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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

もくじ

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(101〜120)

アイドル幾田りら(YOASOBI)

YOASOBI「アイドル」 Official Music Video
アイドル幾田りら(YOASOBI)

音楽ユニット、YOASOBIのシンガーとして活躍中の幾田りらさん。

決して圧倒的な音域や声量を誇るような方向の歌唱の上手さではありませんが、そのソフトな歌声を中心とした歌唱表現力には、とても高く評価するべき点があると思います。

楽曲全体を通して激しく複雑に上下するメロディに対して、巧みに適切に発声を切り替えながらも、トータルとしては淡々としたイメージの歌を聴かせてくれています。

前述のように、決して派手な「上手さ」を誇るシンガーさんではありませんが、そのシンガーとしての魅力、実力は絶大なものがあると言っていいでしょう。

蒲公英幾田りら

幾田りら「蒲公英」Official Music Video
蒲公英幾田りら

YOASOBIのボーカル、ikuraさんとしても活躍中の幾田りらさんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年1月リリース。

ちなみにタイトルの『蒲公英』は「タンポポ」と読みます。

かねてから、その魅力的なハイトーンボイスには定評のある幾田りらさんですが、その魅力はこの楽曲でも健在!! しっかりと高次倍音成分を響かせた地声とソフトなファルセットボイス(裏声)を巧みに切り替えて使いこなすことで、見事な歌唱を聴かせてくれています。

一般の皆さんがこれをカラオケで再現できれば、きっと周囲からの賞賛を浴びることができるでしょう。

でも、くれぐれも喉を締め付けて無理に高音を出そうとはしないでくださいね。

喝采ちあきなおみ

「喝采」ちあきなおみ/1972(昭和47)年
喝采ちあきなおみ

昭和を彩った歌唱力のあるちあきなおみさんの『喝采』は、感動を誘う力強い歌声で多くの人々の心を魅了し続けています。

特に、その温かみのある低音域から繰り出されるメロディは聴き手を楽曲の世界へと誘います。

また、簡潔で心に残るメロディラインは、歌い手にとって覚えやすさも魅力の一つ。

音域やキーに配慮してアレンジされたカバーバージョンも多く存在し、年代を問わず幅広い層がこの楽曲を楽しむことができます。

シンプルながらもドラマチックに展開するこの名曲を通じて、今だからこそ、昭和歌謡の素晴らしさを再発見してみてはいかがでしょうか。

長崎ブルース青江三奈

1941年生まれの演歌・歌謡曲の世界で活躍した青江三奈さん。

1966年にデビューし、ハスキーな声とブルース演歌のスタイルで人気を博しました。

1968年には2曲のミリオンセラーを記録し、日本レコード大賞歌唱賞を受賞。

翌年には自身最大のヒット曲で2年連続の受賞を果たしています。

NHK紅白歌合戦にも18回出場し、歌手としての地位を確固たるものにしました。

1990年代にはジャズアルバムのリリースやブラジル公演など、幅広い音楽活動を展開。

1998年に病気を患いながらも音楽活動を続け、2000年7月に59歳で亡くなりました。

青江さんの楽曲は今日も多くの人々に愛され続けており、演歌ファンの方にぜひおすすめです。

JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー佐々木久美

Timeranger – JIKU ~Mirai Sentai Timeranger~ – Kumi Sasaki – Super Sentai Spirits 2004
JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー佐々木久美

佐々木久美はスタジオミュージシャンとしても活躍している歌手です。

2000年にリリースされた「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー」は「未来戦隊タイムレンジャー」の主題歌で、スーパー戦隊シリーズのオープニングとしては初の女性単独ボーカル曲となりました。

下町の太陽倍賞千恵子

寅さんの妹さくらをはじめ、あまりに女優さんとしての活躍が目覚ましいため、歌手としての側面が薄れてしまうことは否めませんが、本当の美声の持ち主です。

それはそのはずで、松竹歌劇団で活躍されていたのですから、歌がうまくて当然なんです。