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ジャズの人気曲ランキング

19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。

アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。

さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。

この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。

国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。

ジャズの人気曲ランキング(71〜80)

Over the RainbowKeith Jarrett78

Keith Jarrett – Over the Rainbow (Tokyo 1984) [Restored]
Over the RainbowKeith Jarrett

『オズの魔法使い』劇中歌としてあまりにも有名なこの曲。

ジャズのスタンダード曲としてもおなじみですが、キース・ジャレットさんのソロ演奏により、ピアノジャズとしての広く知られるようになったのではないでしょうか。

シンプルなメロディをジャズ特有の和音が彩ることで、その魅力をさらに増しています。

When You Wish Upon a StarKeith Jarrett79

Keith Jarrett Trio – When You Wish Upon a Star
When You Wish Upon a StarKeith Jarrett

1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として作られたこちらの曲、いわゆるクリスマスの曲ではありませんが、かわいらしいメロディーや星にまつわる曲なのでクリスマス時期に演奏されることが多い曲です。

スウェーデンとノルウェーではクリスマスソングになっていて、ベツレヘムの星について歌っているそうです。

バラードの曲ですがキース・ジャレットさんのように3拍子で演奏されたバージョンもクリスマスらしくてすてきですね。

Time After TimeMiles Davis80

スタンダードナンバーと言われると、大抵が戦前や50年代60年代といった時代に生まれた曲というイメージですが、本稿で紹介する楽曲は80年代に生まれた珠玉のスタンダードナンバーです。

大の親日家としても有名なアメリカ出身の女性シンガーソングライター、シンディ・ローパーさんが1983年にリリースした特大ヒットアルバム『She’s So Unusual』に収録されている『Time After Time』は、80年代を代表する名バラードとして2020年代の今も愛される名曲ですよね。

CMなどでも何度となく起用されていますし、若い音楽ファンであっても切ないメロディを聴けばすぐにそれと分かるはず。

実はこの『Time After Time』ですが、ジャズ界においてもスタンダードナンバーとして多くのアーティストがカバーし続けているのです。

ジャズ界における帝王、マイルス・デイヴィスさんが『Time After Time』が発表されて間もない時期の1984年にインストゥルメンタル・バージョンとして録音、翌年の1985年にシングルとしてもリリースしたことが直接的なきっかけとなっています。

その後はマイルスさんのライブ・パフォーマンスにおいても、繰り返し演奏されたという経緯があるのですね。

もちろん、ジャズに限らずさまざまな分野でカバーされ続けている永遠の名バラードを、オリジナル・バージョンでもマイルスさんのカバーでもぜひ楽しんでくださいね!

ジャズの人気曲ランキング(81〜90)

Left AloneMal Waldron81

マル・ウォルドロンさんが生み出した名曲は、ビリー・ホリデイさんへのオマージュとして知られています。

ジャズピアニストとして活躍したウォルドロンさんですが、本作では悲しみと孤独感が漂うメランコリックなジャズバラードを奏でています。

抑制された感情表現と即興性が際立つ演奏は、聴く人の心に深く染み入るでしょう。

1959年2月24日にニューヨークで録音された本作は、ウォルドロンさんの代表作として多くのジャズファンに愛され続けています。

冬の長い夜に、一人じっくりと向き合いたい方におすすめの一曲です。

ジャズの名曲に触れたい方はもちろん、静かな時間を過ごしたい方にも心地よく響くことでしょう。

Blue MoonMel Tormé82

深い夜空に輝く月のような、静謐で優美な旋律が心に染み入ります。

アメリカ出身のメル・トーメさんは、その甘美なバリトンボイスから「ベルベット・フォグ」の愛称で親しまれた名手。

1949年4月にキャピトル・レコードからリリースされた本作は、全米チャートで20位を記録する大ヒットとなりました。

孤独だった主人公が奇跡的な出会いを経て愛を見つけるというロマンティックなストーリーを、トーメさんは温かみのある歌声で情感豊かに描き出しています。

ジャズの要素を巧みに織り込んだアレンジと、まるで物語を語るかのような表現力は圧巻。

1948年のMGM映画『Words and Music』でも披露され、静かな夜にグラスを傾けながら聴きたい、大人のための珠玉のバラードです。

It Never Entered My MindMiles Davis Quintet83

優雅で洗練された演奏と、深い感情表現が織りなす名演。

アメリカを代表するジャズバンド、マイルス・デイヴィス・クインテットが1956年5月に残した珠玉のバラード演奏です。

失恋の痛みと孤独を描いた繊細な物語に、リーダーのミュートトランペットが艶やかな音色で寄り添います。

アルバム『Workin’ with the Miles Davis Quintet』に収録され、1959年12月にリリースされた本作は、映画『ラニー/怒りの銃声』や『プリティ・ブライド』でも使用され、その魅力を広く知らしめました。

静かな夜のひととき、心に染みる優美な旋律に身を委ねてみてはいかがでしょうか。

Feeling GoodNina Simone84

Nina Simone – Feeling Good (Official Video)
Feeling GoodNina Simone

自由と解放、新たな始まりを象徴する楽曲として、多くの人々の心に刻まれています。

力強く、感情豊かな歌声が、聴く者に希望と勇気を与えます。

1965年のアルバム『I Put a Spell on You』に収録され、ニーナ・シモンさんの代表作となりました。

1994年にイギリスのフォルクスワーゲンのCMで使用され、再び注目を集めました。

公民権運動にも深く関わったシモンさんの思いが込められた本作は、人生の転換期や新しい挑戦を前にした時に聴くのがおすすめです。

心が軽くなり、前を向く勇気がわいてくるでしょう。