壮大で美しく、時に厳しい大自然に囲まれた北海道という土地は、昭和の昔から現在も歌謡曲や演歌などを中心として度々曲の舞台として取り上げられています。
北海道出身のアーティストやバンドが自身の故郷を歌った曲を書くこともありますし、北の大地をテーマとした名曲は数えきれないほどに存在するのですね。
今回はジャンルや新旧を問わず、北海道にゆかりのある曲をピックアップして紹介します。
有名な曲から知る人ぞ知る曲まで、北海道の景色と重ね合わせながらぜひ聴いてみてくださいね!
【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(1〜10)
なまらめんこいギャルオーイシマサヨシ

北海道の方言を巧みに取り入れた歌詞と、どこか懐かしさを感じさせるポップスのメロディーラインが印象的な、オーイシマサヨシさんの心躍る楽曲です。
北海道ならではの魅力を表現したこの楽曲は、テレビ東京系アニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』のオープニングテーマとして2024年2月にリリースされた新作。
アルバム『ユニバース』にも収録され、作品の世界観を見事に表現した1曲となっています。
ミュージックビデオではダンスパフォーマンスグループ「REAL AKIBA BOYZ」と共演するなど、遊び心も満載。
北海道の四季折々の風景を思い浮かべながら、気持ちの良い春の陽気のように心温まる本作を、ドライブのBGMとしてお楽しみください。
道南恋しや小山雄大

雄大な北海道の道南地方を舞台に、故郷を離れた男性の切ない想いを優しく歌い上げた演歌です。
日本海の波音や湯煙り立つ温泉街、噴火湾の夕景など、道南ならではの風光明媚な情景が織り込まれています。
若手実力派の小山雄大さんの力強く伸びやかな歌声が、ふるさとを想う気持ちを余すところなく表現しています。
2024年4月にキングレコードからリリースされた本作は、さわだすずこさんが作詞、弦哲也さんが作曲を手掛けた意欲作です。
秋から冬にかけての寒い季節に聴きたくなる楽曲で、北海道出身の方はもちろん、故郷を離れて暮らす人の心に深く響くはずですよ。
北の国から〜遥かなる大地より〜さだまさし

ドラマ『北の国から』の主題歌として多くの人にとってなじみの深い『北の国から〜遥かなる大地より〜』はフォークシンガーさだまさしさんの作品です。
出だしからパッと北国の雪景色が目の前に広がってきますね。
今やこれほど、『北の国から〜遥かなる大地より〜』=北海道のイメージを定着させているこのメロディーラインは、北海道の広大な大地を思い浮かべて即興で考えたものだそう。
シンプルなのに、北国のノスタルジアを十分に感じさせる名作として愛され続けています。
LAT.43°N 〜forty-three degrees north latitude〜DREAMS COME TRUE

DREAMS COME TRUEのボーカル吉田さんは、北海道中川郡池田町の出身です。
そして、1989年に4作目のシングルとしてリリースされたこちらの『LAT.43°N 〜forty-three degrees north latitude〜』は北緯43度の意味で札幌市の緯度を表しています。
相手がいる人を好きになってしまったという切ない歌詞中に浮かんでくる雪景色が北海道を思わせますね!
冬の寒い季節にもぴったりなラブソングです。
Supernova Express 2016GLAY

ボーカルのTERUさん、ギターのTAKUROさん、ベースのJIROさんのメンバー4人中3人が北海道の函館市出身というロックバンドGLAY。
こちらの『Supernova Express 2016』は2016年3月に開通した北海道新幹線開業イメージソングを書き下ろしてほしいという北海道庁や函館市からのオファーによるもの。
新幹線ソングにぴったりな疾走感のあるメロディーと、緑の大地広がる北海道を駆け抜けるような歌詞がマッチしたナンバーです!
大空と大地の中で松山千春

北海道足寄郡足寄町生まれの日本を代表するフォークシンガーの松山千春さん。
現在でも精力的にコンサートツアーを行い、ユーモアあふれるトーク、そして聴いている人の魂を震わせる歌声で日本中に感動を届け続けています。
北海道の歌と聞いて、まっさきにこちらの『大空と大地の中で』を思い浮かべる人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
広大な大地、地平線と混ざり合う大空がこの歌を聴くだけで目の前に広がってきますね。
詞中に出てくる北海道弁がさらに故郷愛を感じさせています。
このほかにも、故郷へのノスタルジックな気持ちを描いた『足寄より』や、静かに広がるオホーツク海に思いをはせた『オホーツクの海』など、北海道にまつわる楽曲がありますので、ぜひ触れてみてください!
北空港桂銀淑、浜圭介

北海道の広大な大地を舞台に、1987年にリリースされた珠玉のデュエット曲。
桂銀淑さんと浜圭介さんによる情感豊かな歌声が、札幌の空港を舞台にした男女の別れと再会を、繊細かつ力強く描き出します。
哀愁漂うメロディーと温かみのある歌唱が絶妙なハーモニーを奏でる本作は、企画賞を受賞するなど、オリコンチャートでも高い評価を得ました。
NHK紅白歌合戦への出場を果たし、全国的な知名度を獲得しています。
冬の北海道を旅する際のBGMとして、また大切な人との別れや再会の思い出に浸りたい時にぴったりの一曲です。
旅立ちの季節に聴くと、胸に染みる名作となっています。