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おすすめのハードロック・ヘビーメタル

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(11〜20)

Vicious CircleZero Boys

1982年に発表されたアルバム『Vicious Circle』からのタイトル曲は、愛と関係性の複雑さを探る内容となっています。

無限ループのような関係の苦悩と破綻を描写し、お互いを傷つけ合う様子をリアルに表現しています。

Zero Boysは、1980年にインディアナポリスで結成されたハードコアパンクバンドです。

本作は1981年2月にリリースされ、当時のパンクシーンに大きな影響を与えました。

Zero Boysの音楽は、ブルースロックの要素を取り入れつつも、独自のハードコアパンクスタイルを確立しており、人間関係の複雑さや苦悩に共感を覚える方にぴったりの1曲です。

Kids of the Black HoleAdolescents

1981年にリリースされたこちらの楽曲は、Adolescentsのデビューアルバム『Adolescents』に収録された傑作です。

サザンカリフォルニアのパンクシーンを象徴する本作は、社会から孤立した若者たちの姿を鮮烈に描き出しています。

エネルギッシュな演奏と共に、若者の内なる葛藤や抗議の声を力強く表現しており、今なお多くのリスナーの心に響き続けています。

Adolescentsは1980年にカリフォルニア州フラートンで結成され、このデビューアルバムの成功により全米で認知度を高めました。

ハードコアパンクに興味のある方はもちろん、若者の孤独や反抗心に共感できる方にもおすすめの1曲です。

I’m Not a LoserDESCENDENTS

1982年リリースのデビューアルバム『Milo Goes to College』に収録された本作は、ハードコアパンクファンの心を鷲掴みにした名曲です。

社会からの評価に屈しない強い自我を歌った歌詞は、青春時代の葛藤を見事に表現しています。

低いズボンや汚れた服、穴の開いた靴といった外見で判断されることへの怒りを、激しいサウンドとともに吐き出しているのです。

Descendentsは1977年に結成され、この楽曲を含むアルバムでメロディックハードコアの先駆けとなりました。

反抗心と自己主張が詰まった本作は、自分の価値を他人に決められたくないあなたにぴったりな1曲です。

Don’t Want to Know If you are LonelyHüsker Dü

1980年代のUSハードコア勢の中で、ミニットメンなどハードコア・パンクの枠内に収まらない異色のバンドも多く誕生しましたが、本稿の主役であるハスカー・ドゥもまさにそういったバンドの1つです。

ブラック・フラッグのグレッグ・ギンさん主宰の名門レーベルSSTから初期の3枚のアルバムをリリースしている時点で由緒正しきハードコア出身でありつつ、90年代以降のオルタナティブ・ロックやポスト・ハードコア勢に多大なる影響を及ぼすサウンドへと変化していったことで著名なバンドなのですね。

ハードコア・パンクとしての彼らを知りたければ初期の作品を聴くべきではあるのですが、今回はハードコアから脱却を図り、より幅広い音楽性を手にしたメジャー・デビュー・アルバム『Candy Apple Grey』の中から、ドラマーのグラント・ハートさんが作曲した『Don’t Want to Know If you are Lonely』を紹介します。

何ともナイーブで内向的な雰囲気の漂うタイトル、哀愁のメロディとハードコア・パンクとオルタナティブ・ロックを結ぶようなギター・サウンドを聴けば、知らない方であればニルヴァーナなどのバンドよりもずっと前に彼らのような音を鳴らすバンドがいた、という事実に驚かれるのではないでしょうか。

余談ですが、こちらの楽曲はあのグリーン・デイもカバーしていますよ。

Wild in the StreetsCircle Jerks

ストレートな曲名があまりにもクールでカッコいい!

ブラック・フラッグの初代ボーカリストだったキース・モリスさんと、バッド・レリジョンとの長きに渡った活動でも知られるギタリストのグレッグ・ヘットソンさんを中心として1979年にカリフォルニアはロサンゼルスにて結成されたバンドです。

幾度かの解散と再結成を繰り返しながら、2020年代の今も現役で活動を続ける西海岸パンクの生き字引のようなそんな材で、オフスプリングやペニーワイズといった西海岸系のパンク・バンドがその影響を公言してることでも知られていますね。

短く速く、それでいてキャッチーな要素も兼ね備えたサウンドは、まさにメロディック・ハードコア勢の基本的なスタイルの形成に重要な役割を果たしたのです。

本稿で取り上げている『Wild In The Streets』は、1982年にリリースされたセカンド・アルバムのオープニング・ナンバーにして表題曲。

実はオリジナル曲ではなく、ニューヨーク出身の多国籍なルーツを持つシンガーソングライター、ガーランド・ジェフェリーズさんが1973年にリリースした楽曲のカバーなのですね。

メロコア勢などが好んで挑戦している、往年の名曲をパンク風にアレンジというパターンをこの時期からやっていたという面においても、先駆者と言えるかもしれませんね。

kids Aren’t AlrightThe Offspring

The Offspring – The Kids Aren’t Alright (Official Music Video)
kids Aren't AlrightThe Offspring

アルバム「Americana」に収録されています。

メロコアをメインストリームに押し上げた功労者の一バンド。

この曲ではどこか物悲し気なメロディにハードエッジなギターをかぶせて、歌詞の悲劇性と相まって、心にぐっときます。

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(21〜30)

We Gotta KnowCro-Mags

ハードコア・パンク、特にニューヨーク・ハードコアの歴史を語る上では欠かせない存在として君臨し続けるクロ・マグス。

ハードコアの暴力的かつ極悪な側面を体現しながらも、オリジナル・メンバーの1人であるボーカリストのジョン・ジョセフさんはクリシュナの信仰家でありビーガンとしても知られている、というバンドでもあり、同じくオリジナル・メンバーのベーシスト兼ボーカリストのハーレイ・フラナガンさんとの確執やバンドの分裂といった出来事も、ハードコアの歴史における非常に有名なトピックですね。

そのようなゴシップはともかく、スラッシュメタルなども融合させた彼らの極悪かつヘビーなクロスオーバー・スタイルは多くのバンドに影響を与えており、彼らが存在していなかったら後のハードコア・パンクの姿は大きく変わっていたのではないか、と言われるほど。

そんなクロ・マグスの記念すべきデビュー・アルバム『The Age of Quarrel』は1986年にリリースされた名盤中の名盤であり、ハードコア・ファンの間では聖典の如き人気を誇る作品です。

ボーカルを担当しているのはジョセフさんで、メタリックなギターが随所に盛り込まれながらもこの時点ではハードコアという出自が勝っている音というのが重要ですね。

そんな名盤のオープニングを飾る楽曲『We Gotta Know』は、まさにバンドの名刺代わりのような大名曲です!