【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(51〜60)
AlcoholGang Green

奇抜で挑発的な歌詞が印象的な曲。
アルコールへの依存と自己破壊的な行動を赤裸々に描き、パンクロックの真髄を体現しています。
Gang Greenの代表作として、1986年にアルバム『Another Wasted Night』に収録。
多くのバンドにカバーされ、2010年の映画『Jackass 3D』のサウンドトラックにも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。
ハードコア・パンクの入門編として、ジャンルの魅力を存分に味わえる一曲。
飲酒文化や若者の反抗心に共感する人々にぴったりの楽曲です。
Dig Up Her BonesMisfits

ゴシックホラーとパンクロックが融合した独特の世界観を持つMisfitsの代表曲です。
失われた愛と心の痛みを、骨を掘り起こすという比喩的な行為を通して表現しています。
1997年1月にリリースされたアルバム『American Psycho』からのシングルカットで、バンド初の公式ミュージックビデオも制作されました。
MTVの『120 Minutes』でデビューを飾り、多くのチャンネルで特集されるなど話題を呼びました。
本作は、失恋の痛みや過去の関係を探る欲求を持つ人々の心に深く響く1曲です。
ゴシックな雰囲気とメロディックなサウンドが絶妙に調和し、聴く人の感情を揺さぶります。
Six Years On DopeNOFX

パンクロック界の異端児、NOFXによる衝撃的な一曲。
6年間に及ぶ薬物依存の闇から抜け出した体験を赤裸々に綴った本作は、2016年10月にリリースされたアルバム『First Ditch Effort』に収録されています。
ミッドテンポでストンパーなサウンドに乗せて、薬物乱用の危険性と回復への希望を力強く訴えかけています。
フロントマンのファット・マイクさんの実体験に基づく歌詞は、依存症に苦しむ人々への理解を深める一助となるでしょう。
メロディックハードコアの先駆者として知られるNOFXならではの、社会性とキャッチーさを兼ね備えた楽曲です。
自身や周囲の人の依存症と向き合う勇気が欲しい時に、ぜひ聴いてみてください。
I Have Faith In You7 Seconds

ハードコア・パンクの重鎮、7セカンズのライブアルバム『7 Seconds Live in Chile @Arena Recoleta』に収録されている本作。
ファストなサウンドとシンガロング必至のメロディックさを武器に、ポジティブな雰囲気で多くのパンクスを盛り上げるアンセムを生み出してきた彼ららしい1曲です。
友情や信念をテーマにした歌詞は、ストレートなメッセージでリスナーの心を捉えて離しません。
エネルギッシュなギターリフとドラムのビートも相まって、ハードコア・パンク特有の過激さだけでなく、中にある感情や信念が表現されているのが魅力。
2014年5月にリリースされた本作は、ハードコア・パンクを聴き始める方にもオススメの1曲です。
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(61〜70)
AddictionAgnostic Front

アルバム「Warriors」に収録されています。
弟でMadballのFreddyがプロデュースのこの作品は、前作同様に原点回帰ともいえるクロスオーバー的なハードコアが特徴です。
ヘビーなギターと後を追うドラムの疾走感、そこにハマるRogerの声は、半端なく気持ちいいです。
Old New YorkAgnostic Front

ニューヨークの街を象徴するハードコア・パンクの一曲をご紹介します。
Agnostic Frontのアルバム『The American Dream Died』に収録された本作は、2015年4月にリリースされました。
ニューヨークの変容を淡々と物語る歌詞は、街の魂が失われていく様子を切々と訴えかけます。
かつての街の姿を懐かしむ想いが込められており、聴く者の胸に迫ります。
ニューヨーク・ハードコア(NYHC)の重鎮として知られるAgnostic Frontならではの力強さが感じられる一曲です。
NYHCの真髄を知りたい方や、都市の変化に思いを巡らせたい方におすすめですね。
Nervous BreakdownCircle Jerks

神経をえぐるような激しさと攻撃性が、Circle Jerksの楽曲から溢れ出ています。
主人公の心の奥底から湧き上がる怒りや絶望、そして社会への不信感が、シャウトのようなボーカルと相まって、リスナーの心を鷲掴みにするのです。
1979年に結成された彼らは、『Group Sex』や『Wild in the Streets』といったアルバムで、西海岸ハードコア・シーンの顔として君臨。
映画『Repo Man』のサウンドトラックにも楽曲を提供し、その影響力は音楽シーンを超えて広がりました。
反骨精神を胸に秘めた若者たちの心に、強く響く一曲となっているはずです。