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ジャズの人気曲ランキング

19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。

アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。

さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。

この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。

国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。

ジャズの人気曲ランキング(81〜90)

Rock ItHerbie Hancock85

Herbie Hancock – Rockit (Official Video)
Rock ItHerbie Hancock

アメリカ・シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの1983年のアルバム『Future Shock』に収録されている楽曲。

聴いてみると分かると思いますが、「……ジャズなのか?」と首をかしげるほど大胆にヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックの先駆となりました。

話題となった『Head Hunters』をはじめ、枠にとらわれない音楽活動が特徵的なミュージシャンですね。

Don’t You Worry ‘Bout A ThingIncognito86

イギリスはアシッド・ジャズのホットゾーンとして知られており、他の国に比べるとアシッド・ジャズにおいては長い歴史を持ちます。

そんなイギリスのアシッド・ジャズ史のなかで、レジェンドとして知られているグループが、こちらのインコグニート。

アシッド・ジャズを盛り上げたのはジャミロクワイですが、礎を築いたのはインコグニートと言われています。

こちらの『Don’t You Worry ‘Bout A Thing』は、彼らの代表的な作品で、時代を感じさせるファンクのエッセンスが強いノリの良いアシッド・ジャズに仕上げられています。

Over the RainbowKeith Jarrett87

Keith Jarrett – Over the Rainbow (Tokyo 1984) [Restored]
Over the RainbowKeith Jarrett

『オズの魔法使い』劇中歌としてあまりにも有名なこの曲。

ジャズのスタンダード曲としてもおなじみですが、キース・ジャレットさんのソロ演奏により、ピアノジャズとしての広く知られるようになったのではないでしょうか。

シンプルなメロディをジャズ特有の和音が彩ることで、その魅力をさらに増しています。

When You Wish Upon a StarKeith Jarrett88

Keith Jarrett Trio – When You Wish Upon a Star
When You Wish Upon a StarKeith Jarrett

1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として作られたこちらの曲、いわゆるクリスマスの曲ではありませんが、かわいらしいメロディーや星にまつわる曲なのでクリスマス時期に演奏されることが多い曲です。

スウェーデンとノルウェーではクリスマスソングになっていて、ベツレヘムの星について歌っているそうです。

バラードの曲ですがキース・ジャレットさんのように3拍子で演奏されたバージョンもクリスマスらしくてすてきですね。

Time After TimeMiles Davis89

スタンダードナンバーと言われると、大抵が戦前や50年代60年代といった時代に生まれた曲というイメージですが、本稿で紹介する楽曲は80年代に生まれた珠玉のスタンダードナンバーです。

大の親日家としても有名なアメリカ出身の女性シンガーソングライター、シンディ・ローパーさんが1983年にリリースした特大ヒットアルバム『She’s So Unusual』に収録されている『Time After Time』は、80年代を代表する名バラードとして2020年代の今も愛される名曲ですよね。

CMなどでも何度となく起用されていますし、若い音楽ファンであっても切ないメロディを聴けばすぐにそれと分かるはず。

実はこの『Time After Time』ですが、ジャズ界においてもスタンダードナンバーとして多くのアーティストがカバーし続けているのです。

ジャズ界における帝王、マイルス・デイヴィスさんが『Time After Time』が発表されて間もない時期の1984年にインストゥルメンタル・バージョンとして録音、翌年の1985年にシングルとしてもリリースしたことが直接的なきっかけとなっています。

その後はマイルスさんのライブ・パフォーマンスにおいても、繰り返し演奏されたという経緯があるのですね。

もちろん、ジャズに限らずさまざまな分野でカバーされ続けている永遠の名バラードを、オリジナル・バージョンでもマイルスさんのカバーでもぜひ楽しんでくださいね!

Blue in GreenMiles Davis90

Miles Davis – Blue In Green (Official Audio)
Blue in GreenMiles Davis

静かで瞑想的な雰囲気が、特別な夜を優雅に演出するマイルス・デイヴィスさんによる一曲です。

ミュートを効かせたトランペットのささやきと、透明感のあるピアノの響きが溶け合い、まるで青と緑が滲む水彩画のような情景が心に浮かびますね。

この内省的な美しさは、食事と会話を邪魔することなく、空間を上質に彩ってくれるでしょう。

本作は、1959年8月にモダン・ジャズの傑作として名高いアルバム『Kind of Blue』に収められた作品です。

コード進行に縛られないモード・ジャズの手法を用いたこの名盤は、ジャズとしては異例の5×プラチナ認定を受けるなど、世界中で愛され続けています。

落ち着いたディナーやバーで過ごす時間に、洗練された大人のムードを添えてくれる魅力にあふれていますよ。

ジャズの人気曲ランキング(91〜100)

It Never Entered My MindMiles Davis Quintet91

優雅で洗練された演奏と、深い感情表現が織りなす名演。

アメリカを代表するジャズバンド、マイルス・デイヴィス・クインテットが1956年5月に残した珠玉のバラード演奏です。

失恋の痛みと孤独を描いた繊細な物語に、リーダーのミュートトランペットが艶やかな音色で寄り添います。

アルバム『Workin’ with the Miles Davis Quintet』に収録され、1959年12月にリリースされた本作は、映画『ラニー/怒りの銃声』や『プリティ・ブライド』でも使用され、その魅力を広く知らしめました。

静かな夜のひととき、心に染みる優美な旋律に身を委ねてみてはいかがでしょうか。