【2025】洋楽ハードロックの今。注目の曲まとめ
1960年代のサイケデリックロックやブルースロックから影響を受け、よりラウドでアグレッシブなギターを主体として70年代以降に定着したハードロック。
ヘビーメタルとの差異は明確な基準があるわけではないのですが、2020年代の今も、いわゆるヘビーメタルとはまた違った「ハードロック」を鳴らすバンドはベテランはもちろん若手にも存在しているのですね。
今回の記事では、ハードロックの大御所はもちろん、ビンテージなハードロックからの影響を感じさせる若手まで、広い意味でのハードロックを鳴らすバンドの最新の人気曲やオススメの曲をご紹介。
2020年代のハードロックの「今」を知る上でもオススメです!
【2025】洋楽ハードロックの今。注目の曲まとめ(61〜70)
By a Monster’s HandVolbeat

激烈にタイトなギター・リフ、重厚なリズム隊、力強いボーカルが織りなす重層的なサウンドが炸裂!
デンマークのロックバンド、ヴォルビートが2025年3月にリリースしたシングルは、シリアル・キラーをモチーフにした禍々しくもスリリングな物語性を持つ意欲作です。
6月に発売される通算9枚目となるアルバム『God of Angels Trust』からの先行曲として公開され、同月から11月にかけて世界70公演におよぶツアーも予定されています。
わずか13日という過去最短の録音期間で制作された本作は、ハードロックからメタル、ロカビリーまでを飲み込んだ、まさにヴォルビートの真骨頂。
スリリングなストーリーと共に、ヘヴィな音像に酔いしれたい方におすすめの1曲です。
Living ProofBon Jovi

長いキャリアを歩み続けてきたボン・ジョヴィの新曲は、希望や家族の絆、愛の永続性をテーマにした力強いロックアンセムです。
80年代を彷彿とさせるエネルギッシュなサウンドとキャッチーなメロディが特徴的で、誰もが歌えるような親しみやすさが魅力ですね。
2024年5月にリリースされたこの曲は、4年ぶりとなる16枚目のスタジオアルバム『Forever』に収録予定。
前作『2020』の社会問題や個人的な困難とは対照的に、それらを乗り越えた後の希望と喜びを表現しているそうです。
人生の複雑さや逆境に立ち向かう力を歌った本作は、きっと多くのリスナーの心に響くことでしょう。
Voices In My HeadFalling In Reverse

2020年にリリースされた『Popular Monster』で注目を集めたハードロックバンド、フォーリング・イン・リヴァース。
彼らが2022年にリリースした『Voices In My Head』は、打ち込みとバンドサウンドのミックスが心地よい一曲です。
この曲は、浮遊感のあるシンセサイザーとヘビーなギターが混ざり合っているのも面白いポイントなんですよ。
また、このようにポップなシンセサイザーをフィーチャーしたジャンルは「ニューコア」と呼ばれることもあります。
この曲の雰囲気が気に入ったら、ぜひニューコアというジャンルも調べてみてくださいね!
Killing FloorSlash feat. Brian Johnson

言わずと知れたガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであり、ソロアーティストとしても活躍するレジェンド、スラッシュさんが何とAC/DCのボーカリストであるブライアン・ジョンソンさんとタッグを組んだカバー曲が、話題を集めています。
ブルースの名曲をゴリゴリとしたハードロックサウンドにアレンジしたこの楽曲は、ソロ名義としては14年ぶりのリリースとなるアルバム『Orgy of the Damned』に収録されています。
カバー元の曲には、人生の選択や後悔といったテーマが込められていましたが、二人の演奏によって、その感情がよりダイレクトに聴き手に伝わってきます。
アルバムには、この曲以外にも錚々たるアーティストがゲスト参加しており、ブルースの古典を現代的な解釈で聴かせてくれる、スリリングな一枚となっています。
ギターリフが炸裂する、興奮のハードロックサウンドをぜひ体感してみてください。
Just PretendBAD OMENS

2015年に結成されたアメリカ出身のバンド、バッド・オーメンズ。
彼らの『Just Pretend』は打ち込みサウンドをたくみに操った、構成力の高さが魅力的です。
特に中盤のブレイクパートは、ボーカルのノア・セバスチャンの怪しい声がいいアクセントになっています。
ちなみに、この曲調が気に入ったらブリング・ミー・ザ・ホライズンというバンドもぜひチェックしてみてください。
音楽性が似ているのでオススメですよ!
Dance, Kid, DanceShinedown

アメリカのハードロックバンド、シャインダウンによる新曲は、現代社会の若者たちが抱える葛藤をテーマにした力強いアンセムです。
過剰な情報や社会的規範の変化に対する警鐘を鳴らす歌詞と、エネルギッシュなサウンドが特徴的。
ボーカリストのブレント・スミスさんは、「今回は全く新しいアプローチで制作に臨んだ」と語っており、バンドの新たな挑戦が感じられる一曲となっています。
2025年4月25日からスタートする全米ツアー「Dance, Kid, Dance Tour」のタイトルにもなっており、ライブでの披露が楽しみな楽曲です。
社会のプレッシャーに押しつぶされそうな時や、自分を見失いそうな時に聴くのがおすすめですよ。
Stay In Your Grave (feat. Alice Cooper)The Black Keys

シアトル発のブルースロック・デュオによる2024年10月の新曲は、ホラー映画さながらの雰囲気を醸し出すダークな一曲。
ショック・ロックの巨匠とのコラボレーションにより、不気味さと哀愁が絶妙なバランスで融合しています。
11月リリースのニューアルバム『Ohio Players (Trophy Edition)』に収録予定の本作は、ブラック・キーズ特有のシンプルなリフとブルース要素に、デビル役として参加したゲストの独特な歌声が加わり、まるで死と向き合う主人公の葛藤を表現しているかのよう。
ハロウィンパーティーのBGMとしてもぴったりな一曲で、ブルースロック好きな方はもちろん、ダークな世界観や物語性のある楽曲を好む方にもおすすめです。