1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集
若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。
X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。
そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!
今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。
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1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(51〜60)
ivory treeLa’cryma Christi

流麗なツインギターの調べと、どこか遠い異国を旅しているかのようなメロディが印象的な、La’cryma Christiのメジャーデビューシングルです。
まるで象牙細工のように繊細で美しい世界観の中で、はかなく消えゆくものへの愛おしさを歌っているかのよう。
TAKAさんの透き通るようなハイトーンボイスにのせて紡がれる物語に、胸を焦がした方も多いのではないでしょうか。
1997年5月に発売された本作は、TV番組『進め!
電波少年』のエンディングテーマにも起用されました。
プログレッシブな展開とポップさが両立したサウンドは、じっくりと物語に浸りたい夜にぴったり。
緻密に構築された音の世界に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
EveLaputa

別れを予感させる最後の夜の、はかなくも美しい情景が目に浮かぶような1曲です。
技巧的なギターが織りなす幻想的なサウンドの上で、akiさんのハイトーンボイスが切なく響き渡ります。
終わりゆく関係の中にある一瞬のきらめきと痛みを叙情的に描き出していて、その劇的な世界観に引き込まれるはず。
この楽曲は1997年5月に発売されたLaputaの2枚目のシングルで、TBS系『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマに起用されました。
オリコン最高33位を記録し、バンドの知名度を上げた本作は、後にミニアルバム『絵~エマダラ~斑』にも収録されています。
感傷的な夜に一人でじっくりと浸りたい時や、90年代ビジュアル系の持つ独特の耽美な世界に触れたい時にぴったりな名曲です。
seraphMALICE MIZER

ギタリストKöziさんが手がけた、打ち込みによる高貴で厚みのあるサウンドが印象的な1曲です。
歌詞では、天使のような存在への禁じられた思いと、その恋心ゆえに自らの存在を消してほしいと願うほどの激しい葛藤が歌われています。
ここまで純粋で悲痛な愛情表現は、聴く人の心を強く揺さぶるのではないでしょうか。
この楽曲は、1994年7月にリリースされたミニアルバム『mémoire』に収録されており、当時3000枚限定だった名盤です。
MALICE MIZERが描く悲劇的でありながらも美しい世界観の原点に触れることができます。
静かな夜に、まるで一編のゴシック小説を読むようにこの壮大な物語に浸ってみるのもすてきかもしれませんね。
QueenROUAGE

幻想的なイントロから一転、鋭いギターリフが突き刺さる、名古屋系シーンを象徴するROUAGEのメジャーデビュー作です。
孤高の存在である「女王」が抱える華やかさと、その裏に潜む孤独や葛藤を描いているかのような世界観が印象的ですよね。
KAZUSHIさんの奥底から響くような歌声が、その退廃的な美しさを一層際立たせています。
誰もが心のどこかに持つ、光と影の二面性に共感できる人も多いはずです。
1996年4月に発売された本作は、テレビ朝日系の音楽番組『mew』のエンディングテーマとしてお茶の間にも届けられました。
日常から離れて、少しダークで耽美な物語に浸りたい夜にぴったりの1曲です。
堕天使BLUEΛucifer

許されない恋だとわかっていても、相手を求める気持ちが止められない。
そんな激情を描いたのが、1999年9月に発売されたΛuciferのデビュー作です。
テレビアニメ『KAIKANフレーズ』の主題歌としてオリコン16位を獲得したこの楽曲は、作詞を森雪之丞さん、作曲をTAKUYAさんが手掛けました。
激しいギターと疾走するドラムに乗せ、ボーカルのMAKOTOさんが歌い上げるのは、愛ゆえに堕ちていく天使の苦悩と快楽。
退廃的で美しいビジュアル系の世界観にどっぷり浸りたい時に聴けば、心が震えること間違いなし!
本作をきっかけに彼らの音楽に触れ、アルバム『LIMIT CONTROL』を手に取った方も多いのではないでしょうか?
1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(61〜70)
口唇GLAY

切ない恋愛を官能的に表現した名曲で、情熱と欲望の間で揺れ動く心情が巧みに描かれています。
主人公の中にある抑えきれない衝動と、はかない愛の行方への予感が見事に融合した珠玉の曲。
1997年5月にリリースされたGLAYの楽曲で、フジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』のエンディングテーマに起用され、オリコンシングルチャートで1位を記録しました。
その年の秋には、名盤『REVIEW-BEST OF GLAY』にも収録されています。
心の中に秘めた情熱を解き放ちたい時、また大切な人への思いを募らせている時に、心に強く響く楽曲です。
力強い演奏と、エモーショナルな歌声が織りなす世界観は、ロックファンだけでなく恋に悩む人の心も優しく包み込んでくれることでしょう。
おわりに
一言に「90年代ヴィジュアル系ロック」と言っても、Xを始めとするメタル/ハードロック寄りのバンドから、90年代中盤にデビューしたブームの申し子バンドたち、そして90年代後半にデビューし、V系冬の時代を生き抜いて現在も活躍するバンドまで、様々なバンドが存在しました。
最近のヴィジュアル系が好きな若い方にも「かっこいい」と思える曲があったのではないでしょうか?
若手バンドのルーツになった、当時の名曲を探してみるのも楽しいですよ!


