【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(61〜70)
Road Less TraveledSick of It all

強烈なエネルギーと社会への問題提起が詰まった1曲です。
Sick of It Allの楽曲は、ニューヨーク・ハードコアの真髄を感じさせてくれます。
本作は2014年9月にリリースされたアルバム『The Last Act Of Defiance』に収録されており、ハードコアの魂を貫く姿勢が印象的。
ファストでアグレッシブなサウンドと、社会に疑問を投げかける歌詞が絶妙にマッチしています。
自分の信念を貫き、人生を自分らしく生きることの大切さを力強く訴えかけてくるのですね。
ライブハウスで大声で歌い上げたくなる、パンクスの心に響く1曲といえるでしょう。
LionheartedSubzero

アルバム「The Suffering Of Man」に収録されています。
ニューヨーク出身です。
メタル寄りの音を出すニューヨークのバンドの中でも、彼らは重い音を出すバンドの一つです。
この曲もZeussプロデュースの元、非常にゴリゴリのハードコアを聴かせてくれます。
ボーカルのLouは白血病を克服したことでも有名です。
Cheap WIneBlood For Blood

アルバム「Livin’ in Exile」に収録されています。
ボストン出身です。
やさぐれた、非常にヒリヒリした空気感を持つバンドで、この曲もアップテンポでノリの良い曲調なのに、どことなく荒っぽさを感じる曲です。
でもその男臭さが良いです。
The GauntletDropkick Murphys

アルバム「Sing Loud, Sing Proud!」に収録されています。
ボストンのバンドですが、アイリッシュの伝統音楽に強い影響を受けているバンドで、そのせいか他のアメリカのバンドとはどこか違う雰囲気を漂わせています。
この曲もやっぱりなんか違うなと思わせる曲です。
The Impression That I GetThe Mighty Mighty Bosstones

アルバム「Let’s Face It」に収録されています。
名前の通りBostonのバンドでスカコアの大御所的存在でもあります。
西海岸と違いホーンが入っているのが東海岸のバンドの特徴ですが、彼らもハードコアに美しいホーンを入れていて、本当に聴きやすいかっこいい音を出してます。
I Will Be HeardHatebreed

アルバム「Perseverance」に収録されています。
コネチカット出身のバンドですが、音的にはかなりニューヨーク寄りの音を出すバンドです。
出だしのベースソロやシングアロングしやすそうなサビとか、本当にかっこいいです。
さすがZeussのプロデュースです。
I Have Faith In You7 Seconds

ハードコア・パンクの重鎮、7セカンズのライブアルバム『7 Seconds Live in Chile @Arena Recoleta』に収録されている本作。
ファストなサウンドとシンガロング必至のメロディックさを武器に、ポジティブな雰囲気で多くのパンクスを盛り上げるアンセムを生み出してきた彼ららしい1曲です。
友情や信念をテーマにした歌詞は、ストレートなメッセージでリスナーの心を捉えて離しません。
エネルギッシュなギターリフとドラムのビートも相まって、ハードコア・パンク特有の過激さだけでなく、中にある感情や信念が表現されているのが魅力。
2014年5月にリリースされた本作は、ハードコア・パンクを聴き始める方にもオススメの1曲です。
AddictionAgnostic Front

アルバム「Warriors」に収録されています。
弟でMadballのFreddyがプロデュースのこの作品は、前作同様に原点回帰ともいえるクロスオーバー的なハードコアが特徴です。
ヘビーなギターと後を追うドラムの疾走感、そこにハマるRogerの声は、半端なく気持ちいいです。
Old New YorkAgnostic Front

ニューヨークの街を象徴するハードコア・パンクの一曲をご紹介します。
Agnostic Frontのアルバム『The American Dream Died』に収録された本作は、2015年4月にリリースされました。
ニューヨークの変容を淡々と物語る歌詞は、街の魂が失われていく様子を切々と訴えかけます。
かつての街の姿を懐かしむ想いが込められており、聴く者の胸に迫ります。
ニューヨーク・ハードコア(NYHC)の重鎮として知られるAgnostic Frontならではの力強さが感じられる一曲です。
NYHCの真髄を知りたい方や、都市の変化に思いを巡らせたい方におすすめですね。
Nervous BreakdownCircle Jerks

神経をえぐるような激しさと攻撃性が、Circle Jerksの楽曲から溢れ出ています。
主人公の心の奥底から湧き上がる怒りや絶望、そして社会への不信感が、シャウトのようなボーカルと相まって、リスナーの心を鷲掴みにするのです。
1979年に結成された彼らは、『Group Sex』や『Wild in the Streets』といったアルバムで、西海岸ハードコア・シーンの顔として君臨。
映画『Repo Man』のサウンドトラックにも楽曲を提供し、その影響力は音楽シーンを超えて広がりました。
反骨精神を胸に秘めた若者たちの心に、強く響く一曲となっているはずです。
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(71〜80)
Destory The HandicappedFang

攻撃的なタイトルとリリックで物議を醸した楽曲です。
1982年にリリースされたアルバム『Landshark』に収録され、Fangというバンドの代表作として知られています。
攻撃的なギターリフと過激なボーカルが特徴的で、ハードコアパンクの要素が強く感じられます。
社会的なタブーに挑戦するような歌詞内容は、賛否両論を呼び、パンクロックファンの間で話題となりました。
本作は後に多くのバンドにカバーされるなど、その影響力は計り知れません。
アンダーグラウンドなパンクロックシーンを体感したい方や、社会への反逆心を音楽で表現したいと考える人におすすめの一曲です。
SamMeat Puppets

1980年結成のミート・パペッツによる本作は、カウパンクやサイケデリアの要素を取り入れた独特のサウンドが魅力です。
メジャーレーベル移籍後の1991年7月にリリースされたアルバム『Forbidden Places』に収録され、US Altチャートで13位を記録。
映画『Chasers』やコンピレーションアルバムにも採用されるなど、一定の評価を得ています。
社会への風刺的なメッセージが込められた歌詞は、異なる意見が受け入れられにくい現代社会の矛盾を鋭く指摘しており、聴く人に深い考察を促します。
ハードコアパンクの入門編として、社会問題に関心のある方におすすめの1曲です。
Dig Up Her BonesMisfits

ゴシックホラーとパンクロックが融合した独特の世界観を持つMisfitsの代表曲です。
失われた愛と心の痛みを、骨を掘り起こすという比喩的な行為を通して表現しています。
1997年1月にリリースされたアルバム『American Psycho』からのシングルカットで、バンド初の公式ミュージックビデオも制作されました。
MTVの『120 Minutes』でデビューを飾り、多くのチャンネルで特集されるなど話題を呼びました。
本作は、失恋の痛みや過去の関係を探る欲求を持つ人々の心に深く響く1曲です。
ゴシックな雰囲気とメロディックなサウンドが絶妙に調和し、聴く人の感情を揺さぶります。
When All Is Said And DoneNapalm Death

宗教と科学の対立による暴力と混沌を探求する、NAPALM DEATHさんの力強い一曲。
痛みを生む信念に従うのではなく、心の中に天国を見出すよう促す歌詞が印象的です。
2006年にリリースされたアルバム『Smear Campaign』に収録され、宗教批判をテーマにしたコンセプトの中心的な役割を果たしています。
グラインドコアの先駆者として知られるNAPALM DEATHさんですが、本作では社会への鋭い視点と音楽性の進化が感じられます。
激しさの中にメッセージ性を求める方におすすめの一曲です。
Six Years On DopeNOFX

パンクロック界の異端児、NOFXによる衝撃的な一曲。
6年間に及ぶ薬物依存の闇から抜け出した体験を赤裸々に綴った本作は、2016年10月にリリースされたアルバム『First Ditch Effort』に収録されています。
ミッドテンポでストンパーなサウンドに乗せて、薬物乱用の危険性と回復への希望を力強く訴えかけています。
フロントマンのファット・マイクさんの実体験に基づく歌詞は、依存症に苦しむ人々への理解を深める一助となるでしょう。
メロディックハードコアの先駆者として知られるNOFXならではの、社会性とキャッチーさを兼ね備えた楽曲です。
自身や周囲の人の依存症と向き合う勇気が欲しい時に、ぜひ聴いてみてください。
DegeneratedReagan Youth

ハードコア・パンクの先駆者として知られるReagan Youthさん。
アナーキズムや反体制のメッセージを込めた彼らの楽曲は、短く激しいものが多いですが、本作は2分を超える長さで、より深い社会批判を込めています。
無気力で退廃的な若者の姿を通じて、当時の社会や文化の「退化」を鋭くえぐり出しているのです。
1984年発表の名盤『Youth Anthems for the New Order』に収録された本作は、1994年7月に映画『Airheads』でも使用され、バンドに思わぬ収入をもたらしました。
アグレッシブな音楽と鋭い社会批判を求める方におすすめですよ。
Slow Down A SecondSeven Seconds

アルバム「Good To Go」に収録されています。
ネバダ州出身です。
結成以来40年を経過しようとしていますが、近年、新譜を発表するなど、いまだ健在のバンドです。
時代によっていろいろなスタイルの曲を発表していましたが、個人的にはこの曲のようなスラッシュっぽい曲の頃が好きですね。
Story of My LifeSocial Distortion

激しさの中に哀愁が漂う名曲です。
Social Distortionのアイコニックなサウンドが詰まった本作は、1990年3月にリリースされたアルバム『Social Distortion』に収録されています。
若き日の思い出や後悔、そして人生の変化を鋭く描写した歌詞は、多くのリスナーの心に響き続けています。
映画『Reality Bites』や『Orange County』などにも使用され、その影響力は音楽シーンを超えて広がっています。
自分の人生を振り返りたい時や、困難に立ち向かう勇気が欲しい時に聴くのがおすすめです。
パンクロックの精神と人生のリアリティが見事に融合した、まさに必聴の一曲と言えるでしょう。
Hammering So HardSquirrel Bait

1980年代のパンクシーンに一石を投じたSquirrel Baitの代表作です。
若者の不安定さや成長の苦悩をテーマに、ハードコアパンクとポストハードコアの要素を融合させた先駆的な音楽性が特徴的。
エネルギッシュな演奏と独特のヴォーカルが印象的で、1985年にHomestead RecordsからリリースされたセルフタイトルのEPに収録されています。
本作は後のグランジやマスロックにも影響を与え、今なお多くの音楽ファンに愛され続けています。
十代の若者の内面的な葛藤や自己探求を描いた歌詞は、現代の聴衆にも強く訴えかけるメッセージ性を持っています。
青春時代の不安や葛藤を感じている方にぜひ聴いてほしい1曲です。
NoSubhumans

パンクロックの激しさと反抗精神を凝縮した1曲。
1983年にリリースされた本作は、わずか1分足らずの短さながら、その破壊力は圧巻です。
Subhumansの代表作として、今なおファンから支持される名曲となっています。
歌詞には宗教や警察、社会システムへの不信感が込められており、若者の怒りと反抗心を如実に表現しています。
1980年に結成されたSubhumansは、この曲を含む数々の作品でパンクシーンに大きな影響を与えました。
Queens of the Stone AgeやNOFXなど、後のバンドにもカバーされるほどの人気を誇ります。
反権威主義に共感する人や、社会への不満を抱える人におすすめの1曲です。


