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【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚

従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。

定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。

今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!

ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!

【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(56〜60)

Neu! ’75Neu!

Neu! – Neu! ’75 (full album)
Neu! '75Neu!

クラウトロックの先駆者として知られるNeu!が1975年にリリースしたアルバム『Neu! ’75』は、ポストロックの礎を築いた傑作の1つです。

マイケル・ローターさんとクラウス・ディンガーさんの音楽性の違いが生み出した、前半のメロディックな楽曲と後半の実験的なサウンドの対比が魅力的。

特に「Hero」はプロトパンクの先駆けとして、セックス・ピストルズやデビッド・ボウイさんに影響を与えたとされています。

本作は、従来のロックの枠を超えた新しい音楽表現を求める方におすすめ。

クラウトロックやポストロックに興味がある方は、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

The Eye of Every StormNeurosis

Neurosis – The Eye of Every Storm (full album)
The Eye of Every StormNeurosis

深い内省と人生の循環性を探求する楽曲で、Neurosisの音楽性の進化を示しています。

静から動へ、そして再び静へと変化する壮大な構成が特徴的で、聴く者の心を揺さぶります。

2004年6月にリリースされたアルバム『The Eye of Every Storm』に収録された本作は、バンドのより抑制されたサウンドへの変容を完全に実現しています。

ポストロックやメタルを好む洋楽ファンにぜひ聴いてほしい1曲です。

静かな時間に1人で聴くのがおすすめですが、長い曲なので忍耐力が必要かもしれません。

しかし、その忍耐は必ず報われるはずです。

Enjoy your worries, you may never have them againThe Books

The Books – Enjoy your worries you may never have them again
Enjoy your worries, you may never have them againThe Books

The Booksは、2000年から2012年まで活動をしていたニューヨークのミュージック・デュオです。

彼らは”新しいフォーク・ミュージック”と呼ばれるなど、独特なサウンドで知られています。

このトラックは2002年のデビュー・アルバム「Thought for Food」に収録されています。

Been a Long Time CousinHella

Hellaは、2001年にカリフォルニア州サクラメントで結成されたロック・バンドです。

現在はギタリストのSpencer SeimとドラマーのZach Hillによるデュオとして活動しています。

このトラックは2002年にリリースされたファーストLP「Hold Your Horse Is」に収録されています。

Bright TomorrowFuck Buttons

Fuck Buttonsは、2004年から活動するイギリスのエレクトロニック・ミュージック・デュオです。

このトラックは2008年にリリースされたデビュー・アルバム「Street Horrrsing」に収録されています。

このアルバムはMogwaiのギタリストであるJohn Cummingsによってプロデュースされました。

おわりに

今回紹介したバンドやアーティストの歴史に残る名盤たちをすべて聴いたとしても、まだまだポストロックの全貌は到底把握できるようなものではありません。

派生したバンドや多く存在するサブジャンル、ポストロックの名盤を多くリリースしているレーベルなど……深掘りすればするほど楽しめるポストロックの世界の最初のガイドとして本稿を楽しんで頂けたら幸いです!