【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち
カール・マリア・フォン・ウェーバーは、1786年生まれのドイツ・ロマン派初期の作曲家、指揮者、ピアニストです。
オペラ『魔弾の射手』によってドイツ・ロマン派オペラの様式を確立し、「ドイツオペラの創始者」と称されました。
オーケストラの配置を現在に近い形に改めたり、初めて指揮棒を用いたりと、後世にも大きな影響を残した人物として知られています。
作品はオペラや管弦楽曲が多いですが、当時最高のピアニストとして演奏活動も行っていました。
本記事では、そんなウェーバーの名曲、代表曲をご紹介します。
ぜひ聴いてみてください!
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(1〜10)
舞踏への勧誘 変ニ長調作品65Carl Maria von Weber

19世紀初頭に作曲された、華麗なピアノのためのワルツ。
ウェーバーの妻に捧げられました。
ピアノの技巧的な演奏が特徴で、当時の社交ダンスの世界を反映しています。
冒頭では男女の会話のような対話的な音が聴こえ、次第に華やかなワルツのリズムへと変化していきます。
舞踏会の楽しさや優雅さを音楽で表現しており、舞踏会の雰囲気を味わいたい方や、ロマン派音楽に興味のある方にオススメの1曲です。
コンツェルトシュテュック ヘ短調 作品79Carl Maria von Weber

ピアノとオーケストラの対話が織りなす、ロマン派音楽の傑作。
ヘ短調で始まる暗い色調から、ピアノの繊細なソロ、オーケストラの力強い伴奏へと展開する様は、まるで物語のよう。
1821年に完成し、2年後に公開されたこの作品は、ピアニストの技巧を存分に引き出します。
オクターブ・グリサンドや速いトリルなど、高度な演奏技術が要求される場面も。
ピアノ愛好家はもちろん、ロマン派音楽に興味のある方にもオススメの1曲です。
感情の起伏や劇的な展開を味わいたい方は、ぜひ耳を傾けてみてください。
クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73Carl Maria von Weber

ドイツ・ロマン派を代表する協奏曲の一つ。
クラリネットの魅力を存分に引き出した美しい作品です。
第1楽章では、劇的な序奏に続き、クラリネットが感情豊かな旋律を奏でます。
第2楽章は、温かみのある音色が印象的。
哀愁を帯びたメロディが心に染みます。
第3楽章では、軽快なテンポの中で、クラリネットの技巧的なパッセージが次々と現れ、聴く人を魅了します。
クラリネットの名手ベールマンのために書かれ、1811年6月13日、ミュンヘンで初演されました。
楽器の可能性を広げた画期的な作品として、今なお多くの人々に愛されています。
クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 作品74Carl Maria von Weber

クラシック音楽の宝石箱から放たれる輝きのような本作。
1811年に初演され、聴衆を魅了し続けています。
3つの楽章で構成され、それぞれに異なる表情を見せます。
第1楽章は英雄的な雰囲気、第2楽章は深い感傷、第3楽章は華やかな舞踏曲と、まるで1つの小さなドラマを体験するよう。
クラリネットの魅力を存分に引き出し、オーケストラとの美しい対話も楽しめます。
クラリネットの音色に心惹かれる方や、ロマン派音楽の魅力を味わいたい方にオススメです。
技巧的な難しさも含んでいるので、演奏者の腕前を堪能するのも一興かもしれません。
歌劇「オベロン」序曲Carl Maria von Weber

ウェーバーの最後のオペラから派生した序曲は、幻想的で表現力豊かな音楽が特徴。
冒頭のオベロンの魔法の角笛を模した三音のフレーズから、徐々に魅惑的な雰囲気が醸し出されていきます。
木管楽器と金管楽器を駆使したオーケストレーションが印象的で、幻想と現実が交錯する瞬間を見事に描き出しています。
1826年4月にロンドンで初演され、ロマン派音楽の先駆けとしても高く評価されてきました。
クラシック音楽ファンはもちろん、幻想的な世界観や豊かな音楽表現に興味がある方にもオススメの1曲です。
歌劇「魔弾の射手」序曲Carl Maria von Weber

ウェーバーが手掛けたこの序曲は、ドイツ・ロマン派オペラの金字塔とも言える作品です。
冒頭のアダージョで神秘的な雰囲気を醸し出した後、ホルンによる美しい四重奏が登場。
森林の穏やかな風景を思わせる旋律は、聴く者の心を癒してくれます。
その後、弦楽器のトレモロやクラリネットの奇妙な音色で不気味な雰囲気を作り出し、悪魔との契約を暗示。
最後は活気あるリズムで物語の展開を予感させます。
1821年6月の初演以来、今なお世界中で演奏され続けている名曲。
ウェーバーのもっとも代表曲であるこのオペラの序曲、ぜひ聴いてみてください!
ファゴット協奏曲 ヘ長調 作品75Carl Maria von Weber

ヴェーバーが若い頃に作曲したファゴットのための作品。
全3楽章からなり、オペラのような劇的な表現が特徴です。
第1楽章は力強く技巧的、第2楽章は歌うような美しい旋律、第3楽章は軽快で活気に満ちています。
1811年の作曲当時、この曲はファゴットの新たな可能性を示しました。
オーケストラとファゴットの対話が印象的で、ファゴットの音色の幅広さや表現力を存分に引き出しています。
クラシック音楽が好きな方はもちろん、ファゴットの魅力に触れたい方も、ぜひ聴いてみてくださいね。
「シルヴァーナ」のアリアによる協奏的変奏曲 作品33Carl Maria von Weber

ドイツオペラの礎を築いたウェーバーのクラリネット作品。
オペラ『シルヴァーナ』のアリアを題材にした変奏曲で、クラリネットの魅力が存分に引き出されています。
1818年に作曲され、愛をテーマにした優雅なメロディが印象的。
クラリネットの技巧的な演奏とピアノとの掛け合いが見事で、ロマン派音楽の情感豊かな表現が随所に感じられます。
オペラや管弦楽曲が好きな方はもちろん、クラリネットの魅力に触れたい方にもオススメ。
クラシック音楽の奥深さを味わえる1曲です。
クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲 変ホ長調 作品48Carl Maria von Weber

クラリネットとピアノのために書かれたこの大二重奏曲は、互いに対話を重ねる形で展開される、ロマン派音楽の真髄を感じさせる作品。
第1楽章では、活気に満ちたテーマが力強く登場し、第2楽章では哀愁を帯びた旋律が心に染み入ります。
そして第3楽章では、明るく活発なロンド形式で曲全体が華やかに締めくくられます。
1815年から1816年にかけて作曲され、クラリネットの技巧と表現力を存分に引き出しており、ピアノとの絶妙な掛け合いも魅力的。
クラシック音楽の魅力を堪能したい方にオススメの1曲ですね。
クラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34Carl Maria von Weber

クラリネットの魅力が全面に押し出された室内楽の名作。
クラリネットと弦楽四重奏という編成で、クラリネットが主役級の扱いを受けています。
全4楽章からなり、第1楽章の明るく活発な開始から、第2楽章の感情的な表現、第3楽章の軽快さ、そして第4楽章の疾走感あふれるフィナーレまで、聴く者を飽きさせません。
1811年から1815年にかけて作曲され、クラリネットの名手ハインリヒ・バーマンとの友情から生まれたそうです。
クラリネットの技巧を存分に引き出しつつ、ロマン派音楽の特徴である感情表現豊かな旋律が織り交ざる、聴きごたえのある1曲です。
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(11〜20)
クラリネット小協奏曲Carl Maria von Weber

これぞドイツオペラの大家の力作。
クラリネットの豊かな音色と技巧が存分に活かされた名曲です。
全3楽章から成り、それぞれに個性豊かな表現が込められています。
第1楽章はドラマチックな展開、第2楽章は繊細な旋律、第3楽章は技巧的な演奏が魅力。
1811年5月に完成し、6月13日に初演されるや否や、大成功を収めました。
クラリネット奏者はもちろん、オーケストラの豊かな響きを堪能したい方にもオススメです。
ぜひ名手の演奏でお楽しみください。
四手ピアノのための6つのやさしい小品より「ソナチネ」Carl Maria von Weber

優雅で軽快なメロディが特徴的なこの楽曲は、ピアノ四手連弾のために書かれた6曲の小品集の中でも、とくに親しみやすい1曲です。
明るく跳ねるようなテーマが展開され、後半ではそのテーマが変化を加えつつ再現される構成は、まるで小さな物語のような魅力があります。
シンプルでありながら豊かな表現力を求められるこの曲は、ピアノの連弾を楽しみたい方にぴったり。
2人の演奏者が息を合わせ、音楽的な対話を楽しむ喜びを味わえる素晴らしい作品です。
歌劇「オベロン」より「海よ、巨大な怪物よ」Carl Maria von Weber

ウェーバーの晩年の傑作として知られているオペラ『オベロン』のなかの第二幕に登場する本作『海よ、巨大な怪物よ』は、荒れ狂う海の描写と、それに立ち向かう主人公の心情が、見事に音楽で表現されています。
壮大なオーケストレーションと、ドラマティックな歌唱が印象的。
海の力強さや恐ろしさを感じさせつつも、希望の光が差し込む様子も巧みに描かれており、聴く者の心を揺さぶります。
自然の力と人間の感情の対比を楽しみたい方にオススメの1曲です。
歌劇「ペーター・シュモル」序曲Carl Maria von Weber

ウェーバーが15歳の時に作曲した初期の重要なオーケストラ作品。
静かな導入部から始まり、オーボエによる主題の提示、そしてより劇的な展開へと進んでいきます。
木管楽器の華やかな使い方や、感情的な対比が特徴的で、後のロマン派音楽の礎となる要素が垣間見えます。
オーケストラの色彩豊かな音響を追求し、ドラマティックな展開を描写する手法は、ウェーバーの革新性を感じさせますね。
家族愛と誤解の解消をテーマにした物語性豊かな作品です。
華麗なるロンド「戯れごと」作品62Carl Maria von Weber

『華麗なるロンド「戯れごと」変ホ長調作品62』。
この曲は、ドレスデンの宮廷サロンで演奏するために書き上げられたもので、ウェーバーは4日間で仕上げたそうです。
彼のピアノ曲の中で優美で華麗な作品の一つ。
ピアノは、イザベラ・クラスノワさん。
アンダンテとハンガリー風ロンド ハ短調 作品35Carl Maria von Weber

ドイツ音楽の魂を感じさせる名曲。
ファゴットとオーケストラのために書かれた本作は、哀愁を帯びたアンダンテと活気に満ちたハンガリー風ロンドの2部構成でできています。
1813年に作曲され、ミュンヘン宮廷楽団の依頼により作られました。
悲しみと躍動感が見事に融合し、ファゴットの魅力を存分に引き出しています。
ロマン派音楽の魅力を堪能したい方や、民族音楽に興味がある方にオススメ。
ファゴットの表現力豊かな演奏と、オーケストラとの見事なハーモニーをぜひお楽しみください。
歌劇「オイリアンテ」序曲Carl Maria von Weber

台本は中世フランスのロマンスを元にした作品です。
上演には3時間近くを要し、今では全編が上演されることは少なく序曲が単独で取り上げられることが多いそうです。
ダニエル・スミスさん指揮、フランクフルト放送交響楽団の演奏。
祝典序曲「歓呼」Carl Maria von Weber

この序曲は、ザクセン王国の国王フリードリヒ・アウグスト1世の在位55周年を記念する祝典の、祝賀演奏会冒頭で演奏する曲として作曲されました。
ジュゼッペ・シノーポリさんの指揮で、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏です。
歌劇「アブ・ハッサン」序曲Carl Maria von Weber

『アラビアンナイト』を題材にした全一幕のオペラです。
ウェーバーにとって経済的に最も苦しく、収入も得ることができない時期に作曲されたそう。
シムカ・ヘレドさん指揮、演奏はポーランドのフィルハーモニア・ポモルスカです。
ホルン小協奏曲Carl Maria von Weber

「ホルン小協奏曲ホ短調」は、ヴァルヴホルンが広まる以前に書かれた作品ですが、4オクターヴ近い音域、速いパッセージ、ペダル奏法などさまざまな技巧が要求され、現在でも難曲として知られています。
演奏はチェコ出身のホルン奏者、ラデク・バボラークさん。
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(21〜30)
クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲より第3楽章Carl Maria von Weber

「クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲変ホ長調作品48より第3楽章」ロンド、アレグロ(輪舞曲、速く)。
技巧的なフィンガリング、そして華やかなフィナーレ。
ポール・メイエさんのクラリネット、ピアノは、エリック・ル・サージュさんです。
ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲 ト短調 Op.63Carl Maria von Weber

ドイツのロマン派初期を代表する作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバーが遺した室内楽作品のひとつが、この『ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲 ト短調 Op.63』です。
ウェーバーは『魔弾の射手』や『オベロン』などのオペラ作品で知られる一方、ピアノ曲にもその才能を発揮しました。
本作はウェーバーの友人で、フルーティストのフィリップ・ユングのために書かれたもの。
通常のバイオリンの代わりにフルートが用いられているのが特徴的です。
憂いを帯びた情緒的な第1楽章から始まり、ロマンティックな雰囲気が全編を通して感じられます。
牧歌的な旋律が印象的な第3楽章「牧人の嘆き」は、ゲーテの詩に基づいており、ウェーバーならではの叙情性が発揮されています。
ピアノ三重奏曲の名曲を、ぜひ味わってみてください。
ビアンキのアリア「こちらへおいで、美しいドリーナ」による7つの変奏曲 Op.7Carl Maria von Weber

ロマン派音楽の初期において、オーケストラの指揮や配置を改革し、オペラ作曲家としても知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼が遺したピアノ独奏のための作品『ビアンキのアリア「こちらへおいで、美しいドリーナ」による7つの変奏曲 Op.7』は、イタリアのオペラ作曲家ビアンキのアリアをテーマにした変奏曲で、華麗なテクニックと表現の幅を感じる作品です。
変奏ごとにさまざまなスタイルが登場し、情感豊かなメロディが次々と展開されます。
ウェーバーのロマンティックな音楽性と革新的な作曲技法を堪能できる、ピアノ愛好家にぜひオススメしたい1曲です。
ピアノソナタ 第2番 変イ長調 Op.39Carl Maria von Weber

ドイツのロマン派音楽の初期を代表する作曲家であり、ドイツ・オペラの発展に多大な貢献をしたカール・マリア・フォン・ウェーバー。
『ピアノソナタ 第2番 変イ長調 Op.39』は、彼のピアノ作品のなかでもとりわけ重要な位置を占めています。
このソナタはクラシック様式から叙情性や劇的要素を取り入れたロマン派への移行期の作品で、ピアノならではの技巧的で色彩豊かな響きが魅力。
4楽章それぞれに感情を込めた表現が求められ、特に最終楽章のロンドは優雅さと華やかさを兼ね備えた演奏が鍵となるでしょう。
ピアノを学ぶ上級者にぜひ取り組んでほしい大曲です。
ピアノ小協奏曲 ヘ短調 Op.79Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要な作曲家、そして「ドイツオペラの創始者」と称されるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼の『ピアノ小協奏曲』は、一つの連続した楽章で構成された「協奏曲風小品」とも呼ばれる作品です。
中世の情景を思わせるロマンティックな物語に基づいた本作では、遠征中の騎士を思う城の女主人の心情が情熱的かつ技巧的なピアノで表現されています。
オーケストラも物語性を高めるよう巧みに用いられた、まさにウェーバーならではの作品といえるでしょう。
ロンド・ブリランテ Op.62Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家であり、ドイツオペラの創始者として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
『ロンド・ブリランテ Op.62』は、そんな彼が残したピアノ作品の一つで、『華麗なロンド』などのタイトルでも親しまれています。
この曲は、1819年にドレスデンの宮廷のサロンで演奏するために作曲されたもので、上品な華やかさと次々とやってくるオペラを思わせる場面転換が魅力的な作品となっています。
技術的な難易度はありますが、音楽の流れに乗りやすいメロディと構成になっているため、丁寧に練習を重ねれば演奏会で披露できる1曲になるでしょう。
「トゥーランドット」序曲&マーチCarl Maria von Weber

「トゥーランドット」序曲&マーチ。
1809年にドイツ・シュトゥットガルトで初演されました。
中国らしさを出すためにジャン=ジャック・ルソーの「音楽辞典」から「中国の歌」を引用しています。
演奏は、台湾の大安ジュニア・ハイ・スクール・バンド。
四手ピアノのための6つの小品よりCarl Maria von Weber

四手ピアノのための6つの小品(作品10)より。
第1番:モデラート、第2番:アンダンティーノ、第4番:マズルカ、第6番:ロンドの4曲です。
ピアノ連弾は、デュオ・リパッティのお二人、アンナ・スザルクカさんとアレクサンドラ・バドウバさんです。
四手ピアノのための8つの小品より第3番Carl Maria von Weber

四手ピアノのための8つの小品(作品60)より、第3番:アダージョ。
くつろぎを感じる落ち着いたメロディで始まり、次第に気持ちが高まるようにテンポが上がります。
ピアノ連弾は、東京出身の川﨑翔子さんとスロバキアのヤクブ・チズマロヴィチさんです。
四手ピアノのための8つの小品より第4番Carl Maria von Weber

四手ピアノのための8つの小品(作品60)より、第4番:ジプシー風に。
作曲家のパウル・ヒンデミットは、この曲を「ウェーバーの主題による交響的変容」の第1楽章に使用しています。
ピアノ連弾は、カメリア・マテイさんとアナ・ラス・マイオールさんです。
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(31〜40)
6つの小品 Op.3 第4曲「アンダンテと変奏曲」Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要な作曲家として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
『6つの小品 Op.3』の第4曲『アンダンテと変奏曲』は、穏やかでリリカルなアンダンテ部分から始まり、主題を異なる形で繰り返しながら、技術的な要求度を少しずつ高めていく変奏曲です。
ロマンティックな要素は控えめで、より古典的な形式と技術に重点を置いた作品ですが、ピアノ連弾の魅力を存分に引き出す曲として評価されています。
ピアノを学ぶ方にぜひ挑戦していただきたい1曲です。
8つの小品 Op.60 第7曲「行進曲」Carl Maria von Weber

ロマン派の始まりに活躍した才能豊かな作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼が残した『8つの小品 Op.60』の第7曲は、勇ましい兵隊の行進を思わせる魅力的なピアノ曲。
力強いリズムに乗せて華やかに展開するメロディは、まるでオペラのワンシーンのようにドラマティックです!
両手の掛け合いも絶妙で、聴く人を引き込む表現力が光ります。
ピアノ経験者なら誰もが演奏してみたくなる、挑戦しがいのある1曲といえるのではないでしょうか。
「魔弾の射手」序曲Carl Maria von Weber

ウェーバーが作曲した「魔弾の射手」は、メルヘン・オペラの傑作のひとつに数えられます。
メルヘン・オペラは民話を題材にしたものが多くあります。
この作品は「7発中6発は射手の思うままに命中するが、残る1発は悪魔の望む所に命中してしまう」という民話を題材としています。
クラリネット五重奏曲 変ロ長調Carl Maria von Weber

ウェーバーは、ドイツの作曲家です。
ウェーバーは、1815年に、プラハ歌劇場の音楽監督や指揮者をしながらクラリネット五重奏曲変ロ長調作品34を作曲しました。
弦楽四重奏に、独奏クラリネットの主旋律が加わります。
第2楽章アダージョは、荘重な雰囲気の弦楽四重奏の中、独奏クラリネットが哀愁を帯びており、優美です。
クラリネット五重奏曲より第1楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット五重奏曲変ロ長調作品34より第1楽章」アレグロ(速く)。
弦楽四重奏のハーモニーで始まり、クラリネットが入ってくると動きが見えてきます。
アレグロですがゆったりとした部分もあり聴かせます。
クラリネットは、ジェン-ホワ・ホワンさん。
クラリネット五重奏曲より第3楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット五重奏曲変ロ長調作品34より第3楽章」メヌエット・カプリチオ、プレスト(宮廷舞踊、奇想曲、極めて速く)。
速いテンポで軽快に始まりトリオは一転穏やかなメロディへと、気まぐれな楽章です。
クラリネットは、ジュリアン・ミルキスさん。
クラリネット五重奏曲より第4楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット五重奏曲変ロ長調作品34より第4楽章」ロンド、アレグロ・ジョコーソ(輪舞曲、速く、おどけて愉快に)。
音の粒が明るく綺麗に流れてゆきます。
カール・ライスターさんのクラリネットとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽メンバー。
クラリネット協奏曲第1番より第3楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第1番ヘ短調作品73より第3楽章」ロンド、アレグレット(輪舞曲、やや速く)。
細かく跳躍的なパッセージが楽器の持つ特徴を生かしています。
クラリネットはアンタンナ・Makštutisさん、オーケストラはリトアニアのカウナス交響楽団。
クラリネット協奏曲第2番より第1楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第2番変ホ長調作品74より第1楽章」アレグロ(速く)。
長い前奏後にクラリネットが高音部から一気に3オクターヴ下への跳躍を聴かせます。
クラリネットは、ハン・キムさん、オーケストラは韓国のスウォン・フィルハーモニー管弦楽団。
ドイツ舞曲Carl Maria von Weber

ドイツオペラの創始者としても知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼は音楽一家に生まれ、幼少期から音楽教育を受け、父親からモーツァルトのような神童になることを期待されていたのだそう。
そんなウェーバーが遺した『1ドイツ舞曲』は、15歳の頃に手掛けた作品で、若き才能の片りんが感じられます。
優雅でリズミカルな12曲のピアノ独奏曲は、さまざまなリズムとメロディで、豊かな感情表現にあふれています。
若き天才の情熱と創造性を体感できる本作は、クラシックピアノを学びたいすべての方にオススメしたい名曲です。
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(41〜50)
ピアノソナタ 第1番 ハ長調 Op.24Carl Maria von Weber

ドイツの作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバーは、ロマン派初期の重要な人物のひとりです。
彼の作品は、鮮やかなハーモニーとオーケストレーション、中央ヨーロッパの民族音楽の要素が特徴的で、ドイツオペラの発展に大きく貢献しました。
ウェーバーのピアノソナタ作品のなかでも、『ピアノソナタ第1番 ハ長調 Op.24』は技術的な要求が高く、作曲者自身の大きな手のサイズを生かした演奏技法が求められます。
4つの楽章から成るこのソナタは、各楽章で驚きの展開が用意されており、特に最終楽章は、終わりなき旋律と疾走感で聴衆を魅了します。
飛躍的なスケールやアルペジオ、トッカータ風の重音など、高度な技術が要求される本作は、ロマン派ピアノ音楽の挑戦的なレパートリーとして、上級者にオススメの1曲です。
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.11Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家であり、オペラ『魔弾の射手』で知られるカール・マリア・フォン・ウェーバーの『ピアノ協奏曲 第1番』。
ウェーバー自身によって1811年に初演されたこの曲は、3つの楽章から構成され、モーツァルトやベートーヴェンの影響が感じられつつも、彼独自の革新性が光る作品に仕上がっています。
なかでも珍しい編成の第2楽章は室内楽的な美しさで聴く者を魅了し、技巧的な演奏は聴衆を興奮の渦に巻き込みます。
ピアノ協奏曲の名曲を味わいたい方にぜひオススメしたい1曲です。
ワルツ イ長調Carl Maria von Weber

ドイツロマン派初期の巨匠、カール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼の手によって生み出されたピアノ独奏曲『ワルツ イ長調』は、その華麗なるメロディと軽快なリズムで聴く者を魅了します。
この曲は、ウェーバーがフランス皇后マリー・ルイーズのために作曲した6曲のうちの一つで、上品な雰囲気のなかにも親しみやすさが感じられる作品となっています。
ウェーバーのピアノ曲の特徴である技巧的な難易度と豊かな感情表現が見事に融合した本作は、ピアノ愛好家のみならず、クラシック音楽ファン全般にオススメしたい1曲です。
大ポロネーズ Op.21Carl Maria von Weber

『ドイツオペラの創始者』と称されるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
若くして音楽の才能を発揮し、ドイツロマン派の重要な作曲家として活躍しました。
そんな彼のピアノ作品のなかでも、1808年に作曲された『大ポロネーズ』は華やかで印象的な曲調が魅力の1曲です。
主題の堂々とした旋律に、独創的なハーモニーと技巧的なパッセージが織り交ぜられ、ウェーバーならではの表現力が存分に発揮されています。
力強さと優雅さを兼ね備えたこの曲は、ピアノの魅力を存分に味わえる作品といえるでしょう。
ロマン派音楽に親しみたい方や、演奏技術に磨きをかけたい中上級者の方にもオススメです。
舞踏への勧誘Carl Maria von Weber

結婚式や披露宴に流すBGMは、いくら名曲とはいえ、やはり別れをイメージする曲は避けた方が無難ですね。
この「舞踏への勧誘」はウェーバーが妻へプレゼントした曲で、ヨーロッパらしく、淑女へ踊りを申し込む場面が描かれています。
ピアノ曲ですが編曲されたオーケストラ演奏はキャンドルサービスなどにも上品でいいですね。
舞踏への勧誘 Op.65Carl Maria von Weber

ドイツのロマン派音楽の初期に活躍し、ドイツ・ロマンティック・オペラの発展に決定的な役割を果たしたカール・マリア・フォン・ウェーバー。
『舞踏への勧誘 Op.65』は、そんな彼が残したピアノ作品の一つで、『華麗なるロンド』とも呼ばれる人気の高い曲です。
1819年に妻のカロリーネのために作曲され、1821年にパリで初出版された本作は、序奏とコーダを伴うワルツ集の形をとっており、ドラマ的なストーリーを描いています。
細かい音の粒をそろえ優雅さと情熱を表現するのはもちろん、ベルリオーズによる管弦楽版など多彩な編曲にも注目です!
舞踏への勧誘-華麗なロンド Op.65Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
生まれつきの障害はありましたが、幼少期から音楽の才能を示し、父親のもと神童になるべく学びました。
『舞踏への勧誘』は、1819年に作曲されたピアノのためのロンドで、華やかで情熱的ながらも洗練されたスタイルが特徴。
舞踏会での男女の駆け引きが描かれており、ロマンティックな情景を繊細に表現しています。
社交ダンスの楽しさに誘われるような魅力にあふれた本作は、ピアノを学ぶ全ての人にオススメしたい1曲です。
舞踏への招待Carl Maria von Weber

ドイツの作曲家ウェーバーが作曲したピアノ曲。
曲名通り、ある紳士が淑女をダンスへ誘う様子が描かれています。
導入部・序奏部では、舞踏会場で紳士が淑女をダンスへ誘う一連のやりとりが描写されており、左手が紳士からのお誘い、右手が淑女の受け答えを表しています。
最初の誘いは断られてしまうが、紳士はアプローチを重ね、次第に会話が生まれていきます。
打ち解けて二人の距離が縮まったところで、三度目の正直とばかりにダンスへ誘う紳士。
淑女は紳士の誘いを受け入れ、二人は舞踏会の輪の中へと消えて行く、その流れが見事に音楽で表現されています。
華麗なるポロネーズ「笑いこける」Op.72Carl Maria von Weber

『華麗なるポロネーズ「笑いこける」Op.72』は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが1819年に作曲したピアノ独奏曲で、明るく楽しげな印象を与える作品です。
ウェーバーがオペラ作曲家としても活躍したことから、その華やかでロマンティックな作風が感じられる一方、技巧的にも非常に優れた曲として知られています。
軽快なポロネーズのリズムとウェーバーの独特なハーモニーが組み合わさって生まれる音楽は、演奏する喜びと聴く楽しさを同時に味わえるでしょう。
ピアノの演奏に挑戦してみたい方、特に華やかな曲が好きな方にオススメしたい1曲です。
歌劇「魔弾の射手」Op.77 J.277 序曲Carl Maria von Weber

ロマン派音楽の初期を代表する作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼のオペラ『魔弾の射手』は、ドイツ・ロマンティック・オペラの確立に寄与した記念碑的な作品です。
この序曲は、オペラ全体の精華を凝縮した劇的な1曲。
幽玄な音楽が彩る「狼の谷」のシーンは圧巻で、善と悪の対立を描いた物語の核心に迫ります。
鮮やかなオーケストレーション、印象的なメロディが聴く者の想像力をかき立てる名曲は、クラシック音楽ファン必聴です。
【ウェーバー】ドイツオペラの創始者による名曲たち(51〜60)
ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」 J.277 – 狩人の合唱(Weber: Der Freischutz – Huntsmen’s Chorus)Carl Maria von Weber

1786年生まれ、ドイツの作曲家で指揮者、ピアニストでもあるカール・マリア・フォン・ウェーバーの作品、歌劇「魔弾の射手」より【狩人の合唱】です。
第3幕に演奏される男性合唱ですが、ホルンのアンサンブルも活躍します。
この狩人の合唱はコンサートなどで単独で演奏されることが多いです。
クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲より第1楽章Carl Maria von Weber

「クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲変ホ長調作品48より第1楽章」アレグロ・コン・フォーコ(速く、情熱的に)。
軽快なフレーズがピアノからクラリネットへと渡され、そして展開してゆきます。
クラリネットは、アントニオ・ティネッリさん。
クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲より第2楽章Carl Maria von Weber

「クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲変ホ長調作品48より第2楽章」アンダンテ・コン・モート(ほどよくゆっくり、動きをもって)。
メランコリックなメロディ、ゆれうごく心情を感じます。
クラリネットはアンネリーン・ヴァン・ワウェさん。
クラリネット協奏曲第1番より第1楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第1番ヘ短調作品73より第1楽章」アレグロ(速く)。
ウェーバー1作目のクラリネット協奏曲です。
クラリネットは、ベルギー国立管弦楽団のルーラント・ヘンドリックスさん、オーケストラは、フラスカーティ・シンフォニック。
クラリネット協奏曲第1番より第2楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第1番ヘ短調作品73より第2楽章」アダージョ・マ・ノン・トロッポ(ゆるやかに、しかし甚だしくなく)。
牧歌的なメロディに安らぎを感じます。
クラリネットは、ペン-シェン・リーさん、オーケストラは、国立台湾芸術大学管弦楽団。
クラリネット協奏曲第2番より第3楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第2番変ホ長調作品74より第3楽章」アラ・ポラッカ(ポロネーズ風に)。
ポロネーズ風のリズムに乗り軽快な演奏、中間部に叙情的な旋律を挟んだ華やかなフィナーレです。
クラリネットは、イスラエル生まれのシャロン・カムさん。
オペラ「魔弾の射手」序曲Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
そんな彼が作曲したオペラ『魔弾の射手』の序曲は、オペラの重要な音楽的主題を短時間で表現した名曲としてピアノ編曲版でも親しまれています。
善と悪の選択を問いかけるかのようなオーケストラの膨張に始まり、狩猟のホルンを思わせる美しいコラールや、不穏なトレモロで表される悪魔のテーマなど、ドラマチックな展開が印象的。
主人公の心情も巧みに描かれ、暗い力に打ち勝つ愛を暗示するような音楽は、聴く者の心を揺さぶります。
クラリネット五重奏曲より第2楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット五重奏曲変ロ長調作品34より第2楽章」幻想曲、アダージョ・マ・ノン・トロッポ(ゆるやかに、しかし甚だしくなく)。
クラリネットは、エリシャ・ウィリンジャーさん。
カナダ・トロント、マッツォレーニ・コンサート・ホールでの演奏です。
クラリネット協奏曲第2番より第2楽章Carl Maria von Weber

「クラリネット協奏曲第2番変ホ長調作品74より第2楽章」ロマンス、アンダンテ・コン・モート(ほどよくゆっくり、動きをもって)。
クラリネットのヴェンツェル・フックスさん、表情豊かに歌い上げています。
オーケストラは、韓国のKBS交響楽団。
おわりに
ウェーバーの名曲、代表曲を紹介しました。
ロマン派初期ということもあり、ロマンティックすぎず古典的すぎない名曲が多くありましたね。
オペラや管弦楽曲が多いですが、実はピアノ曲や歌曲も多く存在しています。
この記事では紹介しきれない作品もたくさんあるので、ぜひ聴いてみてくださいね!