ジャズの人気曲ランキング
カフェで流れる心地よいメロディから、映画の感動的なシーンを彩る情熱的な演奏まで。
マイルス・デイヴィスさんのクールなトランペット、アート・ブレイキーさんの力強いドラム、ビル・エヴァンスさんの繊細なピアノ。
時代を超えて愛され続けるジャズの名曲たちには、それぞれに魅力的なストーリーが息づいています。
音楽ファンの皆様から寄せられた熱い支持をもとに、珠玉の名演の数々をご紹介します。
ジャズの人気曲ランキング(1〜20)
Autumn LeavesCannonball Adderley6位

ジャズ好きならずとも誰もが一度は耳にしたことのある『Autumn Leaves』、邦題『枯葉』は世界中の人々に愛され続けているスタンダードナンバーですよね。
もともとはフランスで生まれたシャンソンなのですが、ジャズアーティストたちが好んで取り上げてジャズのスタンダードナンバーとしても世界的に知られるようになったのですね。
ジャズのスタンダードナンバーとしての『枯葉』で最も有名なのはビル・エヴァンスさんのバージョンか、アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレイさんによる1958年の名盤『Somethin’ Else』に収録されたバージョンでしょう。
いち早く『枯葉』をジャズの世界に持ち込んだバージョンとしても知られており、アルバムにおいて実質的なリーダーを務めたと言われるマイルス・デイヴィスさんとキャノンボール・アダレイさんとの掛け合いが実にクールですね!
My Favorite ThingsJohn Coltrane7位

有名曲が少ないと言われるロジャース&ハマースタイン。
確かにそのとおりですが、1曲だけとてつもないヒットを巻き起こしたスタンダードナンバーが存在します。
それがこちらの『My Favorite Things』。
日本のCMでも頻繁に使用されているので、BLUE GIANTを知る前でも、一度は耳にしたことがあるかと思います。
原曲となるロジャース&ハマースタインのものと、現在のスタンダードナンバーとしての『My Favorite Things』はアレンジに大きな違いがあるので、本作をより深く楽しみたい方は、ぜひ聴き比べてみてください。
Take FiveDave Brubeck8位

ジャズの世界には多くの名曲がありますよね。
そのなかでも最も売れたシングル曲は何か知っていますか?
実は『Take Five』という曲なんです。
日本のテレビ番組でもよく使用されているので、聴いたことのある方も多いかと思います。
こちらの楽曲を手掛けたのは、三人組のジャズトリオ、デイヴ・ブルーベック・カルテット。
作曲自体は、メンバーのポール・デズモンドさんが担当しました。
この曲の最大の特徴は、5/4拍子であること。
非常に珍しいテンポなので、収録は困難を極めたそうですよ。
ぜひ興味のある方は、演奏にもチャレンジしてみてください。
You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill9位

1942年に発表された映画の挿入歌として巨匠コール・ポーターさんが作った曲がこちら。
寒い冬の日、暖炉の前であなたが待っていてくれたらどんなにすてきだろう、というそのものずばりの冬の曲です。
人気のジャズのスタンダード曲で、たくさんのアーディストによって演奏されています。
日本でもヘレン・メリルさんが歌ったバージョンがCMでも放映されていましたよね。
仕事が終わり、誰かが待つ暖かい家に帰るとき、ついつい口ずさみたくなる1曲ではないでしょうか。
SpainChick Corea10位

日本でも非常に人気なチック・コリアさんの名作『Spain』。
ジャズに詳しくない方でも、本作のメロディーには聞き覚えがあるかと思います。
実際、YouTubeでは本作をストリートピアノで演奏する動画がよく投稿されていますよね。
テーマ部を12小節、または24小節で完結しながらも、ブルース進行とは全く異なるコード進行は、始めて聴く方にとって衝撃を与えることでしょう。
さまざまなバージョンやカバーが存在するので、ぜひご自身に合った1曲を見つけてください。