クリスマスにぴったりのジャズナンバー。定番から隠れた名曲まで
クリスマスをちょっとオシャレに過ごしたい、ハッピーでロマンチックなクリスマスに憧れる……そんな方にオススメなのが、クリスマスソングのジャズナンバーです。
誰もが知っているクリスマスソングのジャズ・アレンジは多くのアーティストが挑戦しており、クリスマス・アルバムとしてリリースしているケースも多いのです。
本稿では、ジャズ初心者の方でも楽しめるクリスマスに聴きたいジャズナンバーの名曲をたっぷりとご紹介します!
定番中の定番から隠れた名曲、さらにはアーティスト自身によるオリジナルのクリスマスソングまで、新しい楽曲も含めたラインアップをぜひお楽しみください。
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クリスマスにぴったりのジャズナンバー。定番から隠れた名曲まで(1〜10)
God Rest Ye Merry, GentlemenOscar Peterson

こちらの曲は18世紀に出版されたイギリスの古いクリスマスキャロルです。
有名な曲ですので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
タイトルは日本では『世の人忘るな』と訳されています。
その有名な曲を、オスカー・ピーターソンさんがスインギーなジャズにアレンジして演奏しています。
どんなクリスマス曲も自分の曲のように変えてしまうオスカー・ピーターソンさん、とても魅力的ですね。
教会などで演奏されている原曲と聴き比べてみるのもおもしろいです。
Silver BellsTony Bennett

クリスマスの季節が近づくと、街の空気も変わって活気づくものですよね。
そんな季節にぴったりの1曲といえば、トニー・ベネットさんが歌うこの楽曲でしょう。
2008年にリリースされたアルバム『A Swingin’ Christmas』に収録されており、カウント・ベイシー・ビッグ・バンドとの共演が実現しています。
ビッグバンドの力強いサウンドと、ベネットさんの温かみのある歌声が見事に調和し、都会的でありながらも心温まるクリスマスの情景を描き出しています。
第52回グラミー賞でもノミネートされた本作は、ジャズが好きな方はもちろん、穏やかでリラックスしたクリスマスを楽しみたい方にもおすすめです。
ぜひ、大切な人と過ごす特別な時間のBGMとして流してみてはいかがでしょうか。
Count Your Blessings Instead of SheepDiana Krall

こちらの曲は1954年に公開された映画の中で歌われた曲で、アービング・バーリンさんが作った曲です。
彼の個人的な体験をもとに作られており、彼が不眠症に悩んでいた時、医者に勧められた、眠れないなら幸せだったことを数えてみてはどうか、というアドバイスをヒントにしたものだそうです。
あまり知られていませんが、名曲の一つといえるでしょう。
この映画ではローズマリー・クルーニーさんがこちらの曲を歌っています。
そんな曲をとりあげるダイアナ・クラールさんもセンスがいいですね。
クリスマスにぴったりのジャズナンバー。定番から隠れた名曲まで(11〜20)
A Christmas DreamKitty LaRoar

ロマンチックな雰囲気を演出したい時には、『A Christmas Dream』もピッタリですよ。
こちらは、イギリスのジャズシンガー、キティ・ラロアさんと、ピアニストのニック・シャンクランドさんが共同で手掛けた1曲。
クリスマスソングを集めたアルバム『Christmas Dream』に収録されています。
美しいピアノの音色に合わせて、クリスマスのロンドンの様子を歌いあげる内容で、一言で表すならば優雅な雰囲気です。
The Christmas SongElla Fitzgerald

こちらの曲は数あるジャズのクリスマス曲の中でももっとも有名な1曲といえるでしょう。
1944年に歌手のメル・トーメさんがボブ・ウェルズさんと作った曲で、クリスマスのすべてが詰まったような歌詞です。
実は夏の暑い時に涼しくなろうとした2人がクリスマスのことを空想してできた曲だといわれています。
おしゃれな遊びが名曲になったなんて、センスがいいですよね。
こちらの曲もエラ・フィッツジェラルドさんをはじめ、有名なところではナット・キング・コールさんなど、名だたる歌手が歌っているので、ぜひ聴き比べてみてください。
Show Me The MagicJamie Cullum

イギリス出身のジャズシンガー、ジェイミー・カラムさん。
ジャズシンガーとしてはもちろんのこと、ジャズピアニストとしても高い評価を受けています。
さらに学才にも優れておりレヴィング大学を主席で卒業しています。
商業的にも成功を収めているアーティストで、第47回グラミー賞のベスト・ジャズ・ヴォーカル部門にノミネートされました。
そんな彼のクリスマスのジャズナンバーとして知られているのが、こちらの『Show Me The Magic』。
70年代のジャズの雰囲気がただよう、良質な作品です。
Warm DecemberJulie London

女優としても活躍したアメリカ出身のジャズボーカリスト、ジュリー・ロンドンさん。
1944年の19歳から女優として活動するようになり、両親が芸能人ということもあって『赤い家』『愛と血の大地』『機動部隊』といった有名映画に出演しました。
そんな彼女の定番のクリスマスソングが、こちらの『Warm December』です。
高級感があふれるスロージャズに仕上げられているので、ディナーのBGMなどにオススメです!






