【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(81〜90)
Dance with MeT.S.O.L.

パンクロックの進化形として生まれたハードコアパンクの中でも、独自の道を切り開いたT.S.O.L.。
1981年にリリースされた彼らの3rdアルバムに収録された本作は、ゴシックパンクという新たなサブジャンルを確立した記念碑的な1曲です。
死や恐怖といった暗いテーマを、ダンサブルでエネルギッシュなサウンドと組み合わせた斬新なアプローチは、多くのファンや音楽評論家を魅了しました。
激しいギターリフとメロディックなヴォーカルが印象的な楽曲は、後のゴシックやホラーパンクの発展に大きな影響を与えています。
パンクロックの新しい可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい1曲です。
Chambers of HorrorTales of Terror

圧倒的な緊張感と絶望感が伝わってくる作品です。
カリフォルニアのハードコアパンクバンド、Tales of Terrorが1984年にリリースしたセルフタイトルアルバムに収録されています。
閉じ込められた捕虜の視点から描かれた歌詞は、孤独と絶望を強烈に表現しています。
短い演奏時間の中に凝縮された激しいサウンドと、叫びのようなボーカルが印象的です。
本作は後のグランジムーブメントにも影響を与え、Green RiverやMudhoneyなどのバンドにトリビュートされるほどの評価を得ています。
孤独や絶望を感じている時、その感情を昇華させたい時におすすめの1曲です。
Dicks Hate the PoliceThe Dicks

過激な政治的メッセージと社会批判を体現する楽曲です。
警察の権力乱用に対する怒りが込められており、ハードコアパンクの精神を体現しています。
本作は1980年に自主レーベルからリリースされたThe Dicksのデビューシングルで、テキサスのパンクシーンに大きな影響を与えました。
バンドのフロントマンであるゲイリー・フロイドさんの存在もあり、ゲイアイデンティティの象徴的な存在としても評価されています。
反体制的な思想に共感する人や、社会問題に関心の高い音楽ファンにおすすめの1曲です。
Die when you dieGG Allin

反社会的な内容で物議を醸す楽曲ですが、パンクロックの過激さを象徴する一曲として知られています。
高速なテンポと激しいサウンド、挑発的な歌詞が特徴的で、GG Allinさんの反抗精神が如実に表れています。
本作は1988年にリリースされたアルバム『Freaks, Faggots, Drunks and Junkies』に収録されており、GG Allinさんの代表曲の一つとして、彼の死後も根強い人気を誇っています。
GG Allinさんは生前、50回以上も逮捕された経歴を持つほど過激な活動を行っており、本作もその姿勢が顕著に表れた楽曲となっています。
アンダーグラウンドな音楽シーンに興味がある方や、パンクロックの過激な一面を体験したい方におすすめの一曲です。
It’s MyJob To Keep Punk Rock EliteNOFX

アルバム「So Long and Thanks for All the Shoes」に収録されています。
シンプルなハードコアだけでなくスカやカントリー、果てはシャンソンまでやってしまう音楽性の広さが変態と呼ばれる理由です。
この曲はストレートな曲調で、それが歌詞の力強さとよく合ってます。
Freeze UpOperation Ivy

アルバム「Energy」に収録されています。
現在Rancidで活動しているTimとMattが在籍していたこと、スカコアの原型になる楽曲を初めてプレイした、この二つで知られている伝説的バンドです。
この曲はシンプルなハードコアにスカがよく合っていて、かっこよく仕上がっています。
Pretty FlyThe Offspring

90年代のパンクシーンを席巻したThe Offspringの代表曲が、ここにあります。
アルバム『Americana』からの第一弾シングルとして1998年にリリースされ、世界中でチャートの上位を独占。
白人の若者がヒップホップカルチャーを表面的に真似る姿を風刺した歌詞は、当時の社会現象を鋭く切り取っています。
キャッチーなメロディと皮肉な歌詞のコントラストが絶妙で、聴く者を引き込む魅力に溢れています。
本作は、パンクの枠を超えた幅広い層に支持され、スポーツイベントなど様々な場面で今も耳にする機会の多い、時代を超えた名曲と言えるでしょう。
Modern ManBad Religion

アルバム「Against The Grain」に収録されています。
このアルバムでBadお馴染みの泣きのメロディが確立されたとされています。
この曲もBadらしいメロディがあふれています。
歌詞のアイロニーもGreggらしいです。
new directionGorilla Biscuits

アルバム「Start Today」に収録されています。
ストレートエッジを代表するバンドの一つ。
鳴り響くファンファーレの後に、ギターが続き、その後一気に疾走していきます。
この勢いが素敵です。
途中のブレイクダウンもニューヨークぽくてかっこいいです。
おわりに
ハードコア・パンクというジャンルは音楽性はもちろん、ライフ・スタイルやアティトゥードという要素がバンド活動をする上で大きな原動力という面を持ち合わせています。
まずはサウンド自体のカッコ良さに身を任せつつ、その後で楽曲の背景にある思想や歌詞に託されたメッセージなどに目を向けてもらいたいですね。


