【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(71〜80)
Story of My LifeSocial Distortion

激しさの中に哀愁が漂う名曲です。
Social Distortionのアイコニックなサウンドが詰まった本作は、1990年3月にリリースされたアルバム『Social Distortion』に収録されています。
若き日の思い出や後悔、そして人生の変化を鋭く描写した歌詞は、多くのリスナーの心に響き続けています。
映画『Reality Bites』や『Orange County』などにも使用され、その影響力は音楽シーンを超えて広がっています。
自分の人生を振り返りたい時や、困難に立ち向かう勇気が欲しい時に聴くのがおすすめです。
パンクロックの精神と人生のリアリティが見事に融合した、まさに必聴の一曲と言えるでしょう。
NoSubhumans

パンクロックの激しさと反抗精神を凝縮した1曲。
1983年にリリースされた本作は、わずか1分足らずの短さながら、その破壊力は圧巻です。
Subhumansの代表作として、今なおファンから支持される名曲となっています。
歌詞には宗教や警察、社会システムへの不信感が込められており、若者の怒りと反抗心を如実に表現しています。
1980年に結成されたSubhumansは、この曲を含む数々の作品でパンクシーンに大きな影響を与えました。
Queens of the Stone AgeやNOFXなど、後のバンドにもカバーされるほどの人気を誇ります。
反権威主義に共感する人や、社会への不満を抱える人におすすめの1曲です。
Dance with MeT.S.O.L.

パンクロックの進化形として生まれたハードコアパンクの中でも、独自の道を切り開いたT.S.O.L.。
1981年にリリースされた彼らの3rdアルバムに収録された本作は、ゴシックパンクという新たなサブジャンルを確立した記念碑的な1曲です。
死や恐怖といった暗いテーマを、ダンサブルでエネルギッシュなサウンドと組み合わせた斬新なアプローチは、多くのファンや音楽評論家を魅了しました。
激しいギターリフとメロディックなヴォーカルが印象的な楽曲は、後のゴシックやホラーパンクの発展に大きな影響を与えています。
パンクロックの新しい可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい1曲です。
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(81〜90)
Chambers of HorrorTales of Terror

圧倒的な緊張感と絶望感が伝わってくる作品です。
カリフォルニアのハードコアパンクバンド、Tales of Terrorが1984年にリリースしたセルフタイトルアルバムに収録されています。
閉じ込められた捕虜の視点から描かれた歌詞は、孤独と絶望を強烈に表現しています。
短い演奏時間の中に凝縮された激しいサウンドと、叫びのようなボーカルが印象的です。
本作は後のグランジムーブメントにも影響を与え、Green RiverやMudhoneyなどのバンドにトリビュートされるほどの評価を得ています。
孤独や絶望を感じている時、その感情を昇華させたい時におすすめの1曲です。
Dicks Hate the PoliceThe Dicks

過激な政治的メッセージと社会批判を体現する楽曲です。
警察の権力乱用に対する怒りが込められており、ハードコアパンクの精神を体現しています。
本作は1980年に自主レーベルからリリースされたThe Dicksのデビューシングルで、テキサスのパンクシーンに大きな影響を与えました。
バンドのフロントマンであるゲイリー・フロイドさんの存在もあり、ゲイアイデンティティの象徴的な存在としても評価されています。
反体制的な思想に共感する人や、社会問題に関心の高い音楽ファンにおすすめの1曲です。
No MoreYouth Of Today

ハードコア・パンクの名曲として、Youth Of Todayのこの楽曲は強烈なメッセージを持っています。
1988年にリリースされたアルバム『We’re Not in This Alone』に収録された本作は、ベジタリアニズムや動物の権利をテーマにした歌詞が特徴的です。
肉食がもたらす環境への影響や倫理的な問題を鋭く指摘し、社会の自己中心性を批判しています。
Youth Of Todayさんは、ストレートエッジ文化を支持し、ポジティブなメッセージを伝えることで知られるバンド。
本作もその姿勢が如実に表れた一曲といえるでしょう。
環境や動物の権利に関心のある方、社会問題を考えたい方におすすめの楽曲です。
It’s MyJob To Keep Punk Rock EliteNOFX

アルバム「So Long and Thanks for All the Shoes」に収録されています。
シンプルなハードコアだけでなくスカやカントリー、果てはシャンソンまでやってしまう音楽性の広さが変態と呼ばれる理由です。
この曲はストレートな曲調で、それが歌詞の力強さとよく合ってます。





