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ジャズの人気曲ランキング

19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。

アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。

さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。

この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。

国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。

ジャズの人気曲ランキング(41〜50)

Moanin’Art Blakey & The Jazz Messengers50

ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキーが、1958年に発表したアルバムの1曲目に入っているいるボビー・ティモンズが作曲した楽曲がこちらです。

ジャンルとしてファンキージャズと言われるこの曲は、ゴスペルのコール・アンド・レスポンスに影響を受けたイントロが印象的で、暑い演奏が暑い夏にピッタリなのではないでしょうか。

ジャズの人気曲ランキング(51〜60)

A Night in TunisiaArt Blakey & The Jazz Messengers51

Art Blakey & the Jazz Messengers – A Night in Tunisia
A Night in TunisiaArt Blakey & The Jazz Messengers

北アフリカの異国情緒溢れる情景を、ジャズの革新的なリズムとハーモニーで表現した傑作。

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズによる1960年8月の演奏は、アフロキューバンのリズムとビバップの融合という斬新なアプローチで、音楽の新境地を開拓しました。

力強いドラムプレイを軸に、リー・モーガンさんのトランペットとウェイン・ショーターさんのサックスが紡ぎ出す官能的なメロディライン。

名盤『A Night in Tunisia』に収録された本作は、エキゾチックな空気感とスリリングな即興演奏の交錯が魅力です。

穏やかな春の夜、異国の風を感じながらゆったりと音楽に浸りたい方におすすめの一曲です。

My Foolish HeartBill Evans52

ジャズピアノといえばこの人、日本でも高い人気を誇るビル・エヴァンス。

中でも名盤として有名なアルバム「ワルツ・フォー・デビー」に収録されたこの「マイ・フーリッシュ・ハート」は、もともとは同名の映画の主題歌でしたが、ビル・エヴァンスによるこの演奏を一番に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

物語を紡ぐようなピアノの音色は、いつまでも聴いていたくなりますね。

Someday My Prince Will ComeBill Evans53

ドビュッシーやラヴェルといった印象主義の音楽性を取り入れたジャズで世界的な人気を集めた作曲家、ビル・エヴァンスさん。

ジャズを少しでもかじっている方にとっては、おなじみの作曲家ですね。

こちらの『Someday My Prince Will Come』はディズニー映画『白雪姫』の挿入歌に使用されている作品で、日本では『いつか王子様が』というタイトルで知られています。

原曲はファンタジーな雰囲気ですが、こちらはジャジーで温かく陽気な雰囲気に仕上がっているのが印象的ですね。

Spring Is HereBill Evans54

淡い光を織りなすように、アメリカのピアニスト、ビル・エヴァンスさんがピアノで紡ぎ出す繊細な音色が心に染み入ります。

1959年12月にニューヨークで録音されたアルバム『Portrait in Jazz』に収められた本作は、春の訪れを喜ぶ気持ちと、なぜかその喜びを素直に受け入れられない繊細な感情を見事に表現しています。

スコット・ラファロさんのベースとポール・モチアンさんのドラムスが織りなす対話的な演奏は、孤独や失恋の痛みをより深く描き出しています。

春の光と影が交錯する季節の変わり目に、静かな部屋でゆっくりと耳を傾けたい一曲です。

人生の機微に触れたい方におすすめしたい珠玉の演奏となっています。

ConfirmationCharlie Parker55

モダンジャズのオリジネイターにしてジャズ界の伝説、チャーリー・パーカーさん。

ビバップスタイルを作り上げたミュージシャンの1人であり、天才的なプレイヤーながらも荒れた生活を繰り返して34歳の若さで亡くなってしまいましたが、後にあのクリント・イーストウッドさんがパーカーさんの生涯を『バード』というタイトルで映画化するなど、その影響力は音楽のみならずカルチャー全般において大きなものがあるのですね。

そんな「バード」ことパーカーさんは作曲家としてもスタンダードナンバーをいくつかものにしており、今回紹介している楽曲『Confirmation』もその1つです。

1945年に作曲され、ビバップの形成に大いに貢献した王道のビバップスタイルのナンバー。

モダンジャズの「粋」を味わいたい方は、ぜひパーカーさん自身が演奏するライブ・バージョンの『Confirmation』を聴いてみてください!

Almost BlueChet Baker56

さほど有名とは言えないかもしれませんが、ジャズにおけるバラードの名曲として、どうしても紹介したいのがこの曲です。

叙情的なトランペットの音色と物憂げな歌声で、ジャズの歴史にその名前を刻みながらも、破滅的な人生を送ったチェット・ベイカー。

彼が晩年に好んで演奏したのが、この『Almost Blue』でした。

シンプルなメロディでありながら、語りかけるようなトランペットの一音は、ほかのプレイヤーが100種類の音を鳴らしても表現できないものです。

ジャズにはこのような表現手法もあるんですね。