ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】
切ない、悲しい気分のとき、みなさんはどんな音楽を聴くでしょうか。
明るい雰囲気の曲をチョイスする場合もあると思います。
が、今の気持ちに寄り添ってくれるようなゆったりめな曲を聴く、という方がけっこう多いんじゃないでしょうさて今回この記事では、ボカロのバラードナンバーをまとめてみました。
最近のヒットソングから長く聴かれている定番曲までたくさんピックアップ。
あなたの心にぴたりとハマる作品、ぜひ探してみてくださいね。
ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】(131〜140)
君の脈で踊りたかったピコン

ピアノとストリングスによる、しっとりとした王道のバラード曲です。
人間の歌い手が歌うことで歌詞が映えるボカロ曲も多く存在しますが、この曲を「VOCALOIDが歌うための曲」と感じてしまうのは私だけでしょうか?
繊細な心の動きを描いた歌詞が、初音ミクの歌声によって魂を吹き込まれ、聴く者の胸に迫ってきます。
花の名残りピコン

過ぎ去った時間、癒えぬ傷、揺れ動く感情……花をモチーフに、別れと喪失を繊細に描き出した作品です。
ピコンさんが手がけた楽曲で2024年8月に公開されました。
エレクトロニカとアンビエントが融合した独特なサウンドに、星界の澄んだ歌声が重なり、心の奥底まで染み入るような聴き心地になっています。
また詩的な歌詞、はかなうメロディーのおかげで、物語を一編ずつ、ゆっくり紡いでいくような感覚に。
聴いているうちあなたの中にある切ない記憶がよみがえってくるかもしれません。
リナリアにいとP
リナリアの花言葉は「私の恋を知ってください」。
その通り、歌詞にはピュアな女の子の恋心が描かれています。
これとは別にMEIKO、KAITOが歌うバージョンがそれぞれ存在します。
とくにKAITOバージョンでは歌詞が少し違っているので、ぜひ聴いて確かめてみてください。
グリグリメガネと月光蟲古川本舗

じんわりと心の奥底まで染み込んでくるようなロックバラードナンバーです。
古川Pこと古川本舗さんによる楽曲『グリグリメガネと月光蟲』は2010年にニコニコ動画で発表された作品。
アコースティックギターの音色が寂しげに鳴り響き、ミクのはかない歌声が耳に残ります。
自然と目をつむって聴きたくなってしまうんですよね。
そのうちほろり、泣けちゃうかも。
一人きりの時間にひたりたいなら、ぜひこちらの曲をプレイリストに。
追憶ポエジー雪乃イト

2022年にデビューしたボカロP、雪乃イトさん。
彼女が音声ライブラリ、小春六花の公式でもソングとして手掛けたのが『追憶ポエジー』です。
序盤はしっとりと歌い後半にかけて盛り上がる構成なので、小春六花の歌声が引き立てられています。
また、大切な人との日々を思い出し、愛していたと知るという内容の歌詞も、ボカロである小春六花の成長を表しているようですてきです。
その優しくも切ない世界観を楽しんでほしいと思います。
解けない夏Aqu3ra

心がぎゅっと締め付けられる、幻想的なEDMです。
あぷえら名義でも活躍しているボカロP、Aqu3raさんの楽曲で、2021年に公開されました。
サウンド的にはだんだんと盛り上がっていく、ダンスチューンな展開なのですが、ゆったりとしたメロディーラインがバラードナンバーとしての世界観を形作っています。
大切な人と過ごした夏を思い出す歌詞はノスタルジーな仕上がり。
じっくり聴けば聴くほどに胸に来る、切ないボカロ曲です。
ラストガーデンSig

切なくも温かい恋愛物語が展開する『ラストガーデン』。
ストーリー性のある楽曲を手がけるボカロPのSigさんが2022年に制作しました。
透きとおるようなシンセの音色を彩る、幻想的なサウンドに仕上がっています。
孤独を感じる2人が出会って、心を通じ合わせる姿や少しずつ気持ちが離れていくようすをみごとに描いていますね。
愛する人に語りかけるような、可不のピュアな歌声とともに心に響く作品です。
恋愛の美しさやはかなさを感じられるバラードを聴いてみてくださいね。





