合唱、という言葉を聞くと音楽の授業を思い出しますよね。
「みんなで歌う」ことって、ソロとはまた違った魅力があるなと思います。
さて「ボカロの合唱曲」は大きく分けると3パターンあります。
「音声ライブラリを複数人分使った曲」「合唱曲として制作された曲」「複数人による歌ってみたなどで人気の曲」と、だいたいこんな感じ。
今回この記事ではその3つのパターン、すべてからピックアップしたオススメ曲をご紹介していきます。
なので、どういう感じの作品をお探しの方にも当てはまる内容のはずです。
ぜひ最後までご覧になっていってください!
ボカロの合唱曲集【ボカロ複数人・合唱曲・歌ってみた】(1〜10)
ハローセカイDECO*27

希望と光に包まれた感動的なナンバーです。
2025年2月にリリースされた本作は、アニメ映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』の挿入歌として書き下ろされました。
孤独を抱える主人公がだんだんと他者とのつながりを見出していく心情が、さわやかなメロディー、壮大なコーラスワークによって表現されています。
ドラマチックな曲調に乗せて、聴く人の心に温かな励ましのメッセージを届けてくれるんですよね。
新しい一歩を踏み出そうとしているとき、この曲が力になってくれます。
そこに在る、光。DECO*27

切なさと希望が混ざり合う、心に染みわたるボカロ曲です。
DECO*27さんとすりぃさんがタッグを組んだ作品で、2025年1月にリリース。
映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』のために書き下ろされました。
歌詞には、暗闇の中でもがき苦しみながら光を探し求める、魂の叫びが込められています。
壮大で重層的なハーモニーもまた、孤独な心に寄り添うような仕上がり。
苦悩から脱したいとき、この曲が助けになってくれるかもしれません。
ファイアダンスDECO*27

DECO*27さんが作詞作曲、Gigaさんが編曲を手がけたこの曲。
映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』の挿入歌に起用された作品です。
熱っぽいビートと力強いメロディーが合わさったテンションの上がる曲で、歌詞に投影された自分らしさを追求する姿勢が印象的。
他者との比較ではなく、自己との戦いや成長に焦点を当てたメッセージ性に共感せずにはいられません。
自分の可能性を信じたい時や、迷いを感じている時に聴いてほしい1曲です。
main dishが足りてない宮守文学

食事を題材にした、エレクトロスウィング調の楽曲です。
宮守文学さんが手がけた本作は、2024年7月にリリースされました。
広いテーブルを数々の料理で埋め尽くしたいという欲望を軸に、人生への貪欲な姿勢や満たされない感情を巧みに表現しています。
エレガントなメロディーと4人の個性的な声の相性がばつぐん。
クールなスウィングビートに身を任せ、至福のひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
萬屋レストラン暖炉P

2025年2月に公開された『萬屋レストラン』は暖炉Pさんによる楽曲で、賑やかなレストランをテーマに3人のボカロたちがファンタジックな世界観を展開します。
エレクトロスウィングを基調にした音楽性と、明るいのに不思議と影を感じる歌詞が見事に調和。
この前後、どういうストーリーがあったのか、ついつい考察しちゃいます。
最後の最後まで心奪われっぱなしになるボカロ曲です。
悲報!ワイ!ニート!Shu

ボカロPのShuさんが、自身のニート生活を題材に制作した楽曲。
2025年2月に発表されボカコレ2025冬のTOP100ランキングで15位を獲得しました。
初音ミク、巡音ルカ、鏡音リン、鏡音レン、KAITO、MEIKOが織りなすハーモニーが、ダンサブルなサウンドにマッチ。
歌詞では日本語を始め、英語、スペイン語など数多くの言語がちりばめられており、社会とのズレや不安を前向きかつユーモラスに表現しています。
テンションの上がるボカロ曲をぜひチェックしてみてください!
ほんとうのきもち大漠波新

アップテンポのポップ調とエネルギッシュなサウンドが特徴の楽曲です。
大漠波新さんが手がけた本作は、2024年にリリースされました。
歌詞には、本当の気持ちを隠さずに自分を表現することの大切さが込められています。
鏡音リン、鏡音レン、GUMIの3人のボーカルが織りなすハーモニーが魅力的なんですよね。
日常生活や人間関係の中で葛藤を感じている方に、ぜひ聴いてもらいたい1曲です。
前を向いて生きる勇気がもらえるはずです。