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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

もくじ

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(101〜120)

童神島袋寛子

島袋寛子 / ニューシングル「童神」MV
童神島袋寛子

2013年7月リリース、島袋寛子の15枚目のシングル。

アーティストネームをSPEEDのデビュー当時から使用していたhiroから本名の島袋寛子に変更して初のシングルでもあります。

SPEEDでデビューした12歳の頃から、その年齢に似合わない高い歌唱力には定評のあった島袋ですが、この曲ではさらに「大人のシンガー」に成長した彼女の歌が存分に楽しめるものとなっています。

「童神」(わらびがみ)は、沖縄県の女性歌手、古謝美佐子(こじゃ みさこ)のカバー曲ですが、島袋の出身地でもある沖縄色の濃いメロディーや歌詞を十二分に表現しています。

曲の高い音の部分で聴かせる、おそらくは沖縄民謡の歌唱を引用したものと思われる声使いなどは本当に見事ですね。

木綿のハンカチーフ太田裕美

★木綿のハンカチーフ★ 大田裕美/1975年(S50)
木綿のハンカチーフ太田裕美

1955年生まれの日本の歌手・シンガーソングライターです。

フォークと歌謡曲のジャンルを超えた音楽性で、現在のJ-POP女性ボーカリストの道を開いたと言われています。

1975年に発売された代表曲は86.7万枚の大ヒットを記録。

ピアノを弾きながら歌うスタイルや、フォークソングの要素を取り入れた歌謡曲など、当時の通常のアイドルとは一線を画する音楽性が特徴です。

落ち着いた雰囲気の曲が多く、シンガーソングライターとしての個性と才能を反映しています。

30歳で結婚し2児の母となった後も、育児とのバランスを取りながら自分のペースで音楽活動を続けています。

懐かしい昭和の歌謡曲や、落ち着いた雰囲気の音楽が好きな方におすすめです。

手紙由紀さおり

日本の音楽シーンに長年輝き続ける由紀さおりさん。

1965年にデビューし、1969年の『夜明けのスキャット』で大ブレイク。

1970年には『手紙』でオリコン6週連続1位を獲得し、第12回日本レコード大賞歌唱賞に輝きました。

美しい歌声とスキャット唱法が魅力の彼女は、歌手だけでなく女優やテレビ司会者としても活躍。

「由紀さおりの素敵な音楽館」では、多彩なアーティストを迎えて名曲を披露していました。

驚異的な音程の安定性と絶妙なリズム感を持つ由紀さおりさんの歌声は、歌唱力の高さを追求したい方にぜひおすすめです。

ふりむかないでザ・ピーナッツ

ふりむかないで ザ・ピーナッツ 1962
ふりむかないでザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツは伊藤エミと伊藤ユミによる姉妹デュオで、日本のみならず海外でも評価を得ました。

「ふりむかないで」は1962年にリリースされたシングルで、キャンディーズや松雪泰子など、さまざまな歌手にカバーされています。

Heart to you ~夜が終わる前に~ANNA

角松敏生さんプロデュースの女性シンガーを集めたプロジェクト、VocalandのシンガーとしてデビューしたANNAさんの楽曲で、1996年リリース。

当時読んだ角松さんのインタビューによると、いわゆるコムロ系の楽曲、シンガーが高評価されていることへのアンチテーゼとして、「歌唱力の高さ」を重視した作品をリリースするという目論見があったようです。

その角松さんの狙い通り、このANNAさんの歌唱力も素晴らしいものがあり、筆者としても、もっと評価されてほしかったなぁ…という思いがありますね。

長山洋子

蜩~ひぐらし~ / 長山洋子 cover by Shin
蜩長山洋子

長山さんの演歌デビュー曲です。

長山さんは民謡をやられていたのでとにかく声量があり、歌がうまいです。

年齢を重ねても変わらないあのキュートなお顔と抜群のスタイルで、その上歌もうまいとはまさに鬼に金棒です。

90年代に美人演歌歌手の台頭がありましたが、その中でも群を抜いていました。