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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(131〜140)

女…ひとり旅田川寿美

田川寿美さんは、1975年和歌山生まれの演歌歌手。

1992年にメジャーデビューし、日本コロムビアレーベルから作品をリリース。

2002年に五木寛之さん作詞の楽曲で注目を集め、演歌ファンの間で高い評価を得ました。

デビュー曲から始まり、数々のシングルをリリースしてきた彼女のディスコグラフィは、日本の演歌界における地位を確立するのに大きく貢献しています。

長年の活動を通じて培われた歌唱力と表現力は、演歌の魅力を存分に引き出し、聴く人の心に響く歌声として多くのファンを魅了し続けています。

伝統的な演歌の良さを堪能したい方におすすめです。

みちづれ牧村三枝子

北海道美唄市出身の演歌歌手、牧村三枝子さん。

1972年にデビューし、『みちづれ』などのヒット曲で知られています。

1979年から1980年にかけて38週連続でオリコン週間シングルチャート20位以内にチャートインするなど、その実力は折り紙つきです。

1981年から1984年まで4年連続でNHK紅白歌合戦に出場し、演歌界の大御所として活躍してきました。

2002年頃に肝硬変と食道静脈瘤を発症し、約2年間の闘病生活を経て、2004年に歌手活動を再開。

さらに乳がんも克服するなど、数々の困難を乗り越えてきた強さも魅力の一つです。

演歌ファンはもちろん、人生の苦難を乗り越える勇気を求める方にもおすすめの歌手さんです。

Butterfly倖田來未

圧倒的な歌唱力と独特のスタイルで知られる倖田來未さん。

2000年の「Take Back」でデビューし、「real Emotion」「Butterfly」などのヒット曲で一躍注目を集めました。

2005年には「12 Singles Project」で12週連続シングルリリースという快挙を達成。

その後も数々の賞を受賞し、日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

R&B、ロック、ダンスと多彩なジャンルをこなす彼女の魅力は、パワフルかつセクシーな歌声と表現力にあります。

3歳から芸術に親しんできた経験を活かし、ボーカルだけでなくピアノやギターも演奏するなど、音楽への深い造詣が感じられますね。

パワフルな歌声と魅惑的なステージングを求める方にぜひおすすめしたい歌手です。

Friday’s Free Fair赤尾和重(Terra Rosa)

一般的には「知る人ぞ知る」という存在なのかもしれませんが、日本の様式美ハードロックバンド、TERRA ROSA(テラ・ローザ)のリードシンガーさん。

バンドのことをよく知らない方が聴かれると「これ、男性ボーカルじゃないの!?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。

その歌声はメタルの歪んだギターとTERRA ROSAのウリのひとつでもある歪んだオルガンの強烈なバックサウンドにも決して負けていません。

筆者は赤尾さんご本人とも何度かお話ししたり遊びでレコーディングなんかもしたこともありますが、ご本人的には、もっと女性らしい歌を歌いたいそうなんですけどね(笑)。

HM/HR系のシンガーを目指す方には一度は聴いていただきたい素晴らしいシンガーさんです!

涙しぐれ原田悠里

Neru – テロル(Terror) feat. Kagamine Rin
涙しぐれ原田悠里

さすが、北島三郎さんの門下生だけあってその歌唱力はお墨付きです。

感情を入れすぎるとどうも重くなってじっとりしてしまうような演歌でも、原田さんなら感情をこめつつ引くことができる、その絶妙な加減がプロのなせる業です。

最近の曲ではこの曲が原田さんの魅力が詰まっていると思います。

三日月絢香

圧倒的な歌唱力で知られる絢香さんは、2006年に『I believe』でデビューした大阪府出身のシンガーソングライターです。

J-POPジャンルで活躍し、ボーカルとピアノを得意としています。

デビュー以来、多くのヒット曲を生み出し、1stアルバム『First Message』はミリオンセールスを記録。

2009年には俳優の水嶋ヒロさんと結婚し、同年にバセドウ病を公表して活動を一時休止しました。

2011年には自社レーベルを設立し、活動を再開。

絢香さんの魅力は、その圧倒的な声量と直情的な歌声にあります。

歌とは「人の心に伝え届けること」と考える彼女の歌唱は、多くの人々の心を揺さぶります。

歌うことが大好きな方や、感動的な歌声に触れたい方におすすめのアーティストです。

UFOピンクレディー

ピンクレディーの6作目のシングルで1977年12月リリース。

当時大ブームだったピンクレディーの一連のヒット曲の中でも最大のヒット曲で、その影響力は絶大なものがありました。

2020年現在で40代後半〜50代ぐらいの方なら、学校のクラスで女子がほとんど全員、この曲を歌って踊っているような風景を覚えておられるのではないかと思います(笑)。

当時はあくまでアイドルグループ扱いだったピンクレディーですが、その歌唱力は基礎的な発声はもちろん、歌唱表現力まで特筆に値するものがあり、昭和のアイドルの実力の高さを垣間見られる楽曲のひとつですね。