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【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編

パンク・ロックのアグレッシブな発展形として1970年代後半に生まれた、ハードコア・パンク。

ほとんどが1分や2分足らずの短くファストな曲の連打、ひたすら過激で激しい……といったイメージを持たれている方も多いかもしれません。

もちろんそういった面もハードコア・パンクの特徴であり魅力ではありますが、後にメタルやロックなどと融合してさまざまなサブジャンルが生まれたハードコア・パンクの奥深さは、一言で語れるようなものではありません。

本稿ではハードコア・パンクの草分け的なバンドを中心として、主に80年代に生まれた代表曲や名曲を選んでみました。

ジャンルの入門編としてもぜひご活用ください!

【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編(41〜50)

The Power RemainsAmebix

クラストパンクの先駆者として知られるAmebixが1987年にリリースした楽曲です。

独特の音楽スタイルで、クラスト・パンクとスラッシュメタルの要素を融合させた曲調が特徴的です。

歌詞には、自然や歴史的な信仰、環境保護主義的なテーマが織り込まれており、過去の知恵や信仰が現代社会においても有効であることを示唆しています。

この曲は、アルバム『Monolith』に収録されており、Amebixの音楽哲学やメッセージが最も明確に表現されている作品の一つと言えるでしょう。

本作は、後のヘビーメタルやパンク・ロックバンドに深い影響を与え、今日でも多くのファンや批評家に支持され続けています。

環境問題や社会問題に関心のある方にぜひおすすめしたい一曲です。

American JesusBad Religion

メロディック・ハードコアの先駆者として知られるバッド・レリジョンが1993年9月に発表した本作は、アメリカ社会への鋭い批判を込めた楽曲です。

国家主義や消費主義への風刺が込められた歌詞は、リスナーの心に深く刺さります。

アルバム『Recipe for Hate』に収録されたこの曲は、エディ・ヴェダーさんやジョネット・ナポリターノさんがゲストボーカルとして参加し、バンドの音楽性をさらに広げました。

パンクロックファンはもちろん、社会問題に関心のある方にもおすすめの一曲です。

AlcoholGang Green

奇抜で挑発的な歌詞が印象的な曲。

アルコールへの依存と自己破壊的な行動を赤裸々に描き、パンクロックの真髄を体現しています。

Gang Greenの代表作として、1986年にアルバム『Another Wasted Night』に収録。

多くのバンドにカバーされ、2010年の映画『Jackass 3D』のサウンドトラックにも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。

ハードコア・パンクの入門編として、ジャンルの魅力を存分に味わえる一曲。

飲酒文化や若者の反抗心に共感する人々にぴったりの楽曲です。

Lexicon DevilGerms

1976年という早い時期に結成され、ロサンゼルスにおけるパンク・シーンの先駆け的な存在としてアンダーグランド・シーンの中で名声を得るも、ボーカリストであるダービー・クラッシュさんが1980年に自らこの世を去ってしまい解散、たった1枚のアルバムを残して伝説となったバンドがジャームスです。

ギタリストのパット・スメアさんは後期のニルヴァーナへの参加を経て現在はフー・ファイターズとして活躍、短い時期ですがドラマーとして在籍してたベリンダ・カーライルさんは後にゴーゴーズのボーカルとして大ヒットを飛ばすなど、関係者にアメリカの音楽シーンの歴史における重要人物が多くいることも有名ですね。

そんなジャームスが1978年に発表した『Lexicon Devil』は、オリジナル・パンクとハードコア・パンクの架け橋のようなサウンドであり、カリフォルニア・パンクの重要なプロデューサーであるGeza Xさんの最初期の仕事としても知られている名曲です。

正直言ってつたない演奏力ながら、若く荒々しい初期衝動全開のサウンドの中にも耳に残るキャッチーさがあり、同時に言いようのない狂気が入り乱れる元祖USハードコア・パンク!

初期バージョンとアルバム・バージョンが存在していますから、聴き比べてみることをオススメします!

Sound SystemOperation Ivy

ハードコアパンクとスカの融合を体現する楽曲として、本作は圧倒的な存在感を放っています。

音楽の力を通じて希望と自由を見出すというメッセージが、激しくも心地よいリズムと共に響き渡ります。

1989年5月にリリースされたアルバム『Energy』に収録された本作は、Operation Ivyの唯一のスタジオアルバムとなりました。

わずか2年間の活動期間でしたが、彼らの音楽は後のスカパンクシーンに多大な影響を与えました。

日々の苦境に立ち向かう勇気が欲しい時、この曲を聴けば元気をもらえるはずです。

Whatever Happened To The Likely LadsSnuff

イギリスが生んだパンクロックの名バンド、Snuffによる思い出深い一曲です。

1997年にリリースされたアルバム『Potatoes and Melons Wholesale Prices Straight From the Lock Up』に収録されており、バンド結成から11年目の作品となります。

過ぎ去った日々への郷愁と、変わりゆく自分自身への問いかけを、メロディアスなパンクサウンドに乗せて表現しています。

本作は、ロックファンなら誰もが共感できる普遍的なテーマを扱っており、特に青春時代を懐かしむ人にぴったり。

Snuffの個性が光る、聴きごたえのある一曲をぜひチェックしてみてください!

Takin’ A RideThe Replacements

The Replacements – Takin’ A Ride (Official Music Video)
Takin' A RideThe Replacements

ポップなメロディーと爆発的なエネルギーが融合した、ハードコアパンクの代表曲です。

若者の反抗心と自由への渇望を描いた歌詞は、当時の社会への不満を如実に表現しています。

1981年にリリースされたThe Replacementsのデビューアルバム『Sorry Ma, Forgot to Take Out the Trash』に収録されており、バンドの初期の代表作として知られています。

本作は、パンクとロックの要素を巧みに融合させたスタイルで、その後のオルタナティブロックの先駆けとなりました。

自由を求める若者の心に響く楽曲として、今でも多くのファンに愛され続けています。