【2025年版】洋楽のさよならの歌。悲しいお別れの曲
アーティストは自らの経験や感じたことを作品とする稼業ですから、当然ながら人生において誰もが必ず経験する「別れ」をテーマとしないはずがありません。
つらい別れを経験したからこそ良い曲が生まれてしまうというのは皮肉ではありますが、アーティストたちの思いが込められた名曲はいつの時代も私たちの胸を打ちますよね。
今回の記事では、失恋に限らずさまざまな「さよなら」を歌った洋楽を紹介しています。
前向きになれる曲はもちろん、悲しみのどん底に落ちてしまうもの、今も未練たっぷりの本音を歌った楽曲まで、アーティストの人となりが見えてくる名曲の数々をぜひチェックしてみてください。
【2025年版】洋楽のさよならの歌。悲しいお別れの曲(51〜60)
AltarKehlani

多様なバックグラウンドとハードな人生経験を持ち、タトゥーだらけのルックスもインパクトのあるケラーニさんは、澄んだ美しい歌声とメロディ、正直な歌詞が特徴の現代R&B界を代表するシンガーソングライターの1人です。
2022年にリリースされた通算3枚目のアルバム『Blue Water Road』ではナチュラルなアルバムジャケットの写真からもイメージできるように、洗練されたR&Bと上品なストリングスを起用した美しいポップスが織りなす見事な楽曲群が高い評価を得たことは記憶に新しいですね。
その『Blue Water Road』に収録されている『Altar』は、アルバムのリリースに先駆けて2021年の9月に公開されたシングル曲。
耳に残るビートに乗せて、ポップスとR&Bの間をいくような美しくキャッチーなメロディを穏やかに歌い上げるさすがケラーニさんといったところなのですが、全体的に明るい雰囲気ながら歌詞の内容は亡くなった大切な人への思いが書かれているのですね。
死に対する喪失感や悲しみを乗りこえるために忘れようとする努力ではなく、故人に対する思いを大切にして祝福するかのような慈愛が感じ取れます。
悲しいさよならを経験した方であれば、この曲を聴いて救われたような気持ちにさせられるかもしれません。
Out of TimeThe Weeknd

現代R&Bの枠内をこえてポピュラー音楽界におけるトップスターとして、その一挙手一投足が注目されるカナダ出身のザ・ウィークエンドさんといえば、自身の恋愛経験をモチーフとした楽曲を多く作り上げていることでも知られています。
別れた相手に対しての未練たっぷりのメッセージでさえも、ミステリアスで美しい名曲へと昇華してしまう才能は見事としか言いようがないのですが、そんなウィークエンドさんが歌った悲しくも美しい別れの楽曲の中でも、今回は2022年に発表した『Out of Time』を取り上げます。
2022年に発表された通算5枚目のアルバム『Dawn FM』の収録曲で、日本のシティポップの名盤としても有名な1983年リリースの亜蘭知子さんによるアルバム『浮遊空間』に収録された、織田哲郎さんが作曲を手掛けた楽曲『MIDNIGHT PRETENDERS』をサンプリングしたことでも話題を集めた名曲ですね。
洗練された都会的なポップスとして心地良く聴ける楽曲でありながら、歌詞に書かれているのはタイトルからも分かるように、どれほど後悔しても間に合わない別れた相手への思い。
共感しすぎてつらくなってしまう、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Say SomethingA Great Big World, Christina Aguilera

ニューヨーク出身の音楽ユニット、ア・グレイト・ビッグ・ワールドとR&Bシンガーのクリスティーナ・アギレラさんがコラボをした作品、『Say Something』。
2014年にリリースされた、こちらの作品は切なくもキャッチーなリリックと独特のメロディーでグラミー賞の最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を獲得しました。
エネルギッシュなボーカルが印象的なクリスティーナ・アギレラさんとは、ひと味違う一面が見られる貴重な1曲です。
It’s So Hard To Say Goodbye To YesterdayBoyz II Men

1975年の映画「Cooley High」のために書かれたMotown RecordsのR&Bソングを、16年後に、当時Motown Recordsに所属していたBoys ll Menがアカペラ・バージョンでカバーした曲です。
ビルボードではNo.2を獲得しました。
I Can Still Make CheyenneGeorge Strait

ロデオ・カウボーイの生涯と犠牲について歌われているトラック。
アメリカのカントリーミュージック・アーティストであるGeorge Straitによって、1996年にリリースされました。
アメリカなどでヒットし、カナダのチャートでNo.2を記録しています。