ジャズの人気曲ランキング
19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。
アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。
さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。
この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。
国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。
ジャズの人気曲ランキング(81〜90)
Georgia On My MindRay Charles86位

ゴスペルライクな高い歌唱力と楽しさをかき立ててくれるようなボーカルが渋さもありながらもハイカラな内容へと高められているレイチャールズによるジャズの名曲です。
スムースなテイスト感で夏にもおすすめできる洗練された聴き心地を生み出しています。
DesafinadoStan Getz feat. João Gilberto87位

春の日差しのように温かく洗練された音色が心を包み込みます。
アメリカのジャズサックス奏者スタン・ゲッツさんとブラジルのギタリスト、ジョアン・ジルベルトさんが紡ぎ出す優美なメロディは、愛の不協和音の美しさを巧みに表現しています。
ボサノヴァへの批判に対する反論として生まれた本作は、1964年のアルバム『Getz/Gilberto』に収録され、シンコペーションと複雑な和音進行が織りなす独特の浮遊感で聴く人を魅了します。
ゲッツさんの滑らかなテナーサックスとジルベルトさんの繊細なギター、そして囁くようなボーカルが見事に調和した一曲は、新しい季節の始まりを感じる朝の散歩や、穏やかな午後のティータイムにぴったりです。
RustYussef Dayes feat. Tom Misch88位

ロンドンを拠点とするドラマー・Yussef Dayesさんが、盟友Tom Mischさんとタッグを組んだインストゥルメンタル・ナンバーです。
ジャズを基盤にフュージョンやアンビエントが融合したドリーミーなサウンドが、作業空間をおしゃれに彩ってくれるのではないでしょうか。
2023年9月にリリースされたアルバム『Black Classical Music』に収録されている楽曲で、ファンからのコメントが5,000件に達したことで公開されたというエピソードも話題となりました。
繊細なドラムと低音域を効かせたギターの旋律は、勉強やデスクワークの集中力を高めたいときにぴったりですよ。
リラックスしながら深く没頭できる、現代ジャズの名曲です。
Blue MoonBillie Holiday89位

1934年にロレンツ・ハートさん作詞、リチャード・ロジャースさん作曲でリリースされた『Blue Moon』。
この曲は現在でも高い人気をほこる、アメリカのジャズシンガー、ビリー・ホリデイさんなどによるカバーでよく知られています。
シンプルな歌詞とメロディで構成されたこの曲は、ジャズを初めて歌ってみたいという方にはピッタリ。
また、この曲は循環コードという単純な和音の流れを繰り返す曲なので、ピアノやギターを使ったソロカバーや弾き語りにもオススメ。
ぜひ幅広いシーンでこの曲を活用してみてくださいね!
HopoponoGoGo Penguin90位

ジャズの枠組みを飛び越えた、新感覚のサウンドを体験してみませんか。
イギリス・マンチェスター出身のバンド、GoGo Penguinが奏でる本作は、ピアノの反復するフレーズと太くうねるベース、そして正確無比なブレイクビーツが絡み合う、圧倒的な疾走感が魅力です。
まるでロックやクラブミュージックのような高揚感があり、静かな始まりから徐々に熱を帯びていく展開に引き込まれます。
2014年3月当時に公開された作品で、名盤『v2.0』にも収録されており、同年のマーキュリー・プライズにノミネートされるなど、彼らの国際的な評価を決定づけました。
普段はジャズを聴かないロック好きの方や、ドライブ中にテンションを上げたい方にも強くおすすめできる一曲です。
ジャズの人気曲ランキング(91〜100)
Rock ItHerbie Hancock91位

アメリカ・シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの1983年のアルバム『Future Shock』に収録されている楽曲。
聴いてみると分かると思いますが、「……ジャズなのか?」と首をかしげるほど大胆にヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックの先駆となりました。
話題となった『Head Hunters』をはじめ、枠にとらわれない音楽活動が特徵的なミュージシャンですね。
Don’t You Worry ‘Bout A ThingIncognito92位

イギリスはアシッド・ジャズのホットゾーンとして知られており、他の国に比べるとアシッド・ジャズにおいては長い歴史を持ちます。
そんなイギリスのアシッド・ジャズ史のなかで、レジェンドとして知られているグループが、こちらのインコグニート。
アシッド・ジャズを盛り上げたのはジャミロクワイですが、礎を築いたのはインコグニートと言われています。
こちらの『Don’t You Worry ‘Bout A Thing』は、彼らの代表的な作品で、時代を感じさせるファンクのエッセンスが強いノリの良いアシッド・ジャズに仕上げられています。
Time After TimeMiles Davis93位

スタンダードナンバーと言われると、大抵が戦前や50年代60年代といった時代に生まれた曲というイメージですが、本稿で紹介する楽曲は80年代に生まれた珠玉のスタンダードナンバーです。
大の親日家としても有名なアメリカ出身の女性シンガーソングライター、シンディ・ローパーさんが1983年にリリースした特大ヒットアルバム『She’s So Unusual』に収録されている『Time After Time』は、80年代を代表する名バラードとして2020年代の今も愛される名曲ですよね。
CMなどでも何度となく起用されていますし、若い音楽ファンであっても切ないメロディを聴けばすぐにそれと分かるはず。
実はこの『Time After Time』ですが、ジャズ界においてもスタンダードナンバーとして多くのアーティストがカバーし続けているのです。
ジャズ界における帝王、マイルス・デイヴィスさんが『Time After Time』が発表されて間もない時期の1984年にインストゥルメンタル・バージョンとして録音、翌年の1985年にシングルとしてもリリースしたことが直接的なきっかけとなっています。
その後はマイルスさんのライブ・パフォーマンスにおいても、繰り返し演奏されたという経緯があるのですね。
もちろん、ジャズに限らずさまざまな分野でカバーされ続けている永遠の名バラードを、オリジナル・バージョンでもマイルスさんのカバーでもぜひ楽しんでくださいね!
MilestonesMiles Davis94位

20世紀のジャズ史において、その流れを何度も作り替えたトランペット奏者であるマイルス・デイヴィスさん。
彼が率いる名手揃いのセクステットが奏でるこの楽曲は、疾走感あふれるミディアム・アップのアンサンブルがたまりませんよね。
複雑なコード進行から解き放たれ、旋法を軸にした自由で開放的な即興演奏は、後の音楽シーン全体に多大なる影響を及ぼしています。
1958年9月当時にリリースされた名盤『Milestones』の表題曲である本作は、特定の商業タイアップを持たない純粋なスタジオ録音ながら、現在も多くの人に愛されています。
ジョン・コルトレーンさんらの白熱した掛け合いが聴ける本作は、ジャズの敷居が高いと感じているロック好きでも最高に盛り上がれるはず!
It Never Entered My MindMiles Davis Quintet95位

優雅で洗練された演奏と、深い感情表現が織りなす名演。
アメリカを代表するジャズバンド、マイルス・デイヴィス・クインテットが1956年5月に残した珠玉のバラード演奏です。
失恋の痛みと孤独を描いた繊細な物語に、リーダーのミュートトランペットが艶やかな音色で寄り添います。
アルバム『Workin’ with the Miles Davis Quintet』に収録され、1959年12月にリリースされた本作は、映画『ラニー/怒りの銃声』や『プリティ・ブライド』でも使用され、その魅力を広く知らしめました。
静かな夜のひととき、心に染みる優美な旋律に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
Feeling GoodNina Simone96位

自由と解放、新たな始まりを象徴する楽曲として、多くの人々の心に刻まれています。
力強く、感情豊かな歌声が、聴く者に希望と勇気を与えます。
1965年のアルバム『I Put a Spell on You』に収録され、ニーナ・シモンさんの代表作となりました。
1994年にイギリスのフォルクスワーゲンのCMで使用され、再び注目を集めました。
公民権運動にも深く関わったシモンさんの思いが込められた本作は、人生の転換期や新しい挑戦を前にした時に聴くのがおすすめです。
心が軽くなり、前を向く勇気がわいてくるでしょう。
SummertimeNorah Jones97位

もともとは、ジョージ・ガーシュウィンさんが1935年に発表したたオペラ『ポーギーとベス』のために作曲した曲で、子供をあやす子守歌として劇中で歌われています。
ゆっくりとしたバラード調から、テンポがあるスウィングまで、いろいろなアレンジで演奏されることが多い曲です。
Cool Struttin’Sonny Clark98位

2020年に放送された渡辺直美さんが出演する香味ペーストのCMには、ソニー・クラークさんによる名曲『Cool Struttin’』が流れています。
この曲が収録されたアルバムのジャケットに見覚えのある方は多いはず。
また、アルバムタイトルとアーティスト名のデザインは雑貨店ビレッジバンガードのロゴの元ネタにもなっているんですよね。
そんな風に、音楽以外の面でも注目を集めたこの曲は、ピアノやトランペットをはじめ、各パートのソロに痺れるクールな1曲です。
StratusBilly Cobham99位
ジャズ・ロックの歴史を語る上では欠かせない超絶テクニックを持つドラマーと言えば、1944年生まれのパナマ系アメリカ人のビリー・コブハムさんです。
マイルス・デイヴィスさんやマハヴィシュヌ・オーケストラといった革新的なジャズ・アーティスト~グループとの歴史的な仕事はもちろん、ソロ・アーティストとしても多くの作品をリリースしているビリーさんの輝かしいディスコグラフィの中でも、今回は1973年にリリースされた記念すべきソロ・デビュー作『Spectrum』に収録された楽曲『Stratus』を紹介します。
マハヴィシュヌ・オーケストラでの経験を踏まえたクロスオーバーなフュージョン・サウンドをさらにロックに寄せたといった趣のバンド・アンサンブルは最高に刺激的でカッコいいです!
ドラマチックな楽曲展開を先導し、柔に剛にと暴れ回るビリーさんのドラム・プレイはもちろん、参加したミュージシャンの熱演も素晴らしく、ディープ・パープルのギタリストにして本作から2年後に25歳の若さで亡くなってしまった、トミー・ボーリンさんによる弾きまくりな熱いギター・ソロも聴きどころですね。
余談ですが、この楽曲はマッシブ・アタックの名曲『Safe From Harm』に引用されていますから、合わせてチェックしてみてください!
L-O-V-ENat King Cole100位

アメリカのジャズピアニストでありシンガーでもあるナット・キング・コールさんの代表曲『L-O-V-E』。
ジャズが好きな方ならご存じの方が多いかと思いますが、そうでない方でもこの曲には聴き覚えがある方が多いと思います。
この曲の魅力は、軽快なリズムにしっとりとメロウな歌声で愛について歌っているところにあります。
一度耳にすれば覚えてしまうほどの聴き心地のよさは、他の楽曲にはない魅力かもしれません。
これまでにY!mobileやアサヒビールのCMなどに起用されており、きっとあなたも耳にしているはずです。



