ジャズの人気曲ランキング
19世紀にアメリカにて生まれた音楽、ジャズ。
アフリカの伝統的な音楽と西洋の音楽とが出会い混ざりあったこのジャズは、ブラックミュージックにルーツを持つ独特のノリと情熱的な演奏が魅力ですよね。
さらにそこからさまざまな音楽に影響を与え、今ではあらゆる場面でその息吹が感じられるようになりました。
この記事では、そんなジャズの名曲たちをランキング形式で紹介していきますね。
国内では「大人の音楽」とされることも多いジャズですが、ぜひこの記事で紹介した曲をきっかけに、多くの人がジャズにハマっていただければ幸いです。
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ジャズの人気曲ランキング(91〜100)
Stolen MomentsOliver Nelson92位

甘美なメロディーと洗練されたハーモニーが織りなす、ジャズの金字塔とも呼べる名曲です。
1961年、オリヴァー・ネルソンさんがアルバム『The Blues and the Abstract Truth』で発表したこの楽曲は、瞬く間にジャズの定番曲となりました。
16小節の独特な構成と、マイナーブルースの要素を巧みに取り入れた楽曲構造が特徴的です。
フレディ・ハバードさんのトランペットとネルソンさんのサックスが奏でる美しいフレーズは、聴く者の心を掴んで離しません。
ジャズを愛する全ての人に聴いてほしい一曲です。
Georgia On My MindRay Charles93位

ゴスペルライクな高い歌唱力と楽しさをかき立ててくれるようなボーカルが渋さもありながらもハイカラな内容へと高められているレイチャールズによるジャズの名曲です。
スムースなテイスト感で夏にもおすすめできる洗練された聴き心地を生み出しています。
A Lover’s ConcertoSarah Vaughan94位

三大女性ジャズボーカリスの一人、Sarah Vaughanの歌う「Lover’s Concerto」です。
もともとは有名なクラシックの曲で、そこに歌詞をのせ、ジャズ調にアレンジをしています。
どことなく懐かしい雰囲気を感じられますよね!
不思議と、日本の歌謡曲に通づるものがあります。
日本語の歌詞をのせて歌っちゃうのもアリですね!
Begin The BeguineThe Big Band Orchestra95位

アメリカ出身の作曲家、コール・ポーターさんによって作られたスウィング・ジャズの名曲『Begin The Beguine』。
1935年にミュージカル『ジュビリー』で使用されたこの曲は、その後、ジャンゴ・ラインハルトさんやエラ・フィッツジェラルドさんといった、有名なジャズのアーティストにカバーされました。
今回は、ザ・ビッグ・バンド・オーケストラによるバージョンをピックアップしてみました。
ちょっぴりマイナーなスウィング・ジャズを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
Ruby, My DearThelonious Monk96位

主人公の宮本大いわく「天才だべ」と評されているのは、即興演奏を用いた独自のスタイルと現代も愛されるスタンダードナンバーの作曲者としても著名な天才ピアニスト、セロニアス・モンクさんですね。
作中で実際に大が聴いていると思われる作品が、セロニアス・モンクさんと彼の弟子とも言える後のカリスマ的なサックス奏者のジョン・コルトレーンさんがタッグを組んだ『Thelonious Monk with John Coltrane』です。
『Ruby, My Dear』はそのオープニングを飾る名曲で、モンクさん自身が1945年頃に作曲を手掛けたというロマンチックなバラードナンバー。
この楽曲についてはモンクさんのソロピアノアルバム『Solo Monk』でも聴けますから、ぜひ聴き比べてみてほしいですね。
Christmas Is ComingVince Guaraldi Trio97位

クリスマスと世界的人気作品『ピーナッツ』が一体化した、Vince Guaraldi Trioによるクリスマスソングの名曲です!
1965年に放映されたアニメ『A Charlie Brown Christmas』のサウンドトラックとして制作されたものですが、軽快なジャズのリズムとメロディラインが特徴的です。
ピアノ、ベース、ドラムが奏でる明るい演奏は、クリスマスの喜びや期待感を盛り上げてくれます。
アルバム『A Charlie Brown Christmas』は、アメリカで500万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。
毎年クリスマスシーズンになると必ず聴きたくなる、そんな楽しい気分になれる一曲です。
StratusBilly Cobham98位
ジャズ・ロックの歴史を語る上では欠かせない超絶テクニックを持つドラマーと言えば、1944年生まれのパナマ系アメリカ人のビリー・コブハムさんです。
マイルス・デイヴィスさんやマハヴィシュヌ・オーケストラといった革新的なジャズ・アーティスト~グループとの歴史的な仕事はもちろん、ソロ・アーティストとしても多くの作品をリリースしているビリーさんの輝かしいディスコグラフィの中でも、今回は1973年にリリースされた記念すべきソロ・デビュー作『Spectrum』に収録された楽曲『Stratus』を紹介します。
マハヴィシュヌ・オーケストラでの経験を踏まえたクロスオーバーなフュージョン・サウンドをさらにロックに寄せたといった趣のバンド・アンサンブルは最高に刺激的でカッコいいです!
ドラマチックな楽曲展開を先導し、柔に剛にと暴れ回るビリーさんのドラム・プレイはもちろん、参加したミュージシャンの熱演も素晴らしく、ディープ・パープルのギタリストにして本作から2年後に25歳の若さで亡くなってしまった、トミー・ボーリンさんによる弾きまくりな熱いギター・ソロも聴きどころですね。
余談ですが、この楽曲はマッシブ・アタックの名曲『Safe From Harm』に引用されていますから、合わせてチェックしてみてください!