歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(141〜150)
たそかれ吉澤嘉代子

繊細な感性と文学的な表現力を兼ね備えた吉澤嘉代子さんは、ポップスを基盤に、フォークやロックの要素を取り入れた独自の音楽性で多くのリスナーを魅了しています。
2014年にミニアルバム『変身少女』でデビューを飾り、以降も玄妙な物語性を持つ楽曲を生み出し続けています。
2010年の「The 3rd Music Revolution」東京ファイナルでの優秀賞受賞を皮切りに、数々の賞を獲得。
透明感のある歌声と、日常の情景を織り交ぜた詩的な歌詞で、聴く人の心に寄り添う表現を追求しています。
物語のような世界観と繊細な感情表現を好む方や、日常の何気ない瞬間に美しさを見いだす方にオススメのアーティストです。
bonsai (feat. CENT)詩羽

透明感のある歌声で聴く人を魅了する詩羽さん。
2021年9月、音楽ユニット水曜日のカンパネラに2代目ボーカルとして加入し、同年10月のPARCOカルチャーフェスでデビューを飾りました。
個性的な音楽性とファッションセンスで注目を集め、2021年には『ミスiD2021』で「アメイジング ミスiD2021」と「赤澤える賞」をダブル受賞。
2024年7月には、自身が全曲作詞作曲を手掛けたアルバム『うたうように、ほがらかに』を発表し、ソロアーティストとしても活動を開始。
内気な性格から、ファッションを通じて自己表現を見いだし、音楽の世界へと踏み出した彼女の歌声には、繊細さと力強さが共存しています。
アート性の高い表現と親しみやすい歌声のギャップにひかれる音楽ファンにピッタリのアーティストです。
想思想愛aiko

細かい感情表現とハスキーな歌声が持ち味のシンガーソングライターとして知られるaikoさん。
ポップやロックを中心に、繊細な心情を織り込んだ楽曲で多くのリスナーを魅了し続けています。
1998年にメジャーデビューを果たし、J-POPシーンで存在感を放ち続けてきました。
2000年の楽曲は50万枚以上のセールスを記録し、同年末には紅白歌合戦への初出場も果たしました。
ギターやピアノを使用したシンプルなアレンジと、愛を歌い上げる力強い歌声が特徴で、日本レコード大賞や日本ゴールドディスク大賞にもノミネートされています。
恋愛の喜びや切なさを独特の視点で表現する楽曲は、心に響く歌声とともに、深い共感を呼ぶ作品ばかり。
等身大の気持ちに寄り添える音楽をお探しの方におすすめのアーティストです。
紡ぐとた

インディーロックからシンセポップまで、多彩な音楽性を持つベッドルームアーティストのとたさん。
2021年2月からインターネット上で活動を開始し、SNSを中心に注目を集めています。
2023年にはカンロ「ピュレグミ」のウェブCMタイアップソングを担当。
さらに、自身の楽曲は、TikTokで4億回以上の再生数を記録するなど、若い世代から絶大な支持を得ています。
力強くも透明感のある独特のハスキーボイスと、詩的な言葉選びが魅力です。
アルバム『oidaki』では、哲学的な歌詞と、ベッドルームポップの要素を感じさせるトラックが見事に調和しています。
2023年10月には東京・Shibuya WWWで初のワンマンライブを開催し、ライブアーティストとしても注目を集めています。
繊細な言葉と独特な歌声で心を癒やされたい方におすすめのアーティストです。
好きになった人都はるみ

演歌界の女王として君臨した都はるみさん。
京都市出身の彼女は、1965年に『涙の連絡船』でデビューし、『北の宿から』などのヒット曲を生み出しました。
1976年には日本レコード大賞を受賞し、1984年の突然の引退宣言は社会現象を巻き起こしました。
力強い歌唱法は「はるみ節」と呼ばれ、多くのファンを魅了。
1989年に完全復帰を果たした後も、その圧倒的な歌唱力で日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。
演歌ファンはもちろん、歌唱力に魅了されたい方にもおすすめの歌手です。
夜明けのうた岸洋子

シャンソン歌手として名を馳せた岸洋子さんは、1958年に東京藝術大学大学院声楽専攻科を修了後、1961年にキングレコードと契約し、翌年デビューを飾りました。
1964年には代表曲で第6回日本レコード大賞歌唱賞を受賞し、その美しい歌声と表現力で多くの人々を魅了しました。
彼女の音楽性は欧州の音楽ジャンルに影響を受けており、「魅せる越路、聴かせる岸」と形容されるほどでした。
1970年には膠原病と診断されましたが、1971年に克服して音楽活動を再開。
その後も多くのヒット曲を生み出し、NHK紅白歌合戦にも複数回出演しています。
シャンソンやカンツォーネの魅力に触れたい方におすすめの歌手です。
きっとね!中村佳穂

中村佳穂さんは、京都出身の女性シンガーソングライターさんで、今回ここでご紹介している『きっとね!』は、彼女の2018年10月リリースのデビューシングル。
彼女の歌唱スタイル、おそらく元々はR&Bスタイルに根差したものだと思いますが、ご自身の楽曲の中では決してその域にとどまらない多彩な歌唱表現を聞かせてくれています。
ファルセットやミックスボイスなどの発声を巧みに切り替えた歌唱表現は素晴らしいと思いました。
決して押し付けがましくならず、それでいて聴く人に多くを語りかけてくれるようなこういう歌唱スタイルは、とてもステキだと感じませんか?


