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春の訪れを感じる珠玉のジャズ名曲と心温まるストーリー

春の優しい陽射しとともに、心に染み入るジャズの調べが聴こえてきませんか?

ニーナ・シモンの力強い歌声から、ビル・エヴァンスの繊細なピアノタッチまで、春の訪れを感じさせる珠玉のジャズナンバーをご紹介します。

桜の季節に寄り添う矢野沙織の温かな音色や、ジャンゴ・ラインハルトの陽気なメロディなど、新しい季節の始まりにぴったりな名曲の数々。

心温まるストーリーとともに、あなたの春を彩る特別な一曲を見つけてみませんか?

春の訪れを感じる珠玉のジャズ名曲と心温まるストーリー(61〜80)

April In PortugalLouis Armstrong

サッチモの愛称で親しまれた伝説のボーカリスト、ルイ・アームストロングさん。

がま口のように大きく口をあけて歌う姿が印象に残っている方は多いと思います。

ボーカリストとしての実力も非常に高く評価されており、表現力に関しては歴代のボーカリストのなかでもトップクラスの実力をほこります。

そんな彼の名曲である、こちらの『April In Portugal』は、元はポルトガル民謡のファドで1947年に作曲されました。

春をテーマにしており、ラテン調のメロディーが印象的な作品です。

Let’s Spring OneNat King Cole Trio

誰もが知るジャズシンガーの一人ナット・キング・コールさんは、1940年代というビッグバンド全盛の時代にピアノ、ギター、ベースというコンパクトな編成のナット・キング・コール・トリオでプレイし人気を集めました。

そんな時代の1947年にリリースされたシングルが『Let’s Spring One』です。

子気味良い4つ切りのギターにスウィンギーなピアノと歌が、聴いているとハッピーな気分になってくるんですよね。

陽気な春の日にはピッタリのナンバーです。

Honeysuckle RoseAnita O’Day

アンディ・ラザフが作詞を担当し、ファッツ・ウォーラーが作曲しました。

1928年のレビュー「炭荷」中のダンスナンバーとして作られました。

タイトルの「Honeysuckle」はスイカズラという花の名前で、5月~7月に咲く、砂糖の代わりに甘味として使われていた花のことを指します。

Willow Weep For MeDexter Gordon

作曲家アン・ローネルがガーシュウィンにささげた楽曲です。

邦題を「柳よ泣いておくれ」といいます。

枝垂れ柳のことを英語では「weeping willow」といい、古今東西、柳にはどこか悲しげな「陰」のイメージがあるようです。

Spring Can Really Hang You Up The MostElla Fitzgerald

女性ジャズ・ボーカリストのなかで、最も高い評価を受けている1人、エラ・フィッツジェラルドさん。

日本でも非常に大人気のアーティストですね。

そんな彼女の作品のなかで、春をテーマにしたものといえば、こちらの『Spring Can Really Hang You Up The Most』をまっさきに思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

原曲の良さを活かしつつも、彼女にしか成せない哀愁のただようアレンジが非常に印象的です。