トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選
トランペットといえば、ファンファーレのような目の覚めるはっきりとした音をイメージされる方が多いはず。
確かに、ストレートに響き渡るかっこいい音色は魅力の一つですが、実はトランペットという楽器は、曲によってやわらかい音や切ない音、妖艶な音など、「ラッパ」のイメージからは想像できないような多彩な音色を奏でることができる楽器なんです!
今回は、そんなトランペットの魅力をさまざまな角度から楽しめる作品を、幅広いジャンルからピックアップしました。
名曲を聴きながら、これまで知らなかったトランペットの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?
トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選(11〜20)
「展覧会の絵」よりプロムナードModest Mussorgsky
モデスト・ムソルグスキー作曲の『「展覧会の絵」より「プロムナード」』です。
元はピアノ組曲ですが、後世に編曲された管弦楽版により、さらに多くの人に知られることとなりました。
この動画では『プロムナード』の他に『鶏の足の上に建つ小屋‐バーバ・ヤガー』と『キエフの大門』が演奏されていますが、何といってもトランペットのソロで始まる『プロムナード』は、凛とした空気を感じる印象的な楽曲です。
トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob. VIIe:1Franz Joseph Haydn

『トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob. VIIe:1』は、古典派を代表する作曲家、ヨゼフ・ハイドンが手掛けたトランペットの名曲で、コンクールや演奏会で取り上げられることも多い作品です。
この曲は、すべての音域を半音階で演奏できる有鍵トランペットの開発者、アントン・ワイディンガーのために書かれた作品で、彼が開発した革新的な楽器の魅力を余すことなく発揮しています。
第1楽章は輝かしく、第2楽章はしなやかなメロディが心を打ち、第3楽章のテンポの速い動きは聴く人々を魅了します。
華麗なる幻想曲Jean-Baptiste Arban

作曲家であり、金管楽器の仲間であるコルネットの演奏者としても活躍したジャン=バティスト・アルバンの作品『華麗なる幻想曲』は、複雑で技巧的でありながらも表情豊かなメロディが印象的な作品です。
この楽曲には三連符やトリプル・タンギングなど、演奏者の技術を極限まで引き出す要素も含まれており、テクニックの有無が顕著に表れることから、学生コンクールでも頻繁に演奏されています。
曲を通じて、トランペットがどれほど豊かな表現ができる楽器であるかを実感できることでしょう。
トランペット協奏曲 ホ長調Johann Nepomuk Hummel

ヨハン・ネポムク・フンメル作曲の『トランペット協奏曲 ホ長調』です。
フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの『トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob. VIIe:1』と同様、有鍵トランペットの発明者アントン・ヴァイディンガーのため、1803年に作られました。
原調はホ長調ですが、現在のトランペットで吹きやすいように変ホ長調で演奏されることが多いです。
グランドマーチ小長谷宗一

『グランドマーチ』は作曲家、小長谷宗一さんが手掛けた行進曲です。
静岡県の選抜バンドのために1996年に書き下ろされ、オランダのデ・ハスケ社から出版され話題になりました。
トランペットの華やかなファンファーレから始まり、トロンボーン、ホルンの低音が加わると壮大な響きが広がります。
打楽器を専門とする小長谷さんの作品らしく打楽器のサウンドも光る1曲なんですよね。
入場曲にもピッタリの楽曲なのでぜひチャレンジしてみてください!
映画「スターウォーズ」より「メイン・タイトル」John Williams

映画音楽の中で、トランペットがテーマをとる曲といえば、こちら映画『スター・ウォーズ』の『メイン・タイトル』があがるのではないでしょうか。
数々の映画音楽を作曲したジョン・ウィリアムズさんの作品で、一流オーケストラも演奏するほどスタンダードチューンとなっています。
『メイン・タイトル』を聴くだけで、映画のさまざまなシーンが目に浮かび、冒険に出かけたくなりますよね。
これからも名曲として演奏され続けてほしい1曲です。
トランペットの名曲|一度聴いたら忘れられない!印象的な楽曲を厳選(21〜30)
I fall in love too easilyChet Baker

Jule StyneとSammy Cahnによって1944年に制作されたトラック。
このバージョンは、1949年から1988年まで活動をしていたアメリカのジャズ・トランペッターのChet Bakerによるものです。
Jigenの2016年のトラック「Luv」でサンプリングされています。