【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。
ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。
もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。
本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。
ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!
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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(21〜30)
Kill The PoorDead Kennedys

アルバム「Fresh Fruit for Rotting Vegetables」に収録されています。
政治活動も行う鬼才(きさい)、Jello Biafraがボーカルでお馴染みのDead Kennedysの名作です。
単なるパンクロックにとどまらず、ロカビリー、カントリー、などを取り入れた楽曲が特徴的で、この曲もハードコアとは一味違った雰囲気に仕上がってます。
I Don’t Wanna Hear ItMINOR THREAT

EP「Minor Threat」に収録されています。
ハードコアに「ストレートエッジ」という概念(がいねん)を初めて持ち込んだバンドとして有名ですが、楽曲も激しいだけでなくメロディラインもしっかりしていました。
この曲も激しいわりに聴きやすいです。
Ready To FightNegative Approach

EP「Negative Approach」に収録されています。
デトロイト出身のバンドで活動期間は3年と短かったのですが、当時多くのハードコアバンドに影響を与えたバンドです。
特に力強いボーカルが特徴のこの曲は、とにかくいろいろなバンドがカバーしまくってました。
Pay To CumBad Brains

ハードコア・パンクのパイオニアとして知られるBad Brainsが1982年にリリースした楽曲は、わずか1分33秒という短さながら、その速さと激しさで聴く者を圧倒します。
本作はバンドのデビューシングルとしてリリースされ、後にセルフタイトルのデビューアルバムにも収録されました。
激しいギターリフと吐き出すようなボーカルが特徴的で、個人の自由と権利を主張する強いメッセージが込められています。
マーティン・スコセッシ監督の映画『After Hours』や、ドキュメンタリー『American Hardcore』でも使用されるなど、その影響力は音楽シーンにとどまりません。
ハードコア・パンクの真髄を体感したい方や、社会に対する強烈なメッセージを求める方におすすめの1曲です。
Sick boyG.B.H.

エネルギッシュで攻撃的なサウンドが特徴のG.B.H.によって生み出されたパンクロックの傑作です。
アルバム『City Baby Attacked by Rats』に収録され、UKアルバムチャート17位、UKインディーチャート2位という輝かしい成績を残しました。
本作では、病気の少年が自身の状況を受け入れつつも、社会からの疎外感や性的嗜好に対する偏見に苦しむ姿が描かれています。
激しいギターリフとドラムビート、そして荒々しいボーカルが、曲の世界観を見事に表現しています。
社会の規範に縛られず、自分らしく生きることの大切さを感じさせてくれる一曲となっています。
New DirectionGorilla Biscuits

ハードコア・パンクの歴史に新たな方向性を示した名曲がこちら。
疾走感あふれるギターと爆発的なエネルギーが耳を奮い立たせます。
歌詞は自己啓発とポジティビティに満ちており、否定的な影響から離れ、自分自身の道を見つけることの大切さを訴えかけています。
本作は1989年7月にリリースされ、アルバム『Start Today』に収録。
ニューヨークのハードコアシーンを象徴する楽曲として、今なお多くのファンを魅了し続けています。
ライブパフォーマンスでも圧倒的な支持を集める本作は、自分らしさを大切にしたい人や、新たな一歩を踏み出したい人にぴったり。
パンクロックが持つ力強さを体感できる一曲です。
Ready To FightNegative Approach

デトロイトのハードコア・パンクシーンを牽引したNegative Approachの代表曲は、怒りと反抗の精神を凝縮した3分足らずの楽曲です。
1981年にリリースされたこの曲は、自己主張と社会への挑戦を鮮烈に表現しています。
The StoogesやDischargeの影響を受けつつも、より攻撃的で激しいサウンドを特徴としています。
John Brannonさんの迫力あるボーカルと、ファストでパワフルな演奏は、ハードコア・パンクの真髄を体現しているといえるでしょう。
本作は、自分の信念を貫きたい人や、社会の圧力に屈したくない人におすすめです。





