テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで
1980年初頭、アメリカはシカゴのクラブで生まれたハウス・ミュージックから派生し、デトロイトにて産声を上げたテクノ。
その革新性は、他ジャンルのアーティストへも大きな影響を与え続けています。
音楽史的においては、クラフトワークやYMOといったアーティストたちが試みていた電子音楽なども重要な要素ではありますが、今回の記事では純粋なダンス・ミュージックとしてのテクノを軸とした名曲や人気曲をご紹介!
クラシックな有名曲から、ジャンルの発展とともに生まれた90年代~00年代の名曲まで幅広く選出。
これからテクノを聴いてみたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね!
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テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで(71〜80)
Pump ItDJ Funk

ゲットーテックの雄、世界中で愛される少しお下品なシカゴハウスのプロデューサー。
彼の作る作品はとくに男性のファンが多く、シカゴハウスのお家芸高速寸止めボイスサンプリングの使い手でもあります。
同じく伝説的なシカゴハウスの伝説的レーベル、ダンスマニアを黎明期から支えてきた、まさにシーンにとって最大の重要人物ですよ!
All My Friends Are In The Bathroom (Feat. Fadi Mohem, J.Manuel)FJAAK

2009年に結成された、テクノトリオ。
その後「50WEAPONS」に拠点を移し、ベルクハインの常連SHEDを彷彿とさせるアンダーグラウンドのテクノが特徴的です。
ライブパフォーマンスにも定評があり、ドラムマシーン、サンプラー、モジュラーシンセなどを用いたシンプルな構成のジャムセッションが話題になりました。
またファッションブランドとも積極的にコラボレーションするなど、他にない若手の存在。
この曲は直訳すると「友達全員トイレの中」というタイトルになり、激しいビートに乗せてシンプルに乗せたボーカルサンプルがさえる1曲です。
Dead Man Watches the ClockMarcel Dettmann & Ben Klock

世界的ミニマルテクノの権威マルセル・デットマンとクロックワークス主宰、ベルリンのアンダーグラウンドテクノシーンを率いたベン・クロックの男前な名コンビ。
2人の作家性やシーンを代表するようなシリアスな展開が人気の1曲です。
彼らのコンビの作品は他にもよくありますがとくにこのトラックは人気ですね。
Cleopatra (Ricardo Villalobos Cleopathique Remix)Tiga & The Martinez Brothers

独特のクロスオーバーセンスでTurbo Recordingsを率いるカナダはモントリオール出身の第二世代のテクノジゴロ、ティガが2019年6月に自身のレーベルからリリースした、NYのデュオザ・マルチネス・ブラザーズとの共作したEP「BLESSED / CLEOPATRA Remix」に収録されたリミックス。
リミキサーには、チリ出身のミニマルシーンの第一人者、リカルド・ヴィラロボスをフィーチャーし、現在のシーンに一石を投じるようなコラボレーションとなりました。
このタッグはやはりティガにしかできない人選だと思います。
Everlasting DubKAITO

ミニマル・テクノといえば、無機質な反復ビートをイメージする方が多いかもしれませんが、実はメロディアスで温かいサウンドも魅力の一つですよね。
そこで紹介したいのが、ドイツの名門レーベルであるコンパクトからリリースされた『Everlasting Dub』。
本作は日本が世界に誇るクリエイター、ヒロシ・ワタナベさんのプロジェクトであるカイトさんによる楽曲です。
2001年の名曲をよりディープに再構築した本作は、深くかけられたリバーブや美しいシンセの反復が特徴的。
心地よい没入感が聴く人を異世界へと誘います。
2008年4月に発売されたシングルですが、今も色褪せない輝きを放っていますね。
部屋でゆったりと音に浸りたい時や、心安らぐダンスミュージックを求める方にぴったりの一曲と言えるでしょう。
Temper TemperGoldie

テクノ黄金期とも言われる1990年代において、電子音楽はその可能性を大幅に広げ、多くのサブジャンルが生まれました。
いわゆるドラムンベースもその1つ。
もともとはジャングルと呼ばれる音楽ジャンルから発展して、ブレイクビーツを基盤とした複雑なリズム・パターンかつハードなサウンドを主として、他のクラブ・ミュージックと比べて速いテンポが特徴的です。
今回の記事の趣旨とは少しずれますが、90年代らしいクロスオーバーの象徴的な楽曲の1つとして、この『Temper Temper』を紹介いたします。
ドラムンベースの代表的なアーティスト、ゴールディーさんがあのオアシスのノエル・ギャラガーさんをゲストに迎えて1998年にリリースした名曲で、インパクトの強すぎるMVも含めてぜひチェックしてみてください!
I’ll ProvideMoodymann

デトロイト直球のドープなテクノを主体としてサウンドメイクするMoodymannの名曲です。
ロングトーンとショートトーンのビープ音の繰り返しでありながら深みを感じさせます。
展開もほとんど付けることなくただループして行くミニマルの味わいを存分に楽しめる曲となっています。
ディープハウス的なアプローチも見られ深いですよね。
Voices In My HeadAnyma, Argy, Son of Son

エレクトロニックミュージックの進化を象徴するアニマさん、アルジーさん、サンオブサンさんという3人のコラボレーションから生まれた本作は、メロディックテクノの新たな可能性を切り開いています。
頭の中で響き続ける声をテーマに、創造性が溢れ出して眠れない夜の感覚を音像化した楽曲です。
複雑に絡み合うシンセワークと脈打つベースラインが、催眠的な空間を作り出します。
2025年2月にリリースされ、アルバム『The End of Genesys』に収録されました。
ラスベガスのSphereでの公演で初披露され、まばたきする眼球映像との連動演出が話題を呼びました。
メロディックテクノの深い世界に浸りたい方や、視覚と音楽が融合したライブ体験を求める方にオススメです。
Mr. NavigatorArmin van Buuren vs Tempo Giusto

2000年代のトランスシーンに欠かせなかった硬質なテックトランスサウンド。
その潮流を現代に受け継ぐこの楽曲は、メロディックトランスの巨匠アーミン・ヴァン・ブーレンさんと、フィンランド出身のテックトランス職人テンポ・ジュストさんによる2019年のコラボレーション作品です。
BPM138のドライブ感とF#マイナーの荘厳さが融合したサウンドは、テックトランス特有の重厚なキックとモジュレーションに、キャッチーなメロディーを織り交ぜた仕上がり。
アルバム『Balance』に収録され、ビートポートのトランスチャートで1位を獲得した実績も持ちます。
フロアを揺らす力強いビートとエモーショナルな展開が共存するこの作品は、あの頃のトランスの熱狂を体験したい方や、現代のテックトランスに触れてみたい方にオススメです。
Be The OneEli Brown

ブリストル出身のエリ・ブラウンさんといえば、テックハウスやピークタイム・テクノを武器に世界のクラブシーンを席巻しているDJ/プロデューサーです。
2023年3月に公開されたこの楽曲は、彼がこれまで追求してきたダークで攻撃的なサウンドから一歩踏み出し、1990年代のアシッドハウスへのオマージュを色濃く打ち出した意欲作となっています。
うねるような303ベースシンセと緊張感あふれるビルドアップ、そしてサラ・デ・ウォーレンさんのボーカルが楽器のように溶け込む構成が印象的です。
本作はテックトランスの荒々しさとアシッドハウスのノスタルジックな質感を融合させた、まさにピークタイムのフロアを熱狂させるための1曲といえるでしょう。
クラブやレイヴで没入感を味わいたい方、懐かしくも新しいトランスサウンドを求める方に、ぜひチェックしてほしい作品です。
テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで(81〜90)
L’Annonce Des CouleursMac Zimms

1990年代のトランスシーンにおいて、オランダのプロデューサー、マック・ジムスさんが手がけた作品は、メロディックでありながらテクニカルな要素を併せ持つスタイルで注目を集めました。
1997年に2 Play Recordsから発表されたこの楽曲は、シンセサイザーによる広がりのあるパッドと浮遊感のあるリード・メロディが特徴的です。
ブレイクでの静と動のコントラストを活かした構成は、フロアに高揚感をもたらします。
1999年にはヴィンセント・デ・ムーアさんによるリミックスが制作され、よりプログレッシブなアプローチで再解釈されたことで、トランス愛好家の間で長く語り継がれる名曲となりました。
クラブでの没入感を求める方や、90年代トランスの黄金期を振り返りたい方に最適な一曲です。
Confusion (Pump Panel Reconstruction Mix)New Order

ニューウェーブのシーンを発展させたバントといえばこのバンド、イギリス出身のNew Orderです。
この曲はリミックスでニューヨークのDJ、Arthur Bakerの手によってプロデュースされました。
アシッドハウスの手法を取り入れ、よりフロアライクに仕上げられ、映画「Blood」の中でも冒頭のシーンでこの曲が演出に使われました。
New Orderの作品の中でもとくにテクノとして評価の高いナンバーです。
When I RockThomas Schumacher

90年代半ばから現在もリリースを続けるベルリンを拠点に活動するテクノDJ、トーマス・シューマッハ。
本作は彼のキャリアのなかでも最もヒットしたトラックです。
当時は1997年にBushからリリースされフロアヒット。
この動画ではライセンスの関係でARTから2018年にリイシューされたバージョンの紹介となりますが、淡々と続くグルーヴは今なお色あせませんね。
なんだかレコードでプレイしたくなる1曲です。
ClearCybotron

ホアン・アトキンス、キャリア初期のプロジェクト。
デトロイトテクノ好きの間ではアンセムです。
突然かかればフロアが歓喜することでしょう!
打ち込み方が四つ打ちとはまた違い、どこかサイバーファンク的、アフリカ・バンバータにも通じるようなビートメイキングですよね。
レジェンダリートラックで、多くのアーティストが彼のオマージュなどをやってます。
なかでも優れているのはフランスのサーキン。
彼の『Surkin USA』もチェックしてほしいです。
EntropieEfdemin

日本でも人気の高いエフデミンことフィリップ・ソルマン。
ミニマルテクノ、アンビエントハウスのシーンで世界的に注目を集めるセンスあふれるアーティスト。
これまでにエレン・エイリアンのBpitch Controlや数多くのディープハウスの名曲を残していたAusなどで活躍しています。


