レゲエ音楽初心者に贈る名曲、人気曲、21世紀の新定番曲
ゆったりとしたジャマイカ生まれの音楽、レゲエ。
心地よいリズムと開放的なメロディが世界中で親しまれ、現在ではポップスなどにも積極的に取り入れられています。
この記事では、そんなレゲエの名曲や人気曲を、21世紀の新定番も加えながら厳選しました!
ダンスホールレゲエやダブ、ラガマフィンやロックステディ、さらにはラバーズロックも含めて幅広く楽曲を選びました。
また定番や伝説といわれるアーティストの曲もたくさん選びましたので、レゲエ初心者の方はぜひこれから紹介する楽曲から聴きはじめてみてくださいね!
レゲエ音楽初心者に贈る名曲、人気曲、21世紀の新定番曲(1〜20)
The Harder They ComeJimmy Cliff

レゲエがひとつの音楽ジャンルとして確立する以前からジミー・クリフさんはレゲエシーンの発展を担った先駆者的アーティストです。
オリジナリティあふれるサウンドメイクとジャマイカに土着した音楽的アイデンティティの確立。
本作もそんな革新的な要素を音楽で表現した後のお手本となるかのようなレゲエサウンド。
明るいオルガンのくすんだ音色と、リズミカルでキャッチーなギターのカッティングが織りなす開放的なムード。
今聴いても色あせた印象は受けません。
Pressure DropToots & The Maytals

ジャマイカ音楽の革新者として知られるトゥ―ッ・アンド・ザ・メイタルズの渋いナンバーです。
ソウルフルな歌声とレゲエのリズムが融合した独特のサウンドは、じわじわと心にしみこんできますね。
1969年に録音されたこの曲は、1972年の映画『The Harder They Come』のサウンドトラックに収録され、バンドの国際的な知名度を高めるきっかけとなりました。
人生の不条理や社会的な圧力をテーマにしたこの楽曲を歌うなら、魂の叫びを込めて情熱的に歌い上げるのがポイント。
きっと、あなたの心の奥底にある思いが聴く人の胸に響くはずですよ。
Hopelessly In LoveCarroll Thompson

「ラバーズロックの女王」と呼ばれるキャロル・トンプソンさん。
甘くソウルフルな歌声で切ない恋心を歌い上げた、彼女のデビューアルバムのタイトル曲ですね。
繊細なメロディとレゲエのリズムが見事に融合した本作は、1981年のリリース以来、英国のブラックカルチャーを象徴する楽曲として長く愛され続けています。
アルバム『Hopelessly In Love』は、英国のインディーチャートで22位を記録。
発売から数年間で3万5千枚以上を売り上げ、2007年には『The Guardian』の「死ぬ前に聴くべき1000枚のアルバム」にも選ばれました。
失恋の痛みや愛に溺れる女性の心情を描いた歌詞は、恋に悩む人の心に響くはず。
ゆったりとした雰囲気のなか、Thompsonさんの歌声に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
Shy GuyDiana King

ジャマイカのスパニッシュタウン出身のレゲエ、R&Bシンガー、ダイアナ・キングさん。
この曲は、全米シングルチャート13位、全英シングルチャート2位を記録し、世界的な大ヒットとなりました。
映画『バッドボーイズ』の主題歌にもなり、日本のラジオ局J−WAVEのチャートでは1位を記録しました。
I Shot the SheriffInner Circle

ジャマイカ出身のレゲエバンド、インナー・サークルによる『I Shot the Sheriff』のカバーは、ボブ・マーリーさんの不朽の名作を彼ら独自のスタイルで表現したものです。
1979年にリリースされたアルバム『Blame It On The Sun』に収録されたこの楽曲は、レゲエの魅力を再発見させる名曲として、今も多くのファンに愛されています。
本作のテーマは、警察による権力の乱用とある男の争いを描き、深い社会的メッセージを持っています。
インナー・サークルのバージョンは、オリジナルの精神を保ちつつ、彼らの音楽性を加えることで、新鮮な聴き心地を提供します。
レゲエをこれから深く探求したいリスナーや、平和と愛のメッセージを大切にしたい方々にオススメです。