音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲
ブルース・ロックをルーツとし、より激しく、よりドラマティックにそのサウンドを変容させていったハードロック。
レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、ヴァン・ヘイレン、クイーンやエアロスミスなどの活躍はもはや伝説的です。
リアルタイムで聴かれていた方には音楽の原体験として今もこよなく愛し、また若い世代にとっては、自分たちの知らない音楽として参照する機会や新たな発見もあるでしょう。
この記事では、後世にも語り継がれるであろう偉大なるハードロックのバンドと名曲をピックアップしました。
ハードロックというジャンルの中にもさまざまな方向の曲がありますので、ぜひお楽しみください!
音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲(1〜10)
Rock BottomMichael Schenker Group

英国を代表するハードロック・バンドといえば、UFOの名前は欠かせないですよね。
今回紹介してる楽曲は、永遠のギター・ヒーローにして「神」とも称される、マイケル・シェンカーさんが加入後初となったアルバム『Phenomenon』に収録されている名曲です!
イントロの有名なギター・リフのカッコ良さは言及するまでもありませんが、1974年リリース当時のマイケル・シェンカーさんは若干19歳だったというのですから驚きです。
攻撃的なギター・サウンドとタイトなリズム隊のスリリングなせめぎ合い、生粋の英国人フィル・モグさんによる哀愁を帯びた歌い回し……ハードロックの醍醐味をこれでもかと味わえる名曲中の名曲でしょう!
Bohemian RhapsodyQueen

元祖変わり種ロックバンド、クイーン。
こちらは彼らの超大作である『ボヘミアン・ラプソディー』です。
2018年には同タイトルで自伝的映画も公開されました。
当時は、シンプルで豪快なサウンドをかき鳴らすもしくは、泣かせるメロディーを渋く鳴らすのがロックの主流でした。
もとより、幅の広い音楽性を感じられる楽曲を作っていた彼らですが、この『ボヘミアン・ラプソディ』は、ロックとオペラの複雑な融合で、彼らの前衛的な面を世間に知らしめた1曲でした。
フレディ・マーキュリーさんのロックとオペラに対する愛を感じられますね。
ロック史上最強にクリエイティブな1曲です。
Crazy NightsLOUDNESS

一世をふうびし、ロックの代名詞ともなったハードロックは日本にも飛び火します。
ハードロックのスピーディーな演奏は技術を要するためになかなか海外の一線級に匹敵するバンドがあらわれませんでしたが、高崎晃さんを擁するラウドネスがその壁を破り、世界に通用する日本のハードロックバンドとなりました。
音楽の歴史に刻まれた伝説的なハードロックの名曲、人気曲(11〜20)
Rock & Roll All NiteKISS

ジーン・シモンズさんとポール・スタンリーさんによって書かれた曲。
Kissのサイン・ソングとなり、彼らのライブでよく、最後の曲として演奏されることでも知られています。
ソルトレークシティーで開催された、2002年冬季オリンピックの閉会式で演奏された楽曲です。
Crazy TrainOzzy Osbourne

2020年、痛快な復活アルバムをリリースしたヘヴィメタル界の帝王オジー・オズボーンさんの代表的な楽曲にして、ヘヴィメタル~ハードロック史に残る名曲です。
1980年にリリースされ、大ヒットを記録したソロ・デビューアルバム『ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説』に収録されています。
キャッチーなメロディ、オジーの快調なボーカルはもちろん、25歳で他界してしまった天才ギタリスト、ランディ・ローズさんの名演は特筆に値します。
クラシック・ギターの素養を持ち、印象的なメインのリフ、弾きまくりなソロ、彼の個性が爆発した素晴らしいプレイの数々に憧れたギタリストは世界中に数知れず。
頑張ってコピーした方も多いのでは?
Dr. FeelgoodMötley Crüe

ヘビーなドラムとベースのイントロがたまらないこちらは、モトリー・クルーの『ドクター・フィールグッド』です。
モトリー・クルーはその爆発したようなヘアスタイルとド派手なメイク、衣装でヘアメタルというジャンルの代表格になりました。
しかし80年代後半にもなると、ヘアメタルブームも一時の勢いを失い始めます。
これからの方向性や、それまで積み重ねてきたキャリアの狭間でリリースされた1曲でした。
典型的なロック曲に比べて、グルーヴィーさも感じられるかっこいい1曲です。
take coverMr. BIG

言わずと知れた全員が歌えるスーパーテクニカルなバンド。
初期は比較的ハードな曲が多かったように思いますが、この曲は淡々とした空気が流れています。
全体的に抑え気味でエリック・マーティンさんのボーカルが切なくも押し殺した感情を良く表現しています。