今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲
2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。
たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。
そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。
ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!
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今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(11〜20)
PressureParamore

2000年代のポップパンクシーンを代表するバンドというだけではなく、2020年代の女性アーティストたちへの絶大な影響も見逃せないパラモアが、デビューを飾った楽曲。
2005年発売のデビューアルバム『All We Know Is Falling』に収録されており、若さゆえの焦燥感や周囲からのプレッシャーに抗う感情が描かれています。
疾走感のあるギターリフと性急なビートが生み出すサウンドは、当時16歳だったヘイリー・ウィリアムスさんのエモーショナルなボーカルと相まって、聴く者の感情を揺さぶりますよね。
本作はゲーム『The Sims 2』で架空言語バージョンが使用されたことでも知られています。
3週間という短期間で制作されたアルバムが持つ荒削りな勢いは、どうしようもない閉塞感を打ち破るエネルギーとして機能しているのではないでしょうか。
初期衝動が凝縮された、エモーショナルなポップパンクナンバーです。
Take Me OutFranz Ferdinand

過去の音楽をアップデートした形で自らのサウンドとして鳴らすバンドが多く登場した2000年代の中でも、いわゆるポストパンクと呼ばれるジャンルのソリッドなギターのカッティングを軸として、伝統的なロックンロールの形式や当時の先鋭的なダンス・ミュージックの要素を巧みに取り入れたフランツ・フェルディナンドの登場は衝撃的でしたね。
「女の子が踊れる音楽」といった明確なコンセプトを掲げて、ギターのリフそのものが合唱できるメロディとして成立しているくらいのキャッチーさを持ったヒット曲を次々とチャートに送り込んだ彼らの代表曲『Take Me Out』は、まさに彼らの真骨頂と呼べる名曲中の名曲です。
前半と中盤以降で2つの違ったタイプの楽曲が同居しているかのような構成は見事としか言いようがなく、00年代が生んだ最良の踊れるインディ・ロック・ソングの1つでしょう。
ちなみに、メンバーのほとんどが長い下積みを経験した苦労人であり、デビューの時点で突出した完成度の高さと隙のない楽曲作りのうまさは、そういったキャリアに裏打ちされたものなのですね。
MachineYeah Yeah Yeahs

2000年代のロック・シーンにおけるニューヨークという土地は、音楽トレンドの発信地であり、あたかも70年代の様相を呈していたかのような盛り上がりを感じさせました。
そんなシーンから登場し、紅一点のカレンOさんが率いるヤー・ヤー・ヤーズも、00年代のインディ・ロックを席巻した重要なバンドですよね。
2003年の名盤『Fever to Tell』に先駆け、2002年11月にEPとして世に出たこの楽曲は、彼らの持つ荒々しい初期衝動が凝縮されています。
本作は疾走するドローンのようなギターノイズとタイトなリズムが、機械的でありながらも官能的な緊張感を煽ります。
カレンOの挑発的なボーカルも相まって、バンドの持つ危険な魅力が炸裂していますね。
UKチャートで最高位37位を記録した本作は、理屈抜きのガレージ・パンクのカッコよさを体感したい時にぴったりのキラーチューンと言えましょう。
KidsMGMT

インターネットが発達して、音楽ジャンルにおける時系列などが意味を成さなくなった2000年代、過去の遺産と現代的な感性を通した新世代の音を鳴らし、まさに時代が生んだ申し子としてデビューを果たしたMGMT。
当時の音楽シーンを語る上で最も重要な土地の1つであるニューヨークはブルックリン出身ということも相まって、2007年の本格的なデビュー・アルバム『Oracular Spectacular』は大きな成功を収めました。
それなりに洋楽のインディ・ロックを聴いている方々には周知の存在ではありますが、サイケデリックでマニアックな音楽性と親しみやすいポップさを両立させた代表曲の1つ『Kids』は、多くの人に訴えかけるポピュラリティを持ったアンセム・ナンバーです!
当時はクラブでも大うけして、著名なDJなどが好んでプレイしていましたね。
メロディはもちろん、シンセで鳴らされる楽曲のメイン・フレーズの絶妙な哀愁具合とキャッチーさは、一度聴いたらずっと聴いていたくなるほどの魅力を持っていますよ。
ちなみに、この楽曲のMVはある意味衝撃的なもので、彼らの感性が一筋縄ではいかないものであることがよく分かる内容となっています。
グロテスクなものが嫌い、という方は要注意ですよ!
Mansard RoofAnimal Collective

ニューヨークのアイヴィーリーグ出身という異色の経歴を引っ提げ、2000年代後半のインディ・ロック・シーンに颯爽と現れたヴァンパイア・ウィークエンド。
アフロ・ポップの要素を洗練されたポップ・ソングに落とし込む彼らのスタイルは、当時非常に新鮮なものだったと言えるのではないでしょうか。
今回取り上げるのは、2007年10月にリリースされた彼らの輝かしいキャリアの幕開けを飾る楽曲です。
わずか2分という短さの中に、弾むようなキーボードと軽快なビートが凝축され、まるで夏の日の多幸感をそのまま音にしたような魅力があります。
建築様式をタイトルに冠し、日常の風景を知的に切り取るフロントマン、エズラ・クーニグさんの歌詞世界も素晴らしいですね。
本作は、歴史的名盤『Vampire Weekend』のオープニングを飾り、バンドの音楽性を雄弁に物語る超名曲!
知的で爽やかなロックが聴きたい時に、ぜひおすすめしたい一曲です。
How You Remind MeNickelback

カナダの人気ロックバンド、ニッケルバック。
パワフルなボーカルとキャッチーなメロディが印象的なバンドです。
こちらの楽曲は、彼らの代表曲の一つで、ファンの間で非常に人気の高い作品です。
失恋や自己価値の葛藤をテーマにした歌詞が印象的で、リスナーの心に響きます。
2001年にリリースされ、Billboard Hot 100で1位を獲得するなど大ヒットを記録した本作。
パンチの効いたギターサウンドとドラマチックなドラムは非常に魅力的で、ロックが苦手な方にもオススメです。
今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(21〜30)
Kryptonite3 Doors Down

2000年代洋楽ロックの代表格として、3ドアーズ・ダウンの初期の代表曲である『Kryptonite』は外せません。
本作は、デビューアルバム『The Better Life』に収録された彼らの出世作。
ポップロックという新しいジャンルのパイオニアとして、ロックファンのみならず幅広い層から支持を集めました。
人間の脆弱性や友情の大切さを、キャッチーなメロディーに乗せて歌い上げる姿勢は、まさに2000年代ロックの真骨頂。
この曲を聴くと、あの頃の熱い想いがよみがえってくるはずです。






