【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(41〜50)
American JesusBad Religion

メロディック・ハードコアの先駆者として知られるバッド・レリジョンが1993年9月に発表した本作は、アメリカ社会への鋭い批判を込めた楽曲です。
国家主義や消費主義への風刺が込められた歌詞は、リスナーの心に深く刺さります。
アルバム『Recipe for Hate』に収録されたこの曲は、エディ・ヴェダーさんやジョネット・ナポリターノさんがゲストボーカルとして参加し、バンドの音楽性をさらに広げました。
パンクロックファンはもちろん、社会問題に関心のある方にもおすすめの一曲です。
HatebombDischarge

怒りと抵抗の魂が爆発する2分14秒。
Dischargeの2016年アルバム『End Of Days』収録の本作は、ハードコア・パンクの本質を凝縮したような楽曲です。
システムへの拒絶、個人の尊厳、社会への不満を叫ぶ歌詞は、まさに「憎しみの爆弾」そのもの。
彼らの代名詞であるDビートと重厚なギターサウンドが、メッセージの強烈さを増幅させています。
Dischargeは1977年の結成以来、パンクの枠を超えてメタルシーンにも多大な影響を与え続けてきました。
本作は彼らの原点回帰と言える一曲で、ハードコア・パンクの真髄に触れたい方にぜひおすすめです。
AlcoholGang Green

奇抜で挑発的な歌詞が印象的な曲。
アルコールへの依存と自己破壊的な行動を赤裸々に描き、パンクロックの真髄を体現しています。
Gang Greenの代表作として、1986年にアルバム『Another Wasted Night』に収録。
多くのバンドにカバーされ、2010年の映画『Jackass 3D』のサウンドトラックにも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。
ハードコア・パンクの入門編として、ジャンルの魅力を存分に味わえる一曲。
飲酒文化や若者の反抗心に共感する人々にぴったりの楽曲です。
Whatever Happened To The Likely LadsSnuff

イギリスが生んだパンクロックの名バンド、Snuffによる思い出深い一曲です。
1997年にリリースされたアルバム『Potatoes and Melons Wholesale Prices Straight From the Lock Up』に収録されており、バンド結成から11年目の作品となります。
過ぎ去った日々への郷愁と、変わりゆく自分自身への問いかけを、メロディアスなパンクサウンドに乗せて表現しています。
本作は、ロックファンなら誰もが共感できる普遍的なテーマを扱っており、特に青春時代を懐かしむ人にぴったり。
Snuffの個性が光る、聴きごたえのある一曲をぜひチェックしてみてください!
Takin’ A RideThe Replacements

ポップなメロディーと爆発的なエネルギーが融合した、ハードコアパンクの代表曲です。
若者の反抗心と自由への渇望を描いた歌詞は、当時の社会への不満を如実に表現しています。
1981年にリリースされたThe Replacementsのデビューアルバム『Sorry Ma, Forgot to Take Out the Trash』に収録されており、バンドの初期の代表作として知られています。
本作は、パンクとロックの要素を巧みに融合させたスタイルで、その後のオルタナティブロックの先駆けとなりました。
自由を求める若者の心に響く楽曲として、今でも多くのファンに愛され続けています。
【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(51〜60)
No CompromiseVision

アルバム「Watching The Burn」ニュージャージー出身のバンドで、エモコアと言われるジャンルの音楽をやってます。
ひたすら感情に訴える熱いボーカルやサウンドが彼らの真骨頂で本当にいい曲が多いです。
なんで知名度が低いのかわからないくらいです。
No MoreYouth Of Today

ハードコア・パンクの名曲として、Youth Of Todayのこの楽曲は強烈なメッセージを持っています。
1988年にリリースされたアルバム『We’re Not in This Alone』に収録された本作は、ベジタリアニズムや動物の権利をテーマにした歌詞が特徴的です。
肉食がもたらす環境への影響や倫理的な問題を鋭く指摘し、社会の自己中心性を批判しています。
Youth Of Todayさんは、ストレートエッジ文化を支持し、ポジティブなメッセージを伝えることで知られるバンド。
本作もその姿勢が如実に表れた一曲といえるでしょう。
環境や動物の権利に関心のある方、社会問題を考えたい方におすすめの楽曲です。
Nobody’s DrivingAmebix

クラストパンクの先駆者として知られるAmebixが1987年にリリースした本作は、ハードコア・パンクの新境地を切り開いた曲として高く評価されています。
5分を超える尺の中で、激しいテンポと静寂が交錯する独特な展開が聴く者を魅了します。
歌詞には、人類の滅亡や社会への強烈な批判が込められており、終末論的な世界観が描かれています。
アルバム『Monolith』に収録された本作は、冷戦時代の不安を象徴する作品としても語り継がれています。
ハードコア・パンクの奥深さを知りたい方や、社会派の楽曲を好む方におすすめの1曲です。
Die Die My DarlingThe Misfits

ファッションなどさまざまな分野においてオマージュとして引用されている、印象的な骸骨のイラストは多くの方が一度は目にしたことがあるのでは?
「クリムゾンゴースト」と呼ばれる骸骨マークのシンボルでも有名なミスフィッツは、後にソロ・アーティストとして商業的にも成功を収めるボーカリスト、グレン・ダンジグさんを中心として1977年にアメリカはニュージャージー州にて結成されたバンドです。
ロックンロールやロカビリーといった要素も感じさせる激しくもキャッチーなパンク・サウンドを基調としながら、前髪をたらした「Devilock」と呼ばれるヘアスタイル、B級ホラー映画や実際に起きた事件などからインスパイアされた独自の世界観などは「ホラー・パンク」と呼ばれるジャンルの形成に一役買っただけではなく、ハードコアやメタル、日本のビジュアル系にいたるまで後続のバンドたちに大きな影響を与えているのですね。
彼らは1983年に一度解散してしまっているのですが、あのメタリカなどが彼らの楽曲を好んでカバー、再評価につながって再び再始動を遂げたという経緯も興味深いです。
こちらの『Die Die My Darling』は、バンド解散後の1984年にシングルとしてリリースされた楽曲で、メタリカのカバー・バージョンでも有名な文句なしのキラーチューン!
ハードコア・パンクに興味がある方はもちろん、メタル・ヘッズやメロコア好きにも聴いてほしい名曲ですよ。
Oh, MeMeat Puppets

あのニルヴァーナのカート・コバーンさんもフェイバリットに挙げていたことでも知られている、80年代インディーズ・シーンの裏のカリスマ的な存在のミート・パペッツ。
1980年に結成されて以来、2020年代の現在にいたるまで40年に及ぶキャリアを誇る彼らは、80年代ハードコアにおける名門中の名門、SSTレーベルより多くの作品をリリースしていることからも分かるように、由緒正しきハードコアの血統でありながらも、カントリーやフォークといった多彩な音楽性を持ち、オルタナティブ・ロックの先駆的なバンドとしても評価されているのですね。
メジャーに進出後は商業的にも成功を果たした彼らのディスコグラフィの中でも、今回は名盤の誉れ高い1984年リリース作品『Meat Puppets II』より、絶妙な脱力感が漂う不思議な歌心とねじれたサウンドが魅力的な『Oh, Me』を紹介します。
ほんのりサイケデリックな質感もあり、文字通り「オルタナティブ」なサウンドは全くもってハードコア・パンクではないのですが、80年代USハードコアの中でこのようなバンドと音楽が生まれていたことは、ジャンルを深掘りする上でもぜひ知っていただきたいですね!
The Power RemainsAmebix

クラストパンクの先駆者として知られるAmebixが1987年にリリースした楽曲です。
独特の音楽スタイルで、クラスト・パンクとスラッシュメタルの要素を融合させた曲調が特徴的です。
歌詞には、自然や歴史的な信仰、環境保護主義的なテーマが織り込まれており、過去の知恵や信仰が現代社会においても有効であることを示唆しています。
この曲は、アルバム『Monolith』に収録されており、Amebixの音楽哲学やメッセージが最も明確に表現されている作品の一つと言えるでしょう。
本作は、後のヘビーメタルやパンク・ロックバンドに深い影響を与え、今日でも多くのファンや批評家に支持され続けています。
環境問題や社会問題に関心のある方にぜひおすすめしたい一曲です。
Tomorrow Fades AwayBreakdown

アルバム「Battle Hymns An Angry Planet」に収録されています。
結成30年を数え、一度も解散していないまだまだ現役のすごいバンドです。
ニューヨークのバンドの中でもテンポが遅いのが持ち味です。
この曲でも出だしはスローですが、サビでの転調に驚かされます。
Pride(Times hAre Changing)Madball

アルバム「Demonstrating My Style」に収録されています。
今やNYHCの第一人者の感もあるMadballです。
この曲は初期のですが、それでも彼ららしさが出ている名曲です。
ちなみにボーカルのFreddyは初ライブが6歳、というエピソードの持ち主です。
Fall Back DownRancid

ポップでメランコリックなメロディが印象的な名曲!
2003年リリースのアルバム『Indestructible』に収録された本作は、ランシドの代表曲の1つといえるでしょう。
ティム・アームストロングさんのしゃがれた歌声が切なさを感じさせ、3つのギター・ソロと躍動感あふれるベース・ライン、ノスタルジックなキーボードの音色が絶妙なバランスを生み出しています。
USモダンロックトラックスで13位を記録した本作は、困難な時期を乗り越える力強さと友情の大切さを歌い上げており、人生に立ち向かう勇気が欲しい時にぴったりの1曲です。
Death Or JailSick of It all

アルバム「Based On A True Story」に収録されています。
メンバーチェンジが激しいハードコアバンドの中で、20年近く不動のメンバーで続けている、それだけでスゴイとしか言い様がないです。
音も適度にブルータルでそれでいてハードコアの一線は超えていない、微妙なさじ加減が最高です。


