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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

もくじ

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(21〜40)

Big A Little ACrass

アナーキズムの思想を体現したCrassの楽曲は、ハードコア・パンクの枠を超えた独自の表現で知られています。

本作は、社会の権威に対する批判と個人の自由の重要性を訴える力強いメッセージを込めた1曲。

1980年にリリースされた7インチシングルの一曲目として収録され、Southern Studiosで録音されました。

アグレッシブなサウンドと挑発的な歌詞が、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。

社会の矛盾に疑問を感じている人や、自分の生き方を見つめ直したい人におすすめの楽曲です。

Ready To FightNegative Approach

Negative Approach – Ready To Fight ( Punk Island 2010 )
Ready To FightNegative Approach

デトロイトのハードコア・パンクシーンを牽引したNegative Approachの代表曲は、怒りと反抗の精神を凝縮した3分足らずの楽曲です。

1981年にリリースされたこの曲は、自己主張と社会への挑戦を鮮烈に表現しています。

The StoogesやDischargeの影響を受けつつも、より攻撃的で激しいサウンドを特徴としています。

John Brannonさんの迫力あるボーカルと、ファストでパワフルな演奏は、ハードコア・パンクの真髄を体現しているといえるでしょう。

本作は、自分の信念を貫きたい人や、社会の圧力に屈したくない人におすすめです。

I Don’t Wanna Hear ItMINOR THREAT

EP「Minor Threat」に収録されています。

ハードコアに「ストレートエッジ」という概念(がいねん)を初めて持ち込んだバンドとして有名ですが、楽曲も激しいだけでなくメロディラインもしっかりしていました。

この曲も激しいわりに聴きやすいです。

In My EyesMINOR THREAT

ワシントンD.C.のハードコア・パンク・シーンを代表するバンド、MINOR THREATによる怒りと反抗のアンセムです。

1981年にリリースされたEPに収録されたこの曲は、反ドラッグの姿勢を鮮明に打ち出し、ストレート・エッジ運動の象徴となりました。

疾走感あふれるギターリフと、イアン・マッケイさんの激情的なヴォーカルが聴く者の心を掴みます。

歌詞は社会への不満や自己批判、他者への批判といったテーマを扱い、リスナーに自己反省を促します。

ハードコア・パンクの真髄を体現した本作は、後のバンドに多大な影響を与え、今なお色褪せることのない魅力を放っています。

Fight Till You DiePennywise

Pennywise – “Fight Till You Die” (Full Album Stream)
Fight Till You DiePennywise

アルバム「Full Circle」に収録されています。

いわゆるメロコアバンドの中でも、かなりヘビーでノイジーな音を出すバンドです。

非常にスピード感溢れる曲が多いのも特徴で、この曲も追い立てられるようなメロディが売りです。

Pay To CumBad Brains

ハードコア・パンクのパイオニアとして知られるBad Brainsが1982年にリリースした楽曲は、わずか1分33秒という短さながら、その速さと激しさで聴く者を圧倒します。

本作はバンドのデビューシングルとしてリリースされ、後にセルフタイトルのデビューアルバムにも収録されました。

激しいギターリフと吐き出すようなボーカルが特徴的で、個人の自由と権利を主張する強いメッセージが込められています。

マーティン・スコセッシ監督の映画『After Hours』や、ドキュメンタリー『American Hardcore』でも使用されるなど、その影響力は音楽シーンにとどまりません。

ハードコア・パンクの真髄を体感したい方や、社会に対する強烈なメッセージを求める方におすすめの1曲です。