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素敵なブルース
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ブルースの人気曲ランキング

1960年代から1970年代にかけて最盛し、今なお愛され続けるブルース。

ブラックミュージックを原点とする音楽とは密接な関係があり、形を変え今でもその手法が取り入れられています。

伝説的アーティストの名曲や人気曲、調べてみました。

この記事ではこれまでに当サイトに寄せられたブルースファンの確かな声をもとに人気の曲をピックアップ。

そのなかでもとくに評判だったものをランキング形式でご紹介いたします。

どうぞご覧ください。

ブルースの人気曲ランキング(1〜10)

Dust My BroomElmore James8

エレキギターをボトルネック・スタイルで演奏するギタリストとして人気を集めた、エルモア・ジェームスさん。

ロバート・ジョンソンさんから影響を受けた高いギターテクニックを武器に、デルタブルースを電化させました。

1951年に非常に遅咲きのヒットを記録したのですが、約10年後である1963年に病気により亡くなってしまいました。

こちらの作品は、そんな彼の名曲として知られており、短い活動のなかで強烈なインパクトを残しました。

決別して新たな場所へ向かう主人公の心情が、叫びにも似たボーカルとマシンガンのように連射されるスライドギターで表現されています。

フリートウッド・マックらがカバーしたことでも有名です。

ブルースの歴史が変わる瞬間を体感したい方にオススメです。

Voodoo Child (Slight Return)The Jimi Hendrix Experience9

The Jimi Hendrix Experience – Voodoo Child (Slight Return) (Live In Maui, 1970)
Voodoo Child (Slight Return)The Jimi Hendrix Experience

ロックとブルースが見事に融合した『Voodoo Child (Slight Return)』は、ジミ・ヘンドリックスさん率いるザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスによる名曲です。

エネルギッシュなギタープレイと独特なサウンドが特徴で、音楽ファンを魅了し続けています。

ノエル・レディングさんのベースラインとミッチ・ミッチェルさんのドラミングが絶妙なリズムを築き上げ、ヘンドリックスさんのギターがその上で自由を謳歌しています。

彼らの楽曲は今でも多くのアーティストに影響を与え、ブルースロックの確固たる地位を築きました。

没後も色褪せることなく、リスナーの心を強く揺さぶり続ける、まさに時代を超越した名作です。

しょげないでよBABYB.B.QUEENS10

ビーイング名曲紹介 96 しょげないでよBABY / B.B.QUEENS
しょげないでよBABYB.B.QUEENS

国民的人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のオープニングテーマを担当していた音楽グループ、B.B.QUEENS。

ポップな楽曲がメインですが、日本を代表するブルースシンガーである近藤房之助さんがメンバーとして居るということもあり、なかには非常にブルージーな楽曲が存在します。

その中でも特にオススメしたい楽曲が、こちらの『しょげないでよBABY』。

人気番組『はじめてのおつかい』のテーマソングとしても有名ですね。

本作はかわいらしさのなかにもブルースの渋さをかねそなえた1曲です。

ぜひチェックしてみてください。

ブルースの人気曲ランキング(11〜20)

Lonely Heart (Japanese Version)CREATION11

クリエーション 『ロンリー・ハート』 1981年
Lonely Heart (Japanese Version)CREATION

日本のロックバンドの先駆け的存在であるクリエイション。

活動初期はブルースロックバンドとして活動しており、数々の名曲を世に送り出しているんですよ。

そんなクリエイションの曲の中から『LONELY HEART (Japanese Version)』を紹介します。

こちらは失恋してしまった男性の切ない気持ちをメロディックに歌いあげる内容に仕上がっています。

英語バージョンもあるので、聴き比べても楽しめますよ。

All Your Love (Otis Rush Cover)John Mayall’s Bluesbreakers12

イギリスのブルースロックバンド、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ。

エリック・クラプトンさんや、ミック・テイラーさんなど超有名アーティストが参加していたことでも知られています。

そんな彼らのアルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』から『All Your Love』を紹介しましょう。

こちらはシンガソングライターのオーティス・ラッシュさんがリリースした曲のカバーで、原曲よりも軽やかなサウンドに仕上げています。

Black DogLed Zeppelin13

Led Zeppelin – Black Dog (Live at Madison Square Garden 1973) (Official Video)
Black DogLed Zeppelin

ブルースの魅力を凝縮したような力強いギターリフが印象的な楽曲です。

ジミー・ペイジさんの繊細かつ大胆なプレイと、ロバート・プラントさんの表現力豊かなボーカルが絶妙に絡み合い、聴く者の心を捉えて離しません。

1971年11月にリリースされた彼らの4枚目のアルバム『Led Zeppelin IV』に収録されており、複雑なリズムパターンや独特の音色など、随所に技巧を凝らした演奏が光ります。

性的な欲望と自己抑制の葛藤を描いた歌詞も興味深く、深い洞察を感じさせますね。

ブルースロックの魅力を存分に味わいたい方に、ぜひおすすめしたい一曲です。

CrossroadRobert Johnson14

デルタ・ブルースの第一人者にして、ロック・ミュージシャンにも多大なる影響を与えたロバート・ジョンソンさん。

1911年にミシシッピ州に生まれ、幼少期から多くのブルースマンに影響を受け、「魂を悪魔に売り渡した」と称されるほどの卓越したギター・テクニックとファルセット唱法が評判を得て知名度を上げました。

1936年に録音された『Terraplane Blues』で全米的な注目を集め、『Love in Vain』や『Cross Road Blues』といった楽曲は、後にローリング・ストーンズなどにカバーされるブルース・スタンダードとなりました。

ジョンソンさんのギター・プレイは「第二の声」とも称され、オーケストラのようなフルサウンドを生み出したことで革新的だったと言われています。

わずか27歳でこの世を去ったジョンソンさんですが、ブルースやロックの礎を築いた不世出の天才として、今なお多くの人々を魅了し続けているのです。