも低音のみで、高音域に関しては日本でもトップクラスの歌唱力を持っていると言えるでしょう。
特にホイッスルボイスのピッチコントロールが凄まじく、こちらの『Style』では彼女のホイッスルボイスをたっぷりと味わえます。
ぜひチェックしてみてください。
甲賀忍法帖黒猫 (陰陽座)

日本のHM/HRバンド、陰陽座の10作目のシングルで2005年4月リリース。
UHF系テレビアニメ『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』のオープニングテーマとして起用されていました。
この陰陽座でボーカルを務める黒猫さんも、その高い歌唱力で定評のあるシンガーさんですが、この楽曲の中でも、とくに高音域の歌唱で、優しく柔らかいファルセットボイスとパワフルな地声によるハイトーンボイスを巧みに使い分けることで、見事な歌唱表現力を披露されています。
また、サビの終わりのロングトーンの箇所でのビブラートの使い方などもとても秀逸だと思います。
あなたのキスを数えましょう小柳ゆき

小柳ゆきの歌唱力の高さは今さらここで説明するまでもなく、皆さんよくご存じでしょう。
彼女のデビュー当時、いわゆるディーヴァブームで、高い歌唱力を持った女性シンガーがたくさんデビューしていましたが、その中でも小柳の歌唱力は群を抜いていました。
しかし、今、あらためてこのデビュー曲を聴くと、ハイトーンの発声や処理など、ファーストシングルらしい初々しさも多々あって、少々雑と言えば雑なんですが、なかなか新鮮な魅力に感じられますね!
RE RESCUEREOL

キレのあるダンスミュージックで人気を集める女性シンガーソングライター、Reolさん。
『第六感』で人気を博し、以降もビッグチューンを連発しているので、ご存じの方は多いと思います。
そんな彼女は大衆ウケしているアーティストとしては、珍しくしっかりとした歌唱力を持っています。
ジャンルがジャンルなので注目されませんが、フェイクも完成度が高く、自分の声質を最大限に活かしたスピード感にあふれたボーカルは圧巻です。
キャリアを重ねるごとに歌唱力に磨きがかかっているので、5~10年後の彼女に期待が高まりますね。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(21〜30)
Your LoveFurui Riho

2020年代に入ってから人気を高めつつある女性シンガーソングライター、Furui Rihoさん。
15年間、ゴスペルクワイアの一員として活動していたということもあり、R&B、ソウル、ゴスペルの基礎的な歌唱テクニックは一通り習得している彼女。
ややポップな音楽性のため、その真髄を味わうことはなかなかできませんが、こちらの『Your Love』では良質なフェイクやフォールをいくつか聴かせてくれます。
最近は尖った音楽性の作品もチラホラとリリースしているので、今後はさらなるボーカル表現が見られるかもしれませんね。


