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1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集

若手バンドも多く出てきて盛り上がりを見せるヴィジュアル系ロックシーンですが、そのブームの最高調が1990年代だったことはまちがいないでしょう。

X(X JAPAN)がその基礎を作り、LUNA SEAが一つの完成形を提示し、多くの後続バンドが続いた……というのも事実ですが、ゴシックロックを基調としたBUCK-TICKや、独自の進化をとげた「名古屋系」など、個性的なバンドも多く活躍していました。

そんな90年代ヴィジュアル系ロックの名曲をご紹介しましょう!

今でも人気があるバンドの初期の名曲もありますよ。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(41〜50)

TONIGHTLUNA SEA

イントロから一気に駆け抜ける、爆発的な衝動を凝縮したロックチューンです。

約3分という短い尺の中に、LUNA SEAが持つ鋭利なグルーヴがこれでもかと詰め込まれていますよね。

この楽曲はベーシストのJさんが手がけた原曲を、バンド全体で硬質かつ攻撃的なサウンドへと昇華させた作品です。

RYUICHIさんがあえて声をからしてレコーディングしたという逸話が、本作の持つ剥き出しの感情と見事にシンクロしているんです。

2000年5月に発売されたシングルで、アルバム『LUNACY』へとつながる重要な一曲であり、『WOWOW EURO2000 サッカー欧州選手権』イメージソングとして大会の熱気を盛り上げました。

何かを振り切りたい時、背中を押してくれるような即効性のあるエネルギーに満ちています。

1990年代ビジュアル系の扉を開くヒット曲&名曲集(51〜60)

ボーイ・ミーツ・ガールJUSTY NASTY

ボーカルの藤崎賢一を中心に結成。

当時のビジュアル系には珍しく(?

)落ち着いた曲調が多いです。

ボーカルに癖がありますが、その後の在籍バンドではそれほど気にならない歌い方に変わっています。

2015年に再結成しています。

Forever LoveX JAPAN

あまりにもドラマティックなバンドの歴史を象徴する、究極のバラードですよね。

壮麗なオーケストラとYOSHIKIさんの奏でるピアノの旋律に、Toshiさんの切なくも力強いハイトーンボイスが重なり、愛する人を失ってもなお続く永遠の愛という壮大なテーマを見事に歌い上げています。

1996年7月に発売されたこの楽曲は、同年の名盤『Dahlia』にも収録されました。

CLAMP原作の劇場用アニメーション映画『X』のテーマソングに起用され、後には小泉純一郎さんが出演したCMで使われたことで、バンドのファン以外にも広く知られる名曲となりました。

大切な誰かを思う夜に、壮大な世界観に浸りながら聴くと、その感動的な響きが涙を誘います。

THE LAST SONGX JAPAN

バンドのあまりにもドラマティックな歴史を象徴する、11分超えの壮大なシンフォニックバラードです。

YOSHIKIさんが手掛けた本作は、繊細なピアノの調べと重厚なオーケストレーションが絡み合い、Toshlさんの魂の叫びのようなボーカルが胸に迫ります。

英語と日本語が交錯する歌詞は、別れの瞬間のどうしようもない痛みや後悔、そして自問自答する主人公の姿を描き出しているかのようです。

1998年3月に解散後最後のシングルとして発売された作品ですが、2008年3月の再結成公演では始まりを告げる1曲として演奏されたことも、この曲の持つ物語性を深くしています。

バンドの壮絶な歩みと、そこに込められた感情の渦に飲み込まれたい夜にぴったりの1曲ですね。

LOVELESSLUNA SEA

1994年10月に発売された名盤『MOTHER』の冒頭を飾り、壮大な物語の始まりを告げるナンバー。

透明感あふれるギターサウンドは、聴く者を一瞬でその世界へといざないます。

この楽曲は、愛の不在という痛切なテーマを扱いながらも、その奥には救いを求める祈りのような響きが共存しているかのようです。

シングル曲ではないものの、数々の重要なライブの幕開けを担ってきた本作は、バンドの精神を体現した一曲といっても過言ではありません。

心を静かに見つめたい夜に、ぜひ聴いてほしい作品です。

so….D’ERLANGER

ゴシックで退廃的な雰囲気が印象的な、D’ERLANGERの楽曲です。

1990年3月に発売されたメジャー最初のアルバム『Basilisk』に収録された1曲で、刹那的で危うさをはらんだ関係の中で揺れる主人公の心情が、kyoさんのアンニュイなボーカルで表現されています。

美しさの中に潜む虚無感や焦燥感が、聴く人の心を強く揺さぶることでしょう。

2010年にはセルフカバー集『a Fabulous Thing in Rose』で再録音されました。

日常を離れて少し感傷的な気分に浸りたい夜に、じっくりと聴き込んでみてはいかがでしょうか?

Precious…LUNA SEA

インディーズ時代からライブで磨き上げられ、ファンに愛されてきた荒削りな魅力に満ちた曲です。

ゴシックロックの退廃的な美しさと、パンクの衝動的なエネルギーが融合したサウンドは、LUNA SEAの初期衝動そのものと言えるでしょう。

「大切な…」というタイトルが示すように、失われたかけがえのない存在への渇望や痛みが、RYUICHIさんの情感豊かなボーカルで切実に歌い上げられています。

この楽曲は、1991年4月に発売されたデビューアルバム『LUNA SEA』に収録。

インディーズ作品ながら初版で3万枚以上を売り上げた名盤の代表曲です。

90年代ビジュアル系のダークで重層的な世界観に触れたい時に、ぜひその扉を開いてみてはいかがでしょうか?