ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】
切ない、悲しい気分のとき、みなさんはどんな音楽を聴くでしょうか。
明るい雰囲気の曲をチョイスする場合もあると思います。
が、今の気持ちに寄り添ってくれるようなゆったりめな曲を聴く、という方がけっこう多いんじゃないでしょうさて今回この記事では、ボカロのバラードナンバーをまとめてみました。
最近のヒットソングから長く聴かれている定番曲までたくさんピックアップ。
あなたの心にぴたりとハマる作品、ぜひ探してみてくださいね。
ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】(121〜130)
花の名残りピコン

過ぎ去った時間、癒えぬ傷、揺れ動く感情……花をモチーフに、別れと喪失を繊細に描き出した作品です。
ピコンさんが手がけた楽曲で2024年8月に公開されました。
エレクトロニカとアンビエントが融合した独特なサウンドに、星界の澄んだ歌声が重なり、心の奥底まで染み入るような聴き心地になっています。
また詩的な歌詞、はかなうメロディーのおかげで、物語を一編ずつ、ゆっくり紡いでいくような感覚に。
聴いているうちあなたの中にある切ない記憶がよみがえってくるかもしれません。
独白、通学路にて卯花ロク

いつまでたっても迎えに来てくれない好きな人への思いを歌う、切なさに胸締め付けられるボカロ曲です。
『雁首、揃えてご機嫌よう』のヒットでも知られているボカロP、卯花ロクさんの楽曲で、2021年に公開されました。
卒業したあと「迎えに来るから」と約束した思い人。
でも、どれだけの時間が過ぎてもその人は現れません。
主人公の心の内を想像するだけで泣けてきてしまいます。
とくに、遠距離恋愛での失恋を経験した方なら、とくに刺さるかも。
儚い永遠Yasuha.

EXILE TRIBEの共同プロジェクトへの楽曲提供やボカロシーンの中で活躍しているコンポーザー、Yasuha.さんが、2023年4月にリリースしたのが『儚い永遠』です。
切なくも透明感がある初音ミクの歌声が印象的な、R&Bテイストのバラードなんですよね。
別れた恋人のことが忘れられず、君のことをつい探してしまうと歌う歌詞は胸が痛いほどです。
MVに使用されているイラストはコンテストによって選ばれた作品なんだそうです。
好きなのにYasuha.

歌がはじまる前、イントロだけで涙がにじみそうになります。
恋をして、楽しかった時を振り返る歌です。
「あの時は2人で笑い合っていたのに……」そんなことを考え込んでいます。
かすれたような初音ミクの声とあいまって、そこにただよう切なさや悲しさを感じ取れてしまう、そんな涙を誘う1曲に仕上がっています。
ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】(131〜140)
好きなのに Part.ⅡYasuha.

どれだけ求めても会えない、大切な人への気持ちがこれでもかと詰まっている、泣けるバラードナンバーです。
『キミを失って』などの作者としても知られているボカロP、Yasuha.さんの楽曲で、2021年に発表されました。
アンビエントな音色が響く、壮大なエレクトリックチューンです。
歌詞に込められている切ない思いが伝わってきて、こちらの胸まで苦しくなってしまいますね。
タイトルに「Part.Ⅱ」とあるように、2017年に公開された『好きなのに』のシリーズ曲です。
蝶の行く先へ志茉理寿

未来に向かって歩んでいくためのパワーがもらえる、メッセージ性の強い楽曲です。
ボカロP、志茉理寿さんによる作品で、2020年に公開されました。
軽快なバンドサウンドをストリングスの音色でやわらかく包み込んだ、感動的な曲調が印象的。
結月ゆかりの芯ある歌声が映える仕上がりですね。
そしてさきほども書いた通り、前向きな心持ちにさせてくれる歌詞も魅力。
あと一歩の勇気が出ないとき、この曲があなたを救ってくれるかもしれません。
みかげ日記はるまきごはん

アニメーションを効果的に使った美しい世界観のMVで知られる、ボカロPのはるまきごはんさんの楽曲。
『みかげ日記』はそんな彼の魅力が存分に活かされた、MVとあわせてチェックしたい切ないバラードです。
この曲の特にグッとくるポイントはサビの独特のハモリパートなんですよ。
ハモリ部分がロングトーンで歌っている間をぬうように、メインのメロディーが展開される構成は、思わず胸を締めつけられるような気持ちにさせてくれます!