トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選
トランペットといえば、ファンファーレのような目の覚めるはっきりとした音をイメージされる方が多いはず。
確かに、ストレートに響き渡るかっこいい音色は魅力の一つですが、実はトランペットという楽器は、曲によってやわらかい音や切ない音、妖艶な音など、「ラッパ」のイメージからは想像できないような多彩な音色を奏でることができる楽器なんです!
今回は、そんなトランペットの魅力をさまざまな角度から楽しめる作品を、幅広いジャンルからピックアップしました。
名曲を聴きながら、これまで知らなかったトランペットの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?
トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選(1〜10)
トランペット・ソナタ 変ロ長調Paul Hindemith

パウル・ヒンデミット作曲の『トランペット・ソナタ 変ロ長調』です。
パウル・ヒンデミット氏は、1895年ドイツ・ハーナウに生まれ、作曲家、指揮者、ビオラ奏者として活動しました。
また、バイオリンやクラリネット、ピアノなども弾きこなす才能あふれる演奏家でした。
トランペットの技術を最高に発揮できるように、B♭管に合わせて変ロ長調で作られています。
スター・トレックのテーマAlexander College

アレクサンダー・カレッジ作曲の『スター・トレックのテーマ』です。
このテーマ曲は、当初ジェリー・ゴールドスミスさんに作曲依頼する予定でしたが、仕事が入っていて受け入れられなかったためアレクサンダー・カレッジさんに依頼されました。
そんな偶然があったお陰でこの名曲が誕生し、日本では1977年から1998年に日本テレビ系で放送されていた『アメリカ横断ウルトラクイズ』の主題歌になり一躍有名になりました。
トランペット協奏曲Henri Tomasi

アンリ・トマジ作曲の『トランペット協奏曲』です。
フランス・マルセイユ生まれの作曲家で指揮者のアンリ・トマジによって1949年に作曲されました。
トランペット協奏曲のレパートリーとして選ばれることも多く、各種コンクールの課題曲として演奏されることもあります。
トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選(11〜20)
ウィリアム・テル序曲Gioachino Rossini

普段、私たちが耳にするトランペットが印象的な曲といえば、こちらの『ウィリアム・テル序曲』ではないでしょうか?
タイトルだけではピンとこないかもしれませんが、曲を聴いてもらえればわかると思います。
そう、運動会の定番の曲です!
定番すぎて気づかなかった方も多いと思いますが、この曲の冒頭のトランペットは非常に高難易度のメロディに仕上げられています。
難易度の高さを考えると十分にかっこいいといえるでしょう。
トランペット協奏曲 変イ長調Alexander Arutiunian

アレクサンドル・アルチュニアン作曲の『トランペット協奏曲 変イ長調』です。
ソビエト連邦及びアルメニアの作曲家でピアニストのアレクサンドル・アルチュニアンによって、ソビエト連邦のトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェル氏のために作られた曲です。
ジプシー的、アルメニア的、ロシア的な要素を含む美しい曲で、非常に高い人気があります。
華麗なる幻想曲Jean-Baptiste Arban

作曲家であり、金管楽器の仲間であるコルネットの演奏者としても活躍したジャン=バティスト・アルバンの作品『華麗なる幻想曲』は、複雑で技巧的でありながらも表情豊かなメロディが印象的な作品です。
この楽曲には三連符やトリプル・タンギングなど、演奏者の技術を極限まで引き出す要素も含まれており、テクニックの有無が顕著に表れることから、学生コンクールでも頻繁に演奏されています。
曲を通じて、トランペットがどれほど豊かな表現ができる楽器であるかを実感できることでしょう。
歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲の『歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」』です。
全4幕から成るオペラで演奏される曲で、1871年に初演されました。
第2幕第2場で演奏される『凱旋行進曲』、特にアイーダ・トランペットのファンファーレは非常に有名で、単独で演奏されることもしばしばあります。




