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【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ

壮大で美しく、時に厳しい大自然に囲まれた北海道という土地は、昭和の昔から現在も歌謡曲や演歌などを中心として度々曲の舞台として取り上げられています。

北海道出身のアーティストやバンドが自身の故郷を歌った曲を書くこともありますし、北の大地をテーマとした名曲は数えきれないほどに存在するのですね。

今回はジャンルや新旧を問わず、北海道にゆかりのある曲をピックアップして紹介します。

有名な曲から知る人ぞ知る曲まで、北海道の景色と重ね合わせながらぜひ聴いてみてくださいね!

もくじ

【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)

知床旅情森繫久彌

俳優、声優、コメディアン、そして元NHKアナウンサーとしても活躍した森繁久弥さんの作品『知床旅情』。

北海道の道東に位置し、世界遺産登録地域となっている知床に思いをはせて描いた1曲です。

自身が出演し、知床を舞台にした映画『地の涯に生きるもの』の撮影で知床半島の羅臼村に長期滞在した際に制作されました。

これとは別に知床の厳しい寒さを歌った『オホーツクの舟歌』という作品もあり、こちらが『知床旅情』の元歌となっています。

両作とも知床の歴史深さに触れることの出来る作品となっています。

石狩挽歌北原ミレイ

演歌歌手の北原ミレイさんが歌う『石狩挽歌』は1975年に発売された8枚目のシングルです。

有名な作詞家なかにし礼さんを迎え制作された本作は、なかにしさん自身の体験をもとに、北海道中西部の石狩湾にて行われるニシン漁を舞台として書かれています。

大もうけを夢見てニシン漁を行う男性に寄り添う女性の繊細な気持ちの部分になかにしさんの当時の気持ちが反映されています。

切なさや、やるせなさを歌ったこの曲は、今では多くの演歌歌手によって歌い継がれています。

【2025】北海道を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(21〜40)

北へFour Seasons

厳しい寒さと優しい温もりが共存する北海道を舞台にした美しいラブソング。

1999年に発売された北海道を舞台としたドリームキャストの恋愛アドベンチャーゲーム『北へ White Illumination』の主題歌として、声優陣によるFour Seasonsの透明感溢れるハーモニーが心に響きます。

穏やかで温かみのあるメロディと季節の移ろいを描いた詩世界が、北国の風景を優しく彩っています。

本作は、ゲーム発売と同時にCDシングルとしてリリースされ、同年には『北へ FOUR SEASONS LIVE’99 春』と題されたライブイベントも開催されました。

雪解けを待つ季節の寂しさや、再会を願う想いを抱える方に寄り添う、心温まる楽曲となっています。

ソーラン渡り鳥こまどり姉妹

北海道の雄大な景色と旅人の心情を見事に重ね合わせた珠玉の名曲です。

民謡「ソーラン節」をモチーフにした力強いメロディと、三味線の音色が絶妙に調和し、北国の厳しい自然と人々の暮らしを情感豊かに描き出しています。

1961年4月に日本コロムビアよりシングルとして公開された本作は、こまどり姉妹のキャリアの象徴となり、同年のNHK紅白歌合戦初出場という快挙も成し遂げました。

アルバム『コロムビア・デュエット スーパー・セレクト』や『決定盤 こまどり姉妹大全集』など、数々の名盤に収録されています。

北海道への郷愁を感じる方や、力強い演歌の魅力に触れたい方にぜひお勧めしたい一曲です。

函館夜景杜このみ

北海道函館の夜景をメインテーマとした壮大なスケールのバラードで、演歌の伝統的な要素を現代的な感性で表現した心揺さぶる一曲です。

杜このみさんの力強くも繊細な歌声は、港町の情景を見事に描き出し、聴く人の心に深い余韻を残します。

本作は2019年5月に発売されたシングルで、北海道函館市の観光PRソングとしても活用されています。

函館市や観光協会が主催するイベントやキャンペーンで使用され、地元のラジオ局やテレビ番組でも頻繁に取り上げられる人気曲。

函館の魅力を五感で味わいたい方や、懐かしい故郷を想う方におすすめの作品です。

美しい港町の雰囲気を存分に感じられる珠玉の一曲となっています。

落陽吉田拓郎

作詞家岡本おさみさんを迎えた作品『落葉』。

フォークシンガー吉田拓郎さんが1989年にリリースしました。

本作は岡本さんが北海道を放浪した際に出会ったサイコロ賭博に明け暮れる老人と、苫小牧港から仙台港に向かうフェリーに乗る岡本さんをその老人が見送る際の情景を歌詞におこしています。

老人の生きざまと自身の放浪をする姿を重ねた鋭い世界観がファンの間では強烈に支持されています。

北海道をぶらりめぐる際にBGMとして聴きたい1曲です。