ソウルミュージックのレジェンドたち。名曲で振り返る歴史と魅力
アメリカの音楽シーンを輝かせた偉大なるアーティストたち。
マーヴィン・ゲイさん、オーティス・レディングさん、スティーヴィー・ワンダーさんなど、時代を超えて語り継がれる名シンガーが残した珠玉の名曲の数々。
そして現代のソウルミュージックを牽引するブルーノ・マーズさんやディアンジェロさんまで。
心に響く歌声とグルーヴ感あふれるサウンドで魅了する、ソウルミュージックの世界へご案内します。
感動と興奮に満ちた音楽の旅をお楽しみください。
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ソウルミュージックのレジェンドたち。名曲で振り返る歴史と魅力(41〜50)
Reach Out (I’ll Be There)Four Tops

モータウン・サウンドを代表する名盤『Reach Out』から、魂を揺さぶる心に残る名曲が生まれました。
デトロイトの誇るフォー・トップスのドラマチックなハーモニーに、リード・ボーカルのリーヴァイ・スタッブスさんの感情豊かなバリトンボイスが重なり、聴く者の心を熱く揺さぶります。
1966年8月のリリース以来、全米1位、全英1位を記録し、ソウル・ミュージック史に輝く金字塔となった本作は、2022年にアメリカ議会図書館の全米録音資料登録簿にも選出。
さらに2020年の米大統領選では、ジョー・バイデンさんのキャンペーンソングとしても使用され、時代を超えた普遍的な魅力を放ち続けています。
人生に迷いを感じている時、励ましが必要な時、誰かを支えたい時にぴったりの一曲です。
Everybody Plays the Foolthe main ingredient

1964年にニューヨークのハーレムで結成されたザ・メイン・イングリーディエントが放つ、グルーヴィーな魂の一曲。
1972年6月に発表された本作は、誰もが共感できる恋の切なさを、甘く優しいソウルフルなメロディーで包み込みます。
キューバ・グッディング・シニアさんの情感豊かなリードボーカルと、メンバーの緻密なハーモニーが見事に調和した珠玉のサウンドは、ビルボードHot 100で第3位、R&Bチャートで第2位という輝かしい成績を残しました。
アルバム『Bitter Sweet』に収録された本作は、映画やテレビ番組のサウンドトラックとしても愛用され、1991年にはアーロン・ネヴィルさんによるカバーバージョンもヒットを記録。
心が揺れ動く夜に、そっと寄り添ってくれる一曲です。
For All We KnowDonny Hathaway

ダニー・ハサウェイも、ニュー・ソウルを代表するミュージシャンのひとりであり、その歌唱力は抜群でした。
「フォー・オール・ウィー・ノウ」は、ロバータ・フラックと作ったアルバムに収められた名バラードで、ピアノをフラックが演奏しています。
People Get ReadyThe Impressions

カーティス・メイフィールドが在籍していた事で知られるインプレッションズは、ソウルに限らず、ゴスペルやブルースなど、当時のアメリカ黒人の歌音楽をいろいろと演奏するグループでした。
「People Get Ready」は、彼ら最大のヒット曲です。
My GirlThe Temptations

1960年代に活躍した、アメリカ出身のソウルコーラスグループ、テンプテーションズ。
1964年にリリースされたこちらの『My Girl』から一気に人気を博したグループです。
ソウルミュージックを聴かない方でも、なんとなく聞き覚えがあると思いますよ!
それくらい世界中で大ヒットした曲です。
リリースの翌年にはビルボードホットで1位を記録しており、1991年の同名の映画ではテーマソングに起用されました。
聴きやすいメロディーなので、ブラックミュージックを普段聴かない方にもオススメです!
If You Want Me To StaySly & The Family Stone

ベースとドラムの心地よいグルーヴ、そしてダルさを感じさせる独特なボーカルが魅力的なソウル・ナンバーです。
アメリカのスライ&ザ・ファミリー・ストーンは、1973年6月に本作をシングルカットし、アルバム『Fresh』に収録しました。
人種や性別の壁を越えたメンバー構成で、ファンクやソウル音楽の発展に大きく貢献したバンドです。
瞑想的でありながらライブ感あふれるサウンドは、後のミュージシャンたちにも大きな影響を与えました。
1987年公開の映画『Made in Heaven』、2007年の『Talk to Me』でも使用され、多くのファンを魅了し続けています。
寛いだ雰囲気の中でゆったりと音楽を楽しみたい時にぴったりな一曲となっています。
I’ll Take You ThereThe Staple Singers

アメリカを代表するゴスペル・ソウルグループであるザ・ステイプル・シンガーズが1972年3月にリリースした、魂を揺さぶる珠玉のナンバーです。
父と子供たちで構成された家族バンドならではの、息の合ったハーモニーと力強いグルーヴ感が聴く人の心を捉えて離しません。
アルバム『Be Altitude: Respect Yourself』からのシングルカットとなった本作は、スタックス・レコードの名プロデューサー、アル・ベルさんが手掛けました。
アラバマ州のマッスル・ショールズ・スタジオで録音され、人種差別のない理想の世界を願うメッセージを、ファンクとゴスペルの要素を巧みに織り交ぜて表現しています。
ビルボードHot 100で1位を獲得し、誰もが心地よく体を揺らせる爽快なサウンドは、音楽を通じて平和を願うすべての人におすすめの一曲です。