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ジャズの人気曲ランキング

19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。

アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。

さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。

この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。

国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。

ジャズの人気曲ランキング(1〜10)

My Funny ValentineChet Baker8

「プリンス・オブ・クール」の愛称で親しまれたチェット・ベイカーさんによる珠玉のバラードは、ジャズの名曲としてあまりにも有名な作品です。

少し変わった恋人の見た目や癖もすべてが愛おしい、という逆説的な愛情を歌った歌詞の世界観が、彼の物憂げで繊細な歌声と見事に調和しています。

本作は、1954年5月に彼の歌声を初めて本格的に収めた名盤『Chet Baker Sings』に収録された一曲です。

後には映画『Sharky’s Machine』のサウンドトラックにも起用されました。

静かな夜、一人でじっくりと音楽の世界に浸りたい時にぴったりの、心に深く染みわたる名演と言えるでしょう。

My Favorite ThingsJohn Coltrane9

My Favorite Things – John Coltrane [FULL VERSION] HQ
My Favorite ThingsJohn Coltrane

有名曲が少ないと言われるロジャース&ハマースタイン。

確かにそのとおりですが、1曲だけとてつもないヒットを巻き起こしたスタンダードナンバーが存在します。

それがこちらの『My Favorite Things』。

日本のCMでも頻繁に使用されているので、BLUE GIANTを知る前でも、一度は耳にしたことがあるかと思います。

原曲となるロジャース&ハマースタインのものと、現在のスタンダードナンバーとしての『My Favorite Things』はアレンジに大きな違いがあるので、本作をより深く楽しみたい方は、ぜひ聴き比べてみてください。

Autumn LeavesCannonball Adderley10

ジャズ好きならずとも誰もが一度は耳にしたことのある『Autumn Leaves』、邦題『枯葉』は世界中の人々に愛され続けているスタンダードナンバーですよね。

もともとはフランスで生まれたシャンソンなのですが、ジャズアーティストたちが好んで取り上げてジャズのスタンダードナンバーとしても世界的に知られるようになったのですね。

ジャズのスタンダードナンバーとしての『枯葉』で最も有名なのはビル・エヴァンスさんのバージョンか、アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレイさんによる1958年の名盤『Somethin’ Else』に収録されたバージョンでしょう。

いち早く『枯葉』をジャズの世界に持ち込んだバージョンとしても知られており、アルバムにおいて実質的なリーダーを務めたと言われるマイルス・デイヴィスさんとキャノンボール・アダレイさんとの掛け合いが実にクールですね!

ジャズの人気曲ランキング(11〜20)

You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill11

Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To
You'd Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

1942年に発表された映画の挿入歌として巨匠コール・ポーターさんが作った曲がこちら。

寒い冬の日、暖炉の前であなたが待っていてくれたらどんなにすてきだろう、というそのものずばりの冬の曲です。

人気のジャズのスタンダード曲で、たくさんのアーディストによって演奏されています。

日本でもヘレン・メリルさんが歌ったバージョンがCMでも放映されていましたよね。

仕事が終わり、誰かが待つ暖かい家に帰るとき、ついつい口ずさみたくなる1曲ではないでしょうか。

Moonlight SerenadeGLENN MILLER ORCHESTRA12

1939年にトロンボーン奏者のグレン・ミラーがつくった曲で、彼のバンドのテーマ曲となっているのでご存じの方も多い曲です。

日本でも好まれ、たくさんのCM曲として使われています。

歌詞もついており、歌のバージョンとして演奏されることも多い曲です。

Sing Sing SingBenny Goodman13

「スウィンガーの王様」という愛称で親しまれた、トランペット奏者のルイ・プリマさんによって、1936年に作られた名曲『Sing Sing Sing』。

スウィング・ジャズの有名な作品として知られており、現在でもエレクトロスウィングなどを通してリメイクされています。

今回は、アメリカを代表するジャズのクラリネット奏者である、ベニー・グッドマンさんのバージョンをピックアップしてみました。

スウィング・ジャズをこれから深く掘ってみたいという方にオススメの作品です。

Cleopatra’s DreamBud Powell14

ジャズピアニストのバド・パウエルさんが1959年にリリースした『Cleopatra’s Dream』。

この曲は『クレオパトラの夢』という邦題がつけられており、その怪しげな雰囲気と迫力がたまらないんですよ!

Cフラットメジャースケールというフラット記号が7つもつく調で演奏されており、メインのフレーズも八分の裏から入る独特のリズム。

その常人では思いつかないような感性で展開されるメロディーが聴いていてクセになっちゃうんです!

特に日本での人気が高いこの曲。

ジャズ喫茶などに入った時はこの曲が流れていないか耳をすませてみてはいかがでしょうか?