ジャズの人気曲ランキング
19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。
アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。
さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。
この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。
国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。
- 【2025】ジャズ風の邦楽バラード名曲まとめ
- 入門!ジャズ初心者におすすめの名曲・スタンダードナンバーまとめ
- スウィングジャズの名曲。おすすめの人気曲
- 【2025】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ
- 【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集
- ジャズのCMソング。人気のコマーシャルソング
- 【サックスの奥深い魅力】サックスが使われている名曲・人気曲
- 【本日のジャズ】今日聴きたい!往年の名曲や現代ジャズをピックアップ
- 【2025】海外のジャズバンドの名曲まとめ
- カラオケにもオススメ!一度は歌ってみたいジャズの名曲
- 【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲
- 【秋ジャズ】秋に聴きたいジャズの名曲・人気曲
- ジャズのBGM。作業用BGM・勉強用BGMにおすすめの名曲、人気曲
ジャズの人気曲ランキング(51〜60)
ConfirmationCharlie Parker57位

モダンジャズのオリジネイターにしてジャズ界の伝説、チャーリー・パーカーさん。
ビバップスタイルを作り上げたミュージシャンの1人であり、天才的なプレイヤーながらも荒れた生活を繰り返して34歳の若さで亡くなってしまいましたが、後にあのクリント・イーストウッドさんがパーカーさんの生涯を『バード』というタイトルで映画化するなど、その影響力は音楽のみならずカルチャー全般において大きなものがあるのですね。
そんな「バード」ことパーカーさんは作曲家としてもスタンダードナンバーをいくつかものにしており、今回紹介している楽曲『Confirmation』もその1つです。
1945年に作曲され、ビバップの形成に大いに貢献した王道のビバップスタイルのナンバー。
モダンジャズの「粋」を味わいたい方は、ぜひパーカーさん自身が演奏するライブ・バージョンの『Confirmation』を聴いてみてください!
Almost BlueChet Baker58位

さほど有名とは言えないかもしれませんが、ジャズにおけるバラードの名曲として、どうしても紹介したいのがこの曲です。
叙情的なトランペットの音色と物憂げな歌声で、ジャズの歴史にその名前を刻みながらも、破滅的な人生を送ったチェット・ベイカー。
彼が晩年に好んで演奏したのが、この『Almost Blue』でした。
シンプルなメロディでありながら、語りかけるようなトランペットの一音は、ほかのプレイヤーが100種類の音を鳴らしても表現できないものです。
ジャズにはこのような表現手法もあるんですね。
Que sera seraDoris Day59位

1956年に発表されたヒッチコック監督映画『知りすぎていた男』の主題歌で、主演女優で歌手のドリス・デイが歌いました。
「なるようになるさ」という意味の歌詞で、劇中でもこの曲は重要な役割を果たします。
三拍子のかわいらしい曲調ながら、映画はサスペンスでドキドキハラハラする内容ですよね。
日本ではペギー葉山や雪村いづみなどがカバーしていました。
God Gave Me Feet For Dancing (ft. Yazmin Lacey)Ezra Collective60位

震える心拍に寄り添う、祈りのダンスが静かに立ち上がる。
ネオソウルのしなやかさとジャズの呼吸が一体となり、余白の美しさが光ります。
英国ロンドンの5人組、エズラ・コレクティブは2025年7月のフジロックにおいても伝説的なパフォーマンスを残したことでも記憶に新しいバンドですね。
『God Gave Me Feet For Dancing (feat. Yazmin Lacey)』は2024年9月のシングルで、アルバム『Dance, No One’s Watching』の5曲目。
ヤズミン・レイシーさんを迎え、教会の記憶を手がかりに、この楽曲は踊りを祝福として捉え、共同体の喜びと浄化をそっと照らします。
タジャナ・トーキョー監督のミュージックビデオも同月公開されました。
穏やかに背中を押したい朝や、結婚式の余興、コミュニティの集いにおすすめの名曲です!
ジャズの人気曲ランキング(61〜70)
Maiden VoyageHerbie Hancock61位

『処女航海』という邦題でも知られる『Maiden Voyage』は、スタンダードなジャズに収まらないアイデアと才能で多くの革新的な作品や楽曲を生み出し、80代を過ぎた2020年代の今も現役プレイヤーとして活躍するハービー・ハンコックさんが1965年にリリースした同名のアルバムの表題曲です。
ジャズの歴史に残る名曲にして現在も愛され続けているスタンダードナンバーでもありますが、作中では宮本大が初めて自分の演奏でギャラを手にした時の記念すべき楽曲なのですね。
この曲をサックス1本だけで表現したこと自体がすごいというか何というか……一体どのような演奏だったのか、原曲を聴きながら想像してみてはいかがでしょうか。
Blue TrainJohn Coltrane62位

ジョン・コルトレーンさんが1957年に発表したアルバム名にもなった『ブルー・トレイン』は、ブルーノート・レーベルの中でも人気のある1500番台の名盤で、ジャズの醍醐味が体感できる1曲です!
マイルス・デイヴィス・バンドで演奏をともにしたベースのポール・チェンバースさんと、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズさんのグルーヴを軸に、ジョン・コルトレーンさんとリー・モーガンさんの管楽器の掛け合いが素晴らしい好演が魅力です!
CountdownJohn Coltrane63位

ジャズの名曲として知られるこの楽曲は、複雑なコード進行と速いテンポが特徴です。
1960年5月にリリースされたアルバム『Giant Steps』に収録され、ジャズ界に大きな影響を与えました。
ジョン・コルトレーンさんの卓越した即興演奏技術が存分に発揮された本作は、ジャズの標準レパートリーとして今なお多くのミュージシャンに親しまれています。
ジャズ理論や即興演奏を学ぶ学生にとっても重要な作品となっています。
ジャズに興味がある方や、新しい音楽に挑戦したい方におすすめの1曲です。
テナーサックスの魅力を存分に味わえる本作で、ジャズの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。