日本のヘビーメタルバンド。邦楽メタルシーンの人気バンド
80年代のジャパニーズメタル、いわゆる「ジャパメタ」と呼ばれたムーブメントを経て、日本におけるヘビーメタルは長らく下火でした。
しかし、超絶的な演奏テクニックや激しい音楽性に再度日が当たったことにより、若手のバンドや海外で活躍するバンドも増えています。
そこで今回は、シーンを代表する大御所から若手の人気バンドまで、日本の人気ヘビーメタルバンドをご紹介します。
根強いファンベースを築き上げたその熱い音楽にぜひ触れてみてください。
日本のヘビーメタルバンド。邦楽メタルシーンの人気バンド(81〜90)
Wire Rope StrangleVomit Remnants

東京発、ブルータル・デスメタルの代表的存在。
結成は1997年と古く、解散や再結成を経て現在も活動中です。
海外でも高い知名度を誇り、オールドスクールなデスメタルからスラミングデスメタル、さらにグルーヴィなサウンドまでも飲み込んだ貫録のデスメタルを聴かせてくれます。
お先に失礼します。花冷え。

2015年に結成された花冷えは、メタルコアやハードコアを昇華させた独自のジャンル「原宿コア」を特徴とする日本のハイブリッドガールズバンドです。
2016年には初のオリジナル曲を制作し、2017年にはスクールズアウト全国決勝大会で準優勝を果たしました。
2018年にはミニアルバム『開花宣言』をリリースし、2021年には1stフルアルバム『乙女改革』で本格的なデビューを飾りました。
ユキナさんの力強いスクリームと、マツリさんの作詞・作曲・アレンジ力が光る楽曲は、激しさの中にもポップさを感じさせる独特の魅力があります。
若い世代を中心に人気を集めており、ヘビーメタルファンだけでなく、ポップスファンにもオススメのバンドです。
Je l’aimeMoi dix Mois

ブラックメタルシーンをけん引する、Moi dix Mois。
彼らはギタリストのManaさんを中心に結成されたソロゴシックメタルサウンドプロジェクトです。
とても微妙なところなのですが、バンドとして周知されている一方、公式にはソロプロジェクトであるという見解を示しています。
それはさておき、彼らの魅力はさまざまなジャンル、モチーフを取り入れる作風でしょう。
その混沌とした世界観を楽しんでほしいと思います。
LOVEBORIS

あらゆるジャンルを飲み込んで、独自のサウンドを切り開いている3ピースバンド。
1992年の活動開始から、インディーズで多くの作品を発表してきましたが、海外でも高い評価を得るようになりました。
日本の映画『告白』などに楽曲を提供するなど、活動の幅を広げています。
Eyes of DoubtBRIDEAR

福岡発のパワーメタルバンド、BRIDEARは2012年の結成から、その圧倒的な演奏力とキャッチーなメロディで国内外のファンを魅了し続けています。
2021年5月にリリースした3rdアルバム『Bloody Bride』は、オリコンチャートで18位を記録。
海外での評価も高く、特にヨーロッパでの人気が顕著です。
バンドの魅力は、KIMIさんのパワフルかつ伸びやかな歌声と、AYUMIさんとMOEさんによる卓越したツインギター。
HARUさんとNATSUMIさんのリズム隊も見事な演奏を披露します。
ジャパニーズメタルの新たな旗手として、その活躍から目が離せません。
AtonementVeiled in Scarlet

90年代から活動を続けていたSERPENTのメンバーを中心に、2010年に結成されたメロディックデスメタル・バンド。
多くのメンバーチェンジがありながらも、和製メロデス勢の中でトップクラスの人気と実力を誇ります。
その圧倒的にクラシカルな泣きのメロディは唯一無二の存在感です。
日本のヘビーメタルバンド。邦楽メタルシーンの人気バンド(91〜100)
SPEEDアレルギー幻覚アレルギー

ハードロックとはまた違ったヘビーなサウンドではあるのですが、ヴィジュアル系の黎明期から活動して人気を博していた「元祖ヴィジュアル系」の1つ、かまいたちのメンバーがバンドを解散後に始めた幻覚アレルギーは、ヴィジュアル系の歴史を深掘りしたいという方や日本のメタルやハードコアといったジャンルに興味がある方であればぜひチェックしてほしいユニットですね。
やんちゃなパンクロックでコミカルな面もあったかまいたち時代とは打って変わってハードなイメージを前面に押し出し、インダストリアルメタルなどのノイジーなサウンドは、むしろかまいたちを知らない方であればストレートにかっこいい音として楽しめるのではないでしょうか。
メジャーに進出後もハードなスタイルを貫いた姿勢も真の意味で「パンク」を感じますし、彼らのような音を鳴らすバンドがメジャーで活躍できた1990年代という時代の空気のようなものも、彼らの音楽を通じてぜひ味わってみてください!