ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】
切ない、悲しい気分のとき、みなさんはどんな音楽を聴くでしょうか。
明るい雰囲気の曲をチョイスする場合もあると思います。
が、今の気持ちに寄り添ってくれるようなゆったりめな曲を聴く、という方がけっこう多いんじゃないでしょうさて今回この記事では、ボカロのバラードナンバーをまとめてみました。
最近のヒットソングから長く聴かれている定番曲までたくさんピックアップ。
あなたの心にぴたりとハマる作品、ぜひ探してみてくださいね。
ボカロバラードの名曲たち【泣ける・切ない】(111〜120)
十二月の花火かしこ。

傷心であればさらにえぐられる、切なすぎるバラードです。
『エコヒイキ』などのヒット作で知られているボカロP、かしこさんの楽曲で、2020年に公開されました。
ローファイなビートを美しく響くストリングの音色で彩った、しっとりとした曲調が特徴的。
そしてミクの歌声に、胸が張り裂けるような思いが詰め込まれているよう感じます。
花火の向こう側に「君」の幻想が見えて、消えてほしいと願いつつ、消えてほしくないとも思ってしまう主人公。
その心情を察すれば察するほどにつらいです。
学校を休んだ日のこときくお

学校を休んだ日、私もこんなことを思いました。
どこまでもネガティブな歌詞なのに、なぜかキレイな雰囲気を持った独特な1曲です。
歌とゆったりした音楽に聴き入っているうち、いきなりの曲の変化にゾワッとさせられるでしょう。
良くないとわかっているのにそういうことを考えるのをやめられない……誰にでも刺さる1曲と言えます。
水彩メリーゴーランドけーだっしゅ

2017年にニコニコ動画とYouTubeで公開された楽曲です。
文学的な歌詞とピアノの音色が、心にスッと入りこんでくるようです。
静かな場所で目を閉じてゆっくり聴きたくなりますね。
キラキラしていて美しいPVも必見ですよ。
未来(いつか)こき

しっとりとしたギターの伴奏に乗せられた初音ミクと闇音レンリの美しい歌声が心に響く泣きのバラードです。
日々さまざまな出来事が起きる人生の応援ソングとして聴ける曲ですね。
いつも支えてくれている周囲の人たちへの感謝の気持ちや、今はすこしつらくてもいつか花開くときがくるんだ!!と思っている、強い気持ちが感じられます。
メッセージが胸に染み込んで、涙腺がゆるくなってしまいます。
ヘイトクライムさまぐら

ボカロ曲には「より人間らしく歌わせる」という技術が重視されることも多いですが、この曲ではロボットボイス風の歌い方が楽曲の世界観とうまく調和し、不思議な魅力を発しています。
乾いたギターサウンドとゆったりしたテンポ、そして「正義とは何か」を考えさせてくれる深い歌詞。
Summer Gratzさんが生み出したこの曲は、聴く者の心を揺さぶります。
木陰に澄むちいたな

夏の恋を思い出す、とてもノスタルジーなボカロバラードです。
『好きって言って』『共依存』などのヒット作で知られているボカロP、ちいたなさんの作品で、2021年に発表されました。
ピアノの美しい音色と、夏の終わりを思わせる虫の鳴き声が耳に残ります。
そして、自分がなりたかった大人になれただろうか、あの時一緒にいた「君」は今どこにいるんだろうか……歌詞の世界観が胸に来ます。
1人の時間に聴くとぽろっと泣いちゃうかも。
きかせたいのはねこぼーろ

少し気だるさを感じさせる4つ打ちミュージック。
心地よいサウンドのせいか、体が勝手に揺れてしまいます。
2009年からVOCAROIDシーンで活動してきたねこぼーろさんが、2015年に発表した楽曲です。
意味深な歌詞は考えさせられますね。





