大切なパートナーを亡くした人に聴いてほしい曲
もともと夫を亡くした女性のことを指す言葉だった未亡人。
最近ではあまり使わなくなった言葉ですが、本来は自分のことを指すときに使われ、ドラマや映画のタイトルをはじめ、楽曲の歌詞など、さまざまななシーンで使用されてきました。
この記事では、そうした夫を亡くされた女性、または妻を亡くされた男性、身近な大切な人を亡くされた方など、愛するパートナーを亡くした方に聴いてほしい楽曲を紹介していきますね。
天国へ旅立ってしまった愛する人への思いをつづったラブソングや、旅立った愛する人からのメッセージをつづった曲を集めましたので、あなたの大切な人を思い浮かべながら聴いてみてくださいね。
大切なパートナーを亡くした人に聴いてほしい曲(61〜70)
Mama forever大黒摩季

娘の立場から未亡人の母への感謝の歌です。
きっと、娘の成長とともに、母は、やっと肩の荷がおり、もう人生の役目は終わった位の言葉を娘になげかけたのかもしれません。
成長した娘は母の存在が自分にとってどれだけ大きいか、まだまだ姉妹のように人生を楽しもうという孝行歌です。
ロックンロールウィドウ山口百恵

1980年5月発売の曲で、百恵さんは既に引退発表を同年の3月にしています。
百恵さんの曲はしっとりと歌う曲とこんな風にハードな曲もありますが、ロック調は初めてです。
タイトルは未亡人となっているのですが、歌詞はロックに取りつかれたご主人を皮肉った歌です。
鯨の浜唄浅田あつこ

この歌のタイトルはクジラではなく「イサナ」と読みます。
これは万葉集でクジラを指す言葉の一つで、他にも漢字では鯨魚、勇魚、伊佐魚などもイサナと読みます。
歌詞は漁師であった夫が海で命を落とした怨みを、力いっぱいイサナに叫んでいる妻の深い悲しみの歌です。
A Widow on the shore角松敏生

リゾート感溢れる夏のヴァケーションを楽しむカップルの愛の歌の雰囲気ではありますが、全くの反対で、この彼女に同情してしまいます。
恋人は波の魅力にとらわれて、太陽が沈むまで彼女をほったらかし、それでも波から帰ってくる彼に微笑み、タオルを渡すといういじらしさですが、そんな彼女は未亡人と例えている詞です。
系図高田渡

系図と見ると何やら複雑な家系図を想像してしまいますが、ほのぼのとした中で、親の在り方や、そして有難さが伝わってくる詞です。
又、フォークシンガーとして活躍した高田さんの、時代背景が浮かんでくる歌い方も素敵です。
紡ぐとた

飾り気のない素直な声が魅力のとたさん。
2022年からベッドルーム・サウンドクリエイターと呼ばれる、自宅から曲を発信するスタイルで音楽を届けている彼女ですが、2023年にリリースされたこちらの曲は、悲しい時や苦しい時に死ぬまで精一杯生きよう、という願いや、勇気づけを感じられる歌詞内容です。
生きることで死ぬことを意識するというのは不思議ですが、生と死が対になった歌詞は考えさせられます。
歌詞をじっくり味わいながら聴いてみてほしい曲です。
北海めおと節天童よしみ

海の恵みで生業を立てている方たちは、ご主人が無事に帰ってくることを祈ります。
常に危険な自然との戦いの中で、万が一の覚悟も決めて生活を送っています。
未亡人ではないのですが、一生再婚せずに生きていくという女の決意の曲です。