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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

もくじ

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(121〜140)

無言坂香西かおり

レコード大賞受賞曲です。

香西さんはいわゆるド演歌も見事歌いこなす方ですが、このようなどちらかというと演歌っぽくない曲を歌わせても一流です。

作曲はあの有名な玉置浩二さん。

この曲の後も、何度か玉置さんとコンビを組んで楽曲を発表されています。

みちづれ牧村三枝子

北海道美唄市出身の演歌歌手、牧村三枝子さん。

1972年にデビューし、『みちづれ』などのヒット曲で知られています。

1979年から1980年にかけて38週連続でオリコン週間シングルチャート20位以内にチャートインするなど、その実力は折り紙つきです。

1981年から1984年まで4年連続でNHK紅白歌合戦に出場し、演歌界の大御所として活躍してきました。

2002年頃に肝硬変と食道静脈瘤を発症し、約2年間の闘病生活を経て、2004年に歌手活動を再開。

さらに乳がんも克服するなど、数々の困難を乗り越えてきた強さも魅力の一つです。

演歌ファンはもちろん、人生の苦難を乗り越える勇気を求める方にもおすすめの歌手さんです。

石狩挽歌北原ミレイ

石狩挽歌  北原ミレイ  2007 Mirei Kitahara   Ishikari Banka
石狩挽歌北原ミレイ

日本の演歌界を代表する歌姫、北原ミレイさん。

1970年に「〜」でデビューした彼女は、1975年にリリースされた代表曲「〜」で大ブレイクを果たしました。

愛知県出身の彼女は若い頃からスポーツ万能で、特にテニスが得意だったそうです。

16歳で佐伯一郎さんに師事し、その後も様々な師匠について演歌の道を歩み始めました。

彼女の歌唱力は、演歌でありながらアップテンポな曲も多く、そのパフォーマンスには若い頃のスポーツ経験が生きているようです。

代表曲「〜」は東京音楽祭で作詞賞と編曲賞を受賞するなど高い評価を受け、1997年には北海道小樽貴賓館に歌碑が建立されました。

演歌ファンはもちろん、若い世代にも聴いてほしい実力派シンガーです。

京都から博多まで藤圭子

京都から博多まで(動画)★藤 圭子
京都から博多まで藤圭子

独特のハスキーな声と深い情感を込めた歌唱で知られる藤圭子さん。

1969年に『新宿の女』でデビューし、瞬く間に演歌界のスターとなりました。

彼女の音楽性は、演歌を基調としながらもロックやジャズなどの要素を取り入れ、特に若者たちからの支持を集めました。

天性のリズム感とロック世代に意識されたビート、そして「行き場のない孤独と切なさ」をテーマにした歌詞は、多くの人々の共感を呼びました。

藤圭子さんの楽曲は、オリコンチャートで長期間にわたり上位を維持し、日本のポップカルチャーに大きな影響を与えました。

彼女の人生は華やかな舞台の裏で数多くの困難に直面していましたが、そのすべてを音楽と人生に反映させ、独自の芸術性を高めていきました。

Friday’s Free Fair赤尾和重(Terra Rosa)

一般的には「知る人ぞ知る」という存在なのかもしれませんが、日本の様式美ハードロックバンド、TERRA ROSA(テラ・ローザ)のリードシンガーさん。

バンドのことをよく知らない方が聴かれると「これ、男性ボーカルじゃないの!?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。

その歌声はメタルの歪んだギターとTERRA ROSAのウリのひとつでもある歪んだオルガンの強烈なバックサウンドにも決して負けていません。

筆者は赤尾さんご本人とも何度かお話ししたり遊びでレコーディングなんかもしたこともありますが、ご本人的には、もっと女性らしい歌を歌いたいそうなんですけどね(笑)。

HM/HR系のシンガーを目指す方には一度は聴いていただきたい素晴らしいシンガーさんです!

女の港大月みやこ

ものすごく色っぽい曲です。

出だしがなんともいえない歌詞です。

その歌詞の世界を見事に大月さんは表現されています。

大月さんが歌うとぱっと頭の中に情景が浮かびます。

通い妻という言葉はなかなか今では使われませんが、この歌を聴くとこういう女性になりたいと思ってしまいます。