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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(121〜130)

明日への手紙手嶌 葵

手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」
明日への手紙手嶌 葵

独特の透明感のある歌声で知られる手嶌葵さん。

2006年、スタジオジブリ作品のテーマソングでデビューを飾りました。

優しく包み込むような歌声は、多くの映画やCMで起用され、聴く人の心を癒してくれます。

2014年にはアルバム『Ren’dez-vous』をリリース。

洋楽のカバーアルバムも多数発表し、幅広い音楽性を見せています。

中学生時代に登校拒否を経験し、音楽に救われた経験を持つ彼女の歌声には、聴く人の心に寄り添う温かさがあります。

繊細な歌唱力と表現力豊かな声で、癒しを求める人々の心を掴んで離しません。

悪魔狩り日食なつこ

日食なつこ – ‘悪魔狩り’ Official Music Video
悪魔狩り日食なつこ

日食なつこさんは、日本のピアノ弾き語りアーティストさん。

クラシックピアノ歴の長いアーティストさんであることがそうさせるのか、その歌唱スタイルも、少々オペラティックな影響を感じさせるようなパワフルでよく響く歌声に根ざしたもので、一聴するだけで彼女のシンガーとしての高い実力を感じさせてくれるものがあります。

ピアノ弾き語りアーティストとは言っても、ピアノが単なる伴奏楽器としてだけでなく、ボーカルパートと渾然一体となって楽曲を構成しているところも彼女の楽曲の特徴なのではないでしょうか。

少しジャズテイストを感じさせてくれるピアノ演奏や楽曲メロディも魅力的です。

二人でお酒を梓みちよ

梓みちよ「二人でお酒を」を斉藤和義がCOVERをCOVER
二人でお酒を梓みちよ

昭和を代表する歌姫として知られる梓みちよさん。

1960年代からの長きにわたる活動で、数々の名曲を世に送り出してきました。

1974年にリリースされた代表曲は、オリコン年間ヒットチャート18位を記録。

その独特な歌声と表現力で、時代を超えて愛され続けています。

ステージでは、胡坐をかいて歌うという独自の演出も話題に。

1979年にCBS・ソニーに移籍後も、ヒット曲を連発。

1982年にカバーした楽曲は、彼女の代表作の一つとなりました。

昭和歌謡の魅力を存分に味わいたい方、情感豊かな歌声に心を揺さぶられたい方におすすめです。

涙を抱いた渡り鳥水前寺清子

熊本県出身の歌手、女優として知られる水前寺清子さん。

1965年にデビューし、『三百六十五歩のマーチ』で一世を風靡しました。

NHK紅白歌合戦には22回連続出場し、4回も紅組司会を務めるなど、その歌唱力と存在感は抜群。

1970年には主演ドラマで56.3%という驚異的な視聴率を記録。

明るく元気な歌声と、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある歌唱は、幅広い世代に愛され続けています。

健康面での苦難を乗り越え、今なお精力的に活動を続ける姿勢には、多くの人が勇気づけられているのではないでしょうか。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(131〜140)

女…ひとり旅田川寿美

田川寿美さんは、1975年和歌山生まれの演歌歌手。

1992年にメジャーデビューし、日本コロムビアレーベルから作品をリリース。

2002年に五木寛之さん作詞の楽曲で注目を集め、演歌ファンの間で高い評価を得ました。

デビュー曲から始まり、数々のシングルをリリースしてきた彼女のディスコグラフィは、日本の演歌界における地位を確立するのに大きく貢献しています。

長年の活動を通じて培われた歌唱力と表現力は、演歌の魅力を存分に引き出し、聴く人の心に響く歌声として多くのファンを魅了し続けています。

伝統的な演歌の良さを堪能したい方におすすめです。

みちづれ牧村三枝子

北海道美唄市出身の演歌歌手、牧村三枝子さん。

1972年にデビューし、『みちづれ』などのヒット曲で知られています。

1979年から1980年にかけて38週連続でオリコン週間シングルチャート20位以内にチャートインするなど、その実力は折り紙つきです。

1981年から1984年まで4年連続でNHK紅白歌合戦に出場し、演歌界の大御所として活躍してきました。

2002年頃に肝硬変と食道静脈瘤を発症し、約2年間の闘病生活を経て、2004年に歌手活動を再開。

さらに乳がんも克服するなど、数々の困難を乗り越えてきた強さも魅力の一つです。

演歌ファンはもちろん、人生の苦難を乗り越える勇気を求める方にもおすすめの歌手さんです。

Friday’s Free Fair赤尾和重(Terra Rosa)

一般的には「知る人ぞ知る」という存在なのかもしれませんが、日本の様式美ハードロックバンド、TERRA ROSA(テラ・ローザ)のリードシンガーさん。

バンドのことをよく知らない方が聴かれると「これ、男性ボーカルじゃないの!?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。

その歌声はメタルの歪んだギターとTERRA ROSAのウリのひとつでもある歪んだオルガンの強烈なバックサウンドにも決して負けていません。

筆者は赤尾さんご本人とも何度かお話ししたり遊びでレコーディングなんかもしたこともありますが、ご本人的には、もっと女性らしい歌を歌いたいそうなんですけどね(笑)。

HM/HR系のシンガーを目指す方には一度は聴いていただきたい素晴らしいシンガーさんです!