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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

もくじ

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(61〜80)

I Have Faith In You7 Seconds

7Seconds – I Have Faith In You (Official Music Video)
I Have Faith In You7 Seconds

ハードコア・パンクの重鎮、7セカンズのライブアルバム『7 Seconds Live in Chile @Arena Recoleta』に収録されている本作。

ファストなサウンドとシンガロング必至のメロディックさを武器に、ポジティブな雰囲気で多くのパンクスを盛り上げるアンセムを生み出してきた彼ららしい1曲です。

友情や信念をテーマにした歌詞は、ストレートなメッセージでリスナーの心を捉えて離しません。

エネルギッシュなギターリフとドラムのビートも相まって、ハードコア・パンク特有の過激さだけでなく、中にある感情や信念が表現されているのが魅力。

2014年5月にリリースされた本作は、ハードコア・パンクを聴き始める方にもオススメの1曲です。

Road Less TraveledSick of It all

SICK OF IT ALL – Road Less Traveled (OFFICIAL VIDEO)
Road Less TraveledSick of It all

強烈なエネルギーと社会への問題提起が詰まった1曲です。

Sick of It Allの楽曲は、ニューヨーク・ハードコアの真髄を感じさせてくれます。

本作は2014年9月にリリースされたアルバム『The Last Act Of Defiance』に収録されており、ハードコアの魂を貫く姿勢が印象的。

ファストでアグレッシブなサウンドと、社会に疑問を投げかける歌詞が絶妙にマッチしています。

自分の信念を貫き、人生を自分らしく生きることの大切さを力強く訴えかけてくるのですね。

ライブハウスで大声で歌い上げたくなる、パンクスの心に響く1曲といえるでしょう。

No MoreYouth Of Today

Youth of Today – No More (restored directly from master recording)
No MoreYouth Of Today

ハードコア・パンクの名曲として、Youth Of Todayのこの楽曲は強烈なメッセージを持っています。

1988年にリリースされたアルバム『We’re Not in This Alone』に収録された本作は、ベジタリアニズムや動物の権利をテーマにした歌詞が特徴的です。

肉食がもたらす環境への影響や倫理的な問題を鋭く指摘し、社会の自己中心性を批判しています。

Youth Of Todayさんは、ストレートエッジ文化を支持し、ポジティブなメッセージを伝えることで知られるバンド。

本作もその姿勢が如実に表れた一曲といえるでしょう。

環境や動物の権利に関心のある方、社会問題を考えたい方におすすめの楽曲です。

HatebombDischarge

DISCHARGE – Hatebomb (OFFICIAL TRACK & LYRICS)
HatebombDischarge

怒りと抵抗の魂が爆発する2分14秒。

Dischargeの2016年アルバム『End Of Days』収録の本作は、ハードコア・パンクの本質を凝縮したような楽曲です。

システムへの拒絶、個人の尊厳、社会への不満を叫ぶ歌詞は、まさに「憎しみの爆弾」そのもの。

彼らの代名詞であるDビートと重厚なギターサウンドが、メッセージの強烈さを増幅させています。

Dischargeは1977年の結成以来、パンクの枠を超えてメタルシーンにも多大な影響を与え続けてきました。

本作は彼らの原点回帰と言える一曲で、ハードコア・パンクの真髄に触れたい方にぜひおすすめです。

Six Years On DopeNOFX

NOFX – Six Years On Dope (Official Video)
Six Years On DopeNOFX

パンクロック界の異端児、NOFXによる衝撃的な一曲。

6年間に及ぶ薬物依存の闇から抜け出した体験を赤裸々に綴った本作は、2016年10月にリリースされたアルバム『First Ditch Effort』に収録されています。

ミッドテンポでストンパーなサウンドに乗せて、薬物乱用の危険性と回復への希望を力強く訴えかけています。

フロントマンのファット・マイクさんの実体験に基づく歌詞は、依存症に苦しむ人々への理解を深める一助となるでしょう。

メロディックハードコアの先駆者として知られるNOFXならではの、社会性とキャッチーさを兼ね備えた楽曲です。

自身や周囲の人の依存症と向き合う勇気が欲しい時に、ぜひ聴いてみてください。

Die Die My DarlingThe Misfits

ファッションなどさまざまな分野においてオマージュとして引用されている、印象的な骸骨のイラストは多くの方が一度は目にしたことがあるのでは?

「クリムゾンゴースト」と呼ばれる骸骨マークのシンボルでも有名なミスフィッツは、後にソロ・アーティストとして商業的にも成功を収めるボーカリスト、グレン・ダンジグさんを中心として1977年にアメリカはニュージャージー州にて結成されたバンドです。

ロックンロールやロカビリーといった要素も感じさせる激しくもキャッチーなパンク・サウンドを基調としながら、前髪をたらした「Devilock」と呼ばれるヘアスタイル、B級ホラー映画や実際に起きた事件などからインスパイアされた独自の世界観などは「ホラー・パンク」と呼ばれるジャンルの形成に一役買っただけではなく、ハードコアやメタル、日本のビジュアル系にいたるまで後続のバンドたちに大きな影響を与えているのですね。

彼らは1983年に一度解散してしまっているのですが、あのメタリカなどが彼らの楽曲を好んでカバー、再評価につながって再び再始動を遂げたという経緯も興味深いです。

こちらの『Die Die My Darling』は、バンド解散後の1984年にシングルとしてリリースされた楽曲で、メタリカのカバー・バージョンでも有名な文句なしのキラーチューン!

ハードコア・パンクに興味がある方はもちろん、メタル・ヘッズやメロコア好きにも聴いてほしい名曲ですよ。