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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(71〜80)

Six Years On DopeNOFX

NOFX – Six Years On Dope (Official Video)
Six Years On DopeNOFX

パンクロック界の異端児、NOFXによる衝撃的な一曲。

6年間に及ぶ薬物依存の闇から抜け出した体験を赤裸々に綴った本作は、2016年10月にリリースされたアルバム『First Ditch Effort』に収録されています。

ミッドテンポでストンパーなサウンドに乗せて、薬物乱用の危険性と回復への希望を力強く訴えかけています。

フロントマンのファット・マイクさんの実体験に基づく歌詞は、依存症に苦しむ人々への理解を深める一助となるでしょう。

メロディックハードコアの先駆者として知られるNOFXならではの、社会性とキャッチーさを兼ね備えた楽曲です。

自身や周囲の人の依存症と向き合う勇気が欲しい時に、ぜひ聴いてみてください。

DegeneratedReagan Youth

ハードコア・パンクの先駆者として知られるReagan Youthさん。

アナーキズムや反体制のメッセージを込めた彼らの楽曲は、短く激しいものが多いですが、本作は2分を超える長さで、より深い社会批判を込めています。

無気力で退廃的な若者の姿を通じて、当時の社会や文化の「退化」を鋭くえぐり出しているのです。

1984年発表の名盤『Youth Anthems for the New Order』に収録された本作は、1994年7月に映画『Airheads』でも使用され、バンドに思わぬ収入をもたらしました。

アグレッシブな音楽と鋭い社会批判を求める方におすすめですよ。

Slow Down A SecondSeven Seconds

アルバム「Good To Go」に収録されています。

ネバダ州出身です。

結成以来40年を経過しようとしていますが、近年、新譜を発表するなど、いまだ健在のバンドです。

時代によっていろいろなスタイルの曲を発表していましたが、個人的にはこの曲のようなスラッシュっぽい曲の頃が好きですね。

Whatever Happened To The Likely LadsSnuff

イギリスが生んだパンクロックの名バンド、Snuffによる思い出深い一曲です。

1997年にリリースされたアルバム『Potatoes and Melons Wholesale Prices Straight From the Lock Up』に収録されており、バンド結成から11年目の作品となります。

過ぎ去った日々への郷愁と、変わりゆく自分自身への問いかけを、メロディアスなパンクサウンドに乗せて表現しています。

本作は、ロックファンなら誰もが共感できる普遍的なテーマを扱っており、特に青春時代を懐かしむ人にぴったり。

Snuffの個性が光る、聴きごたえのある一曲をぜひチェックしてみてください!

Hammering So HardSquirrel Bait

1980年代のパンクシーンに一石を投じたSquirrel Baitの代表作です。

若者の不安定さや成長の苦悩をテーマに、ハードコアパンクとポストハードコアの要素を融合させた先駆的な音楽性が特徴的。

エネルギッシュな演奏と独特のヴォーカルが印象的で、1985年にHomestead RecordsからリリースされたセルフタイトルのEPに収録されています。

本作は後のグランジやマスロックにも影響を与え、今なお多くの音楽ファンに愛され続けています。

十代の若者の内面的な葛藤や自己探求を描いた歌詞は、現代の聴衆にも強く訴えかけるメッセージ性を持っています。

青春時代の不安や葛藤を感じている方にぜひ聴いてほしい1曲です。

NoSubhumans

パンクロックの激しさと反抗精神を凝縮した1曲。

1983年にリリースされた本作は、わずか1分足らずの短さながら、その破壊力は圧巻です。

Subhumansの代表作として、今なおファンから支持される名曲となっています。

歌詞には宗教や警察、社会システムへの不信感が込められており、若者の怒りと反抗心を如実に表現しています。

1980年に結成されたSubhumansは、この曲を含む数々の作品でパンクシーンに大きな影響を与えました。

Queens of the Stone AgeやNOFXなど、後のバンドにもカバーされるほどの人気を誇ります。

反権威主義に共感する人や、社会への不満を抱える人におすすめの1曲です。

Dance with MeT.S.O.L.

パンクロックの進化形として生まれたハードコアパンクの中でも、独自の道を切り開いたT.S.O.L.。

1981年にリリースされた彼らの3rdアルバムに収録された本作は、ゴシックパンクという新たなサブジャンルを確立した記念碑的な1曲です。

死や恐怖といった暗いテーマを、ダンサブルでエネルギッシュなサウンドと組み合わせた斬新なアプローチは、多くのファンや音楽評論家を魅了しました。

激しいギターリフとメロディックなヴォーカルが印象的な楽曲は、後のゴシックやホラーパンクの発展に大きな影響を与えています。

パンクロックの新しい可能性を感じたい方にぜひおすすめしたい1曲です。