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【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ

壮大で美しく、時に厳しい大自然に囲まれた北海道という土地は、昭和の昔から現在も歌謡曲や演歌などを中心として度々曲の舞台として取り上げられています。

北海道出身のアーティストやバンドが自身の故郷を歌った曲を書くこともありますし、北の大地をテーマとした名曲は数えきれないほどに存在するのですね。

今回はジャンルや新旧を問わず、北海道にゆかりのある曲をピックアップして紹介します。

有名な曲から知る人ぞ知る曲まで、北海道の景色と重ね合わせながらぜひ聴いてみてくださいね!

【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)

宗谷岬ダ・カーポ

男女混声フォークユニットのダ・カーポが歌う『宗谷岬』。

こちらのオリジナル曲は1972年に黒木真理さんがリリースしています。

宗谷岬とは北海道の道北に位置する稚内市にある最北端の岬です。

そんな宗谷岬からかつて見えていた流氷の様子や、花化粧の美しさを歌詞に盛り込んだ郷土愛溢れる賛歌となっています。

独特の文化が残る稚内を旅する時は、宗谷岬にこちらの『宗谷岬』の歌詞が刻まれた音楽碑があるそうなので探してみてくださいね!

氷点玉置浩二

『安全地帯』のボーカリストとしても、ソロとしても活動している北海道旭川市出身の玉置浩二さんが1989年にリリースした3枚目のシングル『氷点』。

三浦綾子さんの小説『氷点』をドラマ化した際に主題歌として起用されました。

物語の舞台となった旭川市の外国樹種見本林の景色にマッチする、つららからしずくが滴るような静かなメロディー、そしてシンプルながらに深みのある歌詞が小説の世界観を表しています。

北海道のツンと刺すような寒さにぴったりな1曲です。

恋の町札幌石原裕次郎

恋の町札幌・石原裕次郎-YouTube.mp4
恋の町札幌石原裕次郎

昭和を象徴するスター石原裕次郎さんによる作品『恋の町札幌』。

本作は1972年に開催された札幌オリンピックを盛り上げようと同年にリリースされました。

歌い出しから時計台を中心に広がる札幌の街並みが目前に広がってきます。

哀しげなムードただようメロディーが曲の深みを増していて、夜に聴きたい1曲です。

札幌市にある「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の有名なクラーク博士の像でななめ前には『恋の町札幌』歌碑が立っていますのでこちらでの記念撮影もお忘れなく!

北へFour Seasons

厳しい寒さと優しい温もりが共存する北海道を舞台にした美しいラブソング。

1999年に発売された北海道を舞台としたドリームキャストの恋愛アドベンチャーゲーム『北へ White Illumination』の主題歌として、声優陣によるFour Seasonsの透明感溢れるハーモニーが心に響きます。

穏やかで温かみのあるメロディと季節の移ろいを描いた詩世界が、北国の風景を優しく彩っています。

本作は、ゲーム発売と同時にCDシングルとしてリリースされ、同年には『北へ FOUR SEASONS LIVE’99 春』と題されたライブイベントも開催されました。

雪解けを待つ季節の寂しさや、再会を願う想いを抱える方に寄り添う、心温まる楽曲となっています。

落陽吉田拓郎

作詞家岡本おさみさんを迎えた作品『落葉』。

フォークシンガー吉田拓郎さんが1989年にリリースしました。

本作は岡本さんが北海道を放浪した際に出会ったサイコロ賭博に明け暮れる老人と、苫小牧港から仙台港に向かうフェリーに乗る岡本さんをその老人が見送る際の情景を歌詞におこしています。

老人の生きざまと自身の放浪をする姿を重ねた鋭い世界観がファンの間では強烈に支持されています。

北海道をぶらりめぐる際にBGMとして聴きたい1曲です。

虹と雪のバラードトワ・エ・モワ

1972年に開催された札幌五輪のテーマ曲です。

誰もが口ずさめるような親しみやすい歌はオリンピックが終わっても北海道民の間で歌い継がれてきました。

詩を作った河邨文一郎は詩人でしたが、楽曲の歌詞には慣れていないために何度も書き直して完成させたそうです。

津軽海峡・冬景色石川さゆり

石川さゆりさんが歌う演歌の名曲『津軽海峡・冬景色』。

1977年に15枚目のシングルとしてリリースされ、第19回日本レコード大賞歌唱賞や第6回FNS歌謡祭グランプリ・最優秀歌唱賞などの名だたる音楽賞を受賞しました。

津軽海峡とは北海道の南端と青森県との間にあり、日本海と太平洋とを結ぶ海峡のことです。

そんな津軽海峡の寒さ厳しい冬景色と、海峡をこえて北海道に渡る様子を叙情的に重ねた作品です。

北国に思慕を寄せて聴きいってみてください。