音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲
ブルース・ロックをルーツとし、より激しく、よりドラマティックにそのサウンドを変容させていったハードロック。
レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、ヴァン・ヘイレン、クイーンやエアロスミスなどの活躍はもはや伝説的です。
リアルタイムで聴かれていた方には音楽の原体験として今もこよなく愛し、また若い世代にとっては、自分たちの知らない音楽として参照する機会や新たな発見もあるでしょう。
この記事では、後世にも語り継がれるであろう偉大なるハードロックのバンドと名曲をピックアップしました。
ハードロックというジャンルの中にもさまざまな方向の曲がありますので、ぜひお楽しみください!
音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲(71〜80)
Rockin’ In The Free WorldNeil Young

カナダが誇る伝説的なミュージシャン、ニール・ヤングの音楽性は一口で語れるようなものではありませんが、ひずませたギターを爆音でかき鳴らすスタイルは、ヤングの大きな個性です。
この楽曲は、そんなニール・ヤングが1989年にリリースしてヒットを記録したアルバム『フリーダム』に、アコースティック・バージョンとエレクトリック・バージョンが収録された人気ナンバー。
ハードなギター、ベースで鳴らされるサウンドは、静と動を使った楽曲構成も含めて90年代以降に爆発的なブームとなるグランジ・サウンドに大きな影響を及ぼしました。
また、マイケル・ムーアの映画『華氏911』にも使用されています。
RemedyThe Black Crowes

ローリング・ストーンズのスタイルでデビューしたブラック・クロウズですが、セカンドからは、アメリカン・サザン・ロックのテイストを残しつつ、レッドツェッペリンをほうふつさせるスタイルに方向転換。
前の作品にもましてハードにドライヴするリズムは極めてタイトになりました。
pickin up the piecesGlenn Hughes

ハードロックの元祖の1つと言えばディープパープルですが、そのディープパープルに在籍していたのがグレン・ヒューズさんです。
この曲はバックバンドにヨーロッパのメンバーを従えて作られました。
レンジの広いソウルフルなボーカルは唯一無二でこの曲でも存分に個性が発揮されています。
音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲(81〜90)
No One Like YouScorpions

ドイツが生んだ、世界的に有名なハードロック・バンド。
バンドとしての結成は古く、60年代にまでさかのぼりますが、本格的な成功を収めたのは70年代の終わりから80年代にかけてのこと。
そんな彼らの、アメリカにおける人気を決定付けた名盤『蠍魔宮〜ブラックアウト』に収録されている楽曲です。
『官能の夜』という邦題でも知られ、シングルカットされた際には全米チャートで65位をマークしています。
イントロのシンプルなバッキングと流麗なリード・ギターが絶妙なコントラストを見せ、哀愁が漂うメロディの良さがスコーピオンズらしさを演出する名曲となっていますよ。
SkunkMC5

ガレージパンク、サイケデリック、ロックンロール…さまざまな形容詞が与えられるアメリカの伝説のバンドですが、フリージャズを演奏するプレイヤーを交えて演奏された「Skunk」は、政治的にも過激であった彼らのステージの凶暴性があらわれ、アメリカンハードロックの源流のひとつになっています。
Ride OnGotthard

日本でも有名なスイスのハードロックバンドです。
このアルバムはグランジ全盛の1996年に発売されました。
アルバム全体を通して明るく、それでいて物憂げな空気感が漂っています。
特にこの曲はアルバム随一のアップテンポなハードロックナンバーなのですが、緊張感の張りつめたタイトな演奏とそれに絡むスティーブ・リーさんのハイトーンは全品です。
SeventeenWinger

まさにアメリカン・ロック!
と思わず拍手喝采したくなるイントロからして、最高にゴキゲンなナンバー!
80年代後半に人気を博したニューヨーク出身のバンド、ウィンガーが1988年に発表したヒット曲です。
この曲が収録されている、1988年にリリースされたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、100万枚以上のセールスを記録しています。
シンプルながらも高度なテクニックに裏打ちされたバンド・アンサンブルは高いレベルを誇っており、彼らが実力派バンドと呼ばれる理由にもなっています。