ゆったりとリラックスしたいときや、心を落ち着けたいときにぴったりの、ヒーリングミュージック。
穏やかな音色、ゆっくりとしたテンポにやさしい歌声……。
映画の中の世界観をそのまま表現する音楽から、世界で長く愛されている曲をアンプラグドな楽器で奏でるものまで、幅広くご紹介します。
おすすめのヒーリングミュージック。疲れた体と心を癒す音楽(1〜10)
夜空のトランペットニニ・ロッソ

静寂に包まれた夜空に、トランペットが心に染み入る優美な音色を奏でます。
イタリアを代表するトランペット奏者ニニ・ロッソさんによる本作は、戦場での消灯ラッパから着想を得た、平和への祈りが込められた名曲です。
1964年に公開された本作は、イタリアやドイツ、オーストリアなど欧州各国でチャート1位を獲得し、1967年までに500万枚以上のヒットを記録しました。
1972年には第23回NHK紅白歌合戦にも出演し、フランク永井さんの伴奏を務めるなど、日本でも親しまれています。
穏やかな時間を過ごしたい時や、心を落ち着かせて集中したい時に、響き渡る叙情的な旋律が心に寄り添ってくれることでしょう。
energy flow坂本龍一

透明感のある繊細なピアノの響きが、心を穏やかに包み込む名曲です。
坂本龍一さんの奏でる澄み切った旋律は、まるで水面をそよ風が撫でるように、聴く人の心に優しく寄り添います。
1999年5月に第一三共の医薬品CMソングとして公開された本作は、シンプルながらも深い情感をたたえた音色で、インストゥルメンタル作品として初めてオリコン週間シングルチャート1位を獲得する快挙を成し遂げました。
心地よい浮遊感は、忙しい日常から一時の安らぎを求める方や、集中力を高めたい時、静かな読書のお供として、癒やしの時間を演出してくれることでしょう。
アルハンブラの思い出Francisco Tárrega

繊細で美しいギターの音色が心に染み入る名作です。
圧巻のトレモロ奏法によって生み出される幻想的な旋律は、クラシックギターの限りない可能性を証明しました。
フランシスコ・タレガさんが1896年に制作したこの楽曲は、グラナダのアルハンブラ宮殿から受けた深い感動を音楽で表現しています。
本作は映画『キリング・フィールド』のサウンドトラックに採用され、また韓国ドラマのBGMとしても使用されたことで、より多くの人々の心をつかみました。
穏やかな気持ちで音楽に浸りたい時、心を落ち着かせたい時にオススメの1曲です。
まるで噴水のせせらぎのように流れるメロディーに身を委ねれば、静かな安らぎに包まれることでしょう。
LOVE IS BLUE(恋はみずいろ)ポール・モーリア

優雅なストリングスとハープシコードの織りなす繊細なメロディーが、静かな波のように心に寄せては返す至福の1曲。
ポール・モーリアさんが手掛けたこの名曲は、1968年にアメリカのビルボード・ホット100チャートで5週連続1位を記録した、フランス人アーティストとして歴史的な快挙を成し遂げた作品です。
アルバム『Blooming Hits』に収録され、100万枚以上の売上を誇る本作は、アメリカのテレビ番組『マッドメン』でも使用され、世界中で愛され続けています。
仕事や勉強の合間のリフレッシュタイムや、穏やかな休日のBGMとして、心地よい癒やしの時間を演出してくれることでしょう。
優しい君へNornis

温かい優しさに包まれるようなバラード曲をNornisが贈ります。
心に寄り添うようなメロディーと、戌亥とこさんと町田ちまさんの透明感あふれるハーモニーが印象的です。
支え合いの大切さや、心の中にある思いをそのまま受け止めてくれる存在の尊さを優しく歌い上げています。
2025年2月にデジタルリリースされた本作は、メンバー自身が構想段階から関わり、生まれました。
3月8日には大宮ソニックシティ大ホールでオーケストラとの共演も果たしています。
毎日頑張る誰かに寄り添い、励ましの気持ちを届けたい時や、心が疲れている人に聴いてほしい一曲です。