【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(61〜70)
Hammering So HardSquirrel Bait

1980年代のパンクシーンに一石を投じたSquirrel Baitの代表作です。
若者の不安定さや成長の苦悩をテーマに、ハードコアパンクとポストハードコアの要素を融合させた先駆的な音楽性が特徴的。
エネルギッシュな演奏と独特のヴォーカルが印象的で、1985年にHomestead RecordsからリリースされたセルフタイトルのEPに収録されています。
本作は後のグランジやマスロックにも影響を与え、今なお多くの音楽ファンに愛され続けています。
十代の若者の内面的な葛藤や自己探求を描いた歌詞は、現代の聴衆にも強く訴えかけるメッセージ性を持っています。
青春時代の不安や葛藤を感じている方にぜひ聴いてほしい1曲です。
I Have Faith In You7 Seconds

ハードコア・パンクの重鎮、7セカンズのライブアルバム『7 Seconds Live in Chile @Arena Recoleta』に収録されている本作。
ファストなサウンドとシンガロング必至のメロディックさを武器に、ポジティブな雰囲気で多くのパンクスを盛り上げるアンセムを生み出してきた彼ららしい1曲です。
友情や信念をテーマにした歌詞は、ストレートなメッセージでリスナーの心を捉えて離しません。
エネルギッシュなギターリフとドラムのビートも相まって、ハードコア・パンク特有の過激さだけでなく、中にある感情や信念が表現されているのが魅力。
2014年5月にリリースされた本作は、ハードコア・パンクを聴き始める方にもオススメの1曲です。
AddictionAgnostic Front

アルバム「Warriors」に収録されています。
弟でMadballのFreddyがプロデュースのこの作品は、前作同様に原点回帰ともいえるクロスオーバー的なハードコアが特徴です。
ヘビーなギターと後を追うドラムの疾走感、そこにハマるRogerの声は、半端なく気持ちいいです。
Old New YorkAgnostic Front

ニューヨークの街を象徴するハードコア・パンクの一曲をご紹介します。
Agnostic Frontのアルバム『The American Dream Died』に収録された本作は、2015年4月にリリースされました。
ニューヨークの変容を淡々と物語る歌詞は、街の魂が失われていく様子を切々と訴えかけます。
かつての街の姿を懐かしむ想いが込められており、聴く者の胸に迫ります。
ニューヨーク・ハードコア(NYHC)の重鎮として知られるAgnostic Frontならではの力強さが感じられる一曲です。
NYHCの真髄を知りたい方や、都市の変化に思いを巡らせたい方におすすめですね。
Nervous BreakdownCircle Jerks

神経をえぐるような激しさと攻撃性が、Circle Jerksの楽曲から溢れ出ています。
主人公の心の奥底から湧き上がる怒りや絶望、そして社会への不信感が、シャウトのようなボーカルと相まって、リスナーの心を鷲掴みにするのです。
1979年に結成された彼らは、『Group Sex』や『Wild in the Streets』といったアルバムで、西海岸ハードコア・シーンの顔として君臨。
映画『Repo Man』のサウンドトラックにも楽曲を提供し、その影響力は音楽シーンを超えて広がりました。
反骨精神を胸に秘めた若者たちの心に、強く響く一曲となっているはずです。
Destory The HandicappedFang

攻撃的なタイトルとリリックで物議を醸した楽曲です。
1982年にリリースされたアルバム『Landshark』に収録され、Fangというバンドの代表作として知られています。
攻撃的なギターリフと過激なボーカルが特徴的で、ハードコアパンクの要素が強く感じられます。
社会的なタブーに挑戦するような歌詞内容は、賛否両論を呼び、パンクロックファンの間で話題となりました。
本作は後に多くのバンドにカバーされるなど、その影響力は計り知れません。
アンダーグラウンドなパンクロックシーンを体感したい方や、社会への反逆心を音楽で表現したいと考える人におすすめの一曲です。
Die when you dieGG Allin

反社会的な内容で物議を醸す楽曲ですが、パンクロックの過激さを象徴する一曲として知られています。
高速なテンポと激しいサウンド、挑発的な歌詞が特徴的で、GG Allinさんの反抗精神が如実に表れています。
本作は1988年にリリースされたアルバム『Freaks, Faggots, Drunks and Junkies』に収録されており、GG Allinさんの代表曲の一つとして、彼の死後も根強い人気を誇っています。
GG Allinさんは生前、50回以上も逮捕された経歴を持つほど過激な活動を行っており、本作もその姿勢が顕著に表れた楽曲となっています。
アンダーグラウンドな音楽シーンに興味がある方や、パンクロックの過激な一面を体験したい方におすすめの一曲です。





