昭和の夏の歌|懐かしの邦楽曲から今なお人気の名曲まで一挙紹介
海にドライブにキャンプにバイキングに、と夏は楽しいイベントが目白押し。
そんな夏を一層盛り上げてくれるためにも、BGMは重要ですよね。
そんな夏のプレイリストを悩まれている皆さま、昭和の邦楽の名曲たちを選んでみませんか?
こちらの記事では1960年代から1980年代を中心として、昭和歌謡からGSにニューミュージック、シティポップにアイドルソングやロックバンドの曲までさまざまなタイプの「夏うた」をご紹介。
世代の方には懐かしく、若い方々にとっては新鮮な選曲でお届けします。
ぜひお楽しみください!
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昭和の夏の歌|懐かしの邦楽曲から今なお人気の名曲まで一挙紹介(21〜30)
青い瞳のステラ、1962年夏…柳ジョージ

柳ジョージ&レイニーウッドが紡ぎ出す、過ぎ去りし夏の日の記憶を鮮烈に呼び覚ます名バラードです。
1962年の夏、心惹かれた青い瞳の女性とのひとときが、まるで色褪せた写真のようにノスタルジックに描かれていますよね。
歌詞に登場するモチーフは、当時の横浜本牧周辺に息づいていた異文化の香りや、遠いアメリカ南部への憧れを巧みに表現しており、柳ジョージさんのハスキーながらも情感豊かなボーカルが、この切ない物語を一層印象深いものにしている……そんな魅力が詰まった一曲と言えましょう。
この楽曲は1980年7月に発表された、バンドにとって8枚目のシングルで、同年のアルバム『Woman and I… OLD FASHIONED LOVE SONGS』にも収められました。
1983年秋には全日本空輸のCMソングとしてお茶の間に流れ、その美しいメロディは今も多くの人々の記憶に鮮明に残っているのではないでしょうか。
夏の終わりの黄昏時、少し感傷的な気分で耳を傾けてみるのも素敵ですよね。
天使の誘惑黛ジュン

昭和の夏を鮮やかに彩った数々のヒット曲の中でも、黛ジュンさんが歌い上げたこの名曲が強く印象に残っているという方は少なくないはず。
1968年5月に発売された本作は、グループ・サウンズ風の軽快なリズムに、どこかエキゾチックなハワイアンテイストが絶妙にブレンドされた、まさに夏のリゾート気分を盛り上げる一曲なのですね。
黛ジュンさんのパンチの効いた、それでいてコケティッシュな歌声が、甘く危険な恋の駆け引きを予感させ、多くの人々を夢中にさせました。
この曲で第10回日本レコード大賞に輝き、同名映画では主演も務め、年末のNHK紅白歌合戦でもその歌声を披露するなど、当時の熱狂ぶりは語り草でしょう。
夏のドライブのお供に、また、当時の空気を感じたい方にぜひ聴いてみてほしいですね。
昭和の夏の歌|懐かしの邦楽曲から今なお人気の名曲まで一挙紹介(31〜40)
渚のラブレター沢田研二
夏の終わりの浜辺、愛する人との別れを惜しむ切ない心情が胸に迫る……そんな情景が浮かぶ名曲です。
抑制の効いたバラード調のメロディが、切なさを一層際立たせます。
アマルフィやニースといった異国のリゾート地を織り込んだ歌詞は、まるで映画のワンシーンのようですよね。
口笛を最後の愛の言葉とする文学的な別れの儀式が、聴く者の心を切なく揺さぶるのではないでしょうか。
沢田研二さんの繊細かつ力強い歌声が主人公のやるせない想いを伝えるこの楽曲は、1981年5月発売の彼の33枚目のシングル。
マックスファクター夏のキャンペーンソングに起用され、オリコンチャートで8位を記録しました。
B面には『バイバイジェラシー』が、後にアルバム『S/T/R/I/P/P/E/R』にも収められています。
過ぎ去った夏の恋に感傷を覚える時、心に寄り添ってくれるはずです。
狂った果実石原裕次郎
石原慎太郎さんの原作・脚本で、1956年7月公開時に社会現象を巻き起こした映画があります。
その主題歌として主演の石原裕次郎さんが歌い、夏の陽光きらめく海辺を舞台に若者たちの危うくも情熱的な恋を描いた作品なのですね。
歌詞に暗示される熟れた果実の甘美さと偽りの恋が招く破滅的な緊張感が、佐藤勝さんのドラマティックな旋律と裕次郎さんの艶のある低音に乗り、聴く者の胸を締め付けます。
この楽曲は映画公開後、「俺は待ってるぜ」とカップリングでシングル発売され、後に名盤『石原裕次郎映画館〜思い出の映画主題歌集』にも収録。
当時の太陽族の熱気を感じたい方、昭和ムード歌謡に浸りたい夜におすすめです。
ペガサスの朝五十嵐浩晃

アコースティックギターとピアノの澄んだ音色が印象的で、イントロを聴くだけで心が洗われるような清々しい気持ちになりますよね。
北海道出身の五十嵐浩晃さんの名を広めた一曲で、1980年代初頭の爽やかな空気感を見事に捉えています。
夢と希望に満ちた未来への旅立ちを歌う歌詞は、聴く人の背中を優しく押してくれる温かさがありますね。
1980年にシングル、そしてデビューアルバム『NORTHERN LIGHTS -北斗七星-』に収録された本作は、五十嵐さんの初期を代表する作品です。
NHK『みんなのうた』でも流れ、広く親しまれるきっかけとなったのではないでしょうか。
新しい一歩を踏み出す時や、少し元気がない朝に聴くと、清々しいパワーをもらえそうですね。
あの頃の夏を思い出し、胸がキュンとなる方もいらっしゃるかもしれませんね。
シャイニン・オン君が哀しいルック

1985年から88年まで活動していたロックバンド、LOOK。
活動期間はわずか3年ですが、80年代を代表する名曲を残しています。
そのうちの一つが『シャイニン・オン君が哀しい』です。
こちらは夜の砂浜を歩きながら、愛する人との思い出を振り返る男性を歌う1曲に仕上がっています。
夏の曲というよりは、夏を思い出す様子を歌う曲なので、季節の変わり目に聴くのもよいでしょう。
そしてステキな日々に思いをはせてみてくださいね。
太陽は泣いているいしだあゆみ

太陽がモチーフでありながら、どこか切ない感情を鮮烈に描き出すこの名曲は、いしだあゆみさんにとって1968年6月に発売された、コロムビア移籍後の第1弾シングルですね。
橋本淳さんの情感豊かな詞に、筒美京平さんがGS風のリズムと当時としては斬新なチェンバロを大胆に取り入れたサウンドを融合させ、いしださんのエモーショナルかつクールな歌声が見事に花開いています。
オリコン最高18位を記録し、続く大ヒットへの布石となった本作は、まさに昭和の夏を象徴する一曲といっても過言ではないでしょう。
夏のドライブで少し切ないBGMをお探しの方や、当時の洗練されたポップスに触れてみたい方にぜひ聴いてほしいですね。








