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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(71〜80)

Slow Down A SecondSeven Seconds

アルバム「Good To Go」に収録されています。

ネバダ州出身です。

結成以来40年を経過しようとしていますが、近年、新譜を発表するなど、いまだ健在のバンドです。

時代によっていろいろなスタイルの曲を発表していましたが、個人的にはこの曲のようなスラッシュっぽい曲の頃が好きですね。

Whatever Happened To The Likely LadsSnuff

イギリスが生んだパンクロックの名バンド、Snuffによる思い出深い一曲です。

1997年にリリースされたアルバム『Potatoes and Melons Wholesale Prices Straight From the Lock Up』に収録されており、バンド結成から11年目の作品となります。

過ぎ去った日々への郷愁と、変わりゆく自分自身への問いかけを、メロディアスなパンクサウンドに乗せて表現しています。

本作は、ロックファンなら誰もが共感できる普遍的なテーマを扱っており、特に青春時代を懐かしむ人にぴったり。

Snuffの個性が光る、聴きごたえのある一曲をぜひチェックしてみてください!

Story of My LifeSocial Distortion

激しさの中に哀愁が漂う名曲です。

Social Distortionのアイコニックなサウンドが詰まった本作は、1990年3月にリリースされたアルバム『Social Distortion』に収録されています。

若き日の思い出や後悔、そして人生の変化を鋭く描写した歌詞は、多くのリスナーの心に響き続けています。

映画『Reality Bites』や『Orange County』などにも使用され、その影響力は音楽シーンを超えて広がっています。

自分の人生を振り返りたい時や、困難に立ち向かう勇気が欲しい時に聴くのがおすすめです。

パンクロックの精神と人生のリアリティが見事に融合した、まさに必聴の一曲と言えるでしょう。

Hammering So HardSquirrel Bait

1980年代のパンクシーンに一石を投じたSquirrel Baitの代表作です。

若者の不安定さや成長の苦悩をテーマに、ハードコアパンクとポストハードコアの要素を融合させた先駆的な音楽性が特徴的。

エネルギッシュな演奏と独特のヴォーカルが印象的で、1985年にHomestead RecordsからリリースされたセルフタイトルのEPに収録されています。

本作は後のグランジやマスロックにも影響を与え、今なお多くの音楽ファンに愛され続けています。

十代の若者の内面的な葛藤や自己探求を描いた歌詞は、現代の聴衆にも強く訴えかけるメッセージ性を持っています。

青春時代の不安や葛藤を感じている方にぜひ聴いてほしい1曲です。

NoSubhumans

パンクロックの激しさと反抗精神を凝縮した1曲。

1983年にリリースされた本作は、わずか1分足らずの短さながら、その破壊力は圧巻です。

Subhumansの代表作として、今なおファンから支持される名曲となっています。

歌詞には宗教や警察、社会システムへの不信感が込められており、若者の怒りと反抗心を如実に表現しています。

1980年に結成されたSubhumansは、この曲を含む数々の作品でパンクシーンに大きな影響を与えました。

Queens of the Stone AgeやNOFXなど、後のバンドにもカバーされるほどの人気を誇ります。

反権威主義に共感する人や、社会への不満を抱える人におすすめの1曲です。

Dance with MeT.S.O.L.

パンクロックの進化形として生まれたハードコアパンクの中でも、独自の道を切り開いたT.S.O.L.。

1981年にリリースされた彼らの3rdアルバムに収録された本作は、ゴシックパンクという新たなサブジャンルを確立した記念碑的な1曲です。

死や恐怖といった暗いテーマを、ダンサブルでエネルギッシュなサウンドと組み合わせた斬新なアプローチは、多くのファンや音楽評論家を魅了しました。

激しいギターリフとメロディックなヴォーカルが印象的な楽曲は、後のゴシックやホラーパンクの発展に大きな影響を与えています。

パンクロックの新しい可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい1曲です。

Chambers of HorrorTales of Terror

圧倒的な緊張感と絶望感が伝わってくる作品です。

カリフォルニアのハードコアパンクバンド、Tales of Terrorが1984年にリリースしたセルフタイトルアルバムに収録されています。

閉じ込められた捕虜の視点から描かれた歌詞は、孤独と絶望を強烈に表現しています。

短い演奏時間の中に凝縮された激しいサウンドと、叫びのようなボーカルが印象的です。

本作は後のグランジムーブメントにも影響を与え、Green RiverやMudhoneyなどのバンドにトリビュートされるほどの評価を得ています。

孤独や絶望を感じている時、その感情を昇華させたい時におすすめの1曲です。