歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(141〜150)
水平線羽田りさ

2013年から現在の名義で活動をしているシンガーソングライターの羽田りささん。
筆者は寡聞にして無知で、本稿を書くために初めてこの『水平線』を聴かせていただいたのですが、楽曲冒頭から羽田さんのとってもステキなファルセットボイスによるスキャットが飛び出してきて、それだけで「タダモノではないな!?」と感じてしまいました。
楽曲のそのものもとてもきれいでシンプルにアレンジされたバラード楽曲ですが、このシンプルなオケの中で歌だけで十二分に楽曲の世界観を表現されている彼女の歌唱表現力は、とても素晴らしいと感じました。
優しい歌声に癒やされてください。
むらさき雨情藤あや子

1987年にデビューした藤あや子さんは、演歌歌手として知られる一方で、ロック音楽も好むという意外な一面を持つシンガーです。
1992年の『こころ酒』で大ブレイクを果たし、第25回日本有線大賞を受賞。
同年のNHK紅白歌合戦にも初出場を果たしました。
藤さんの魅力は、艶のある声質と安定した歌唱力。
また、自身で作詞作曲も手がける多才ぶりも注目に値します。
最近では、SNSを通じて自身のライフスタイルを発信するなど、新たな挑戦も続けています。
演歌ファンはもちろん、様々なジャンルの音楽を楽しむ方にもおすすめの歌手です。
好きになった人都はるみ

演歌界の女王として君臨した都はるみさん。
京都市出身の彼女は、1965年に『涙の連絡船』でデビューし、『北の宿から』などのヒット曲を生み出しました。
1976年には日本レコード大賞を受賞し、1984年の突然の引退宣言は社会現象を巻き起こしました。
力強い歌唱法は「はるみ節」と呼ばれ、多くのファンを魅了。
1989年に完全復帰を果たした後も、その圧倒的な歌唱力で日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。
演歌ファンはもちろん、歌唱力に魅了されたい方にもおすすめの歌手です。
きっとね!中村佳穂

中村佳穂さんは、京都出身の女性シンガーソングライターさんで、今回ここでご紹介している『きっとね!』は、彼女の2018年10月リリースのデビューシングル。
彼女の歌唱スタイル、おそらく元々はR&Bスタイルに根差したものだと思いますが、ご自身の楽曲の中では決してその域にとどまらない多彩な歌唱表現を聞かせてくれています。
ファルセットやミックスボイスなどの発声を巧みに切り替えた歌唱表現は素晴らしいと思いました。
決して押し付けがましくならず、それでいて聴く人に多くを語りかけてくれるようなこういう歌唱スタイルは、とてもステキだと感じませんか?
人生いろいろ島倉千代子

日本演歌の第一人者として知られる島倉千代子さん。
1954年にデビューし、『東京だよおっ母さん』などの数々のヒット曲を生み出しました。
日本レコード大賞やNHK紅白歌合戦など、多くの賞を受賞し、演歌界の重鎮として活躍。
深い感情表現と共感を呼ぶ歌詞が特徴で、多くの人々の心に残る楽曲を残しました。
1974年11月には、ニューミュージック界のアーティストとのコラボアルバムをリリースするなど、新しい音楽ジャンルにも挑戦。
その歌唱力と表現力は、長年にわたり日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。
演歌ファンはもちろん、日本の音楽文化に興味がある方にもおすすめの歌手です。
EarnestJunko Sera (ALHAMBRA)

日本のHM/HRバンド、ALHAMBRAのアルバム『The Earnest Trilogy』収録のリードトラックで2016年12月リリース。
たしか、このアルバム、筆者がボーカル収録、ミックス、マスタリングを担当させていただいたと思うのですが、スタジオで生で聴くJunkoさんのボーカルは素晴らしいものがありました。
このハイトーンがレコーディング中、衰えることなく出続けていたことも驚異的でしたね。
メタル系の女性シンガーさんにはぜひ聴いて参考にしていただきたい作品です!
Love Me Up (Prod. Chaki Zulu)Awich

1986年生まれで沖縄出身のAwich。
「エーウィッチ」と読みます。
この「Love Me Up」は2018年10月リリースされたもの。
Awitchは、一応、シンガーというよりはラッパーというカテゴライズのようですが、その歌唱力も大したもの!
本場の(あまりそういう言い方はしたくないですが)黒人シンガーの歌に迫るような、説得力のある声で語りかけてきます。
おそらく沖縄育ちで海外留学経験もあるという生い立ちの賜物とも思える「英語の発音の良さ」「リズム感の良さ」が絶品で、日本人ラッパーにありがちな、楽曲のグルーブを損ねてしまうようなこともまったく感じられないのが素晴らしいですね!