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1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集

若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。

X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。

そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!

今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(41〜50)

Precious…LUNA SEA

インディーズ時代からライブで磨き上げられ、ファンに愛されてきた荒削りな魅力に満ちた曲です。

ゴシックロックの退廃的な美しさと、パンクの衝動的なエネルギーが融合したサウンドは、LUNA SEAの初期衝動そのものと言えるでしょう。

「大切な…」というタイトルが示すように、失われたかけがえのない存在への渇望や痛みが、RYUICHIさんの情感豊かなボーカルで切実に歌い上げられています。

この楽曲は、1991年4月に発売されたデビューアルバム『LUNA SEA』に収録。

インディーズ作品ながら初版で3万枚以上を売り上げた名盤の代表曲です。

90年代ビジュアル系のダークで重層的な世界観に触れたい時に、ぜひその扉を開いてみてはいかがでしょうか?

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(51〜60)

EveLaputa

別れを予感させる最後の夜の、はかなくも美しい情景が目に浮かぶような1曲です。

技巧的なギターが織りなす幻想的なサウンドの上で、akiさんのハイトーンボイスが切なく響き渡ります。

終わりゆく関係の中にある一瞬のきらめきと痛みを叙情的に描き出していて、その劇的な世界観に引き込まれるはず。

この楽曲は1997年5月に発売されたLaputaの2枚目のシングルで、TBS系『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマに起用されました。

オリコン最高33位を記録し、バンドの知名度を上げた本作は、後にミニアルバム『絵~エマダラ~斑』にも収録されています。

感傷的な夜に一人でじっくりと浸りたい時や、90年代ビジュアル系の持つ独特の耽美な世界に触れたい時にぴったりな名曲です。

seraphMALICE MIZER

ギタリストKöziさんが手がけた、打ち込みによる高貴で厚みのあるサウンドが印象的な1曲です。

歌詞では、天使のような存在への禁じられた思いと、その恋心ゆえに自らの存在を消してほしいと願うほどの激しい葛藤が歌われています。

ここまで純粋で悲痛な愛情表現は、聴く人の心を強く揺さぶるのではないでしょうか。

この楽曲は、1994年7月にリリースされたミニアルバム『mémoire』に収録されており、当時3000枚限定だった名盤です。

MALICE MIZERが描く悲劇的でありながらも美しい世界観の原点に触れることができます。

静かな夜に、まるで一編のゴシック小説を読むようにこの壮大な物語に浸ってみるのもすてきかもしれませんね。

QueenROUAGE

幻想的なイントロから一転、鋭いギターリフが突き刺さる、名古屋系シーンを象徴するROUAGEのメジャーデビュー作です。

孤高の存在である「女王」が抱える華やかさと、その裏に潜む孤独や葛藤を描いているかのような世界観が印象的ですよね。

KAZUSHIさんの奥底から響くような歌声が、その退廃的な美しさを一層際立たせています。

誰もが心のどこかに持つ、光と影の二面性に共感できる人も多いはずです。

1996年4月に発売された本作は、テレビ朝日系の音楽番組『mew』のエンディングテーマとしてお茶の間にも届けられました。

日常から離れて、少しダークで耽美な物語に浸りたい夜にぴったりの1曲です。

愛音AION

Aion – AION 愛音~AION~ live TV show (1992)
愛音AION

AION(アイオン)は、1991年10月にBMGビクターからメジャーデビューしたバンドです。

デビュー当時はNOV、IZUMI、DEAN、S.A.Bというメンバー。

2003年10月にはアルバム「SISTER」をリリースし、20周年鬼燃頼武と銘打った3Daysイベントがラ・ママで行われました

Swapping PartyLADIES ROOM

X JAPANらと共に初期ビジュアル系バンドブームを支えていたバンドの1つです。

楽曲はストレートでノリのよいものが多く、メロディアスでした。

セクシーな歌詞や、ファンの女性がライブ中に服を脱ぐ行為などが、話題になりました。

1996年に解散しましたが、現在再結成しています。

Damageの甘い罠media youth

X JapanのHeathが在籍していたことがあるバンドで、アニメ「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」の主題歌となった曲です。

活躍が期待されましたが、その後2年間の沈黙が続き、1998年に再始動も、1999年にはメンバーの脱退により事実上の解散となりました。