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今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲

2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。

たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。

そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。

ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(11〜20)

Freak On a LeashKorn

Korn – Freak On a Leash (Official HD Video)
Freak On a LeashKorn

ニューメタルの代表格として知られるコーンの楽曲です。

1998年のアルバム『Follow the Leader』に収録されたこの曲は、バンドの新しい方向性を示す作品となりました。

ダウンチューニングされたギターやグルーヴィーなリズム、そしてジョナサン・デイビスさんの独特な歌唱が特徴的です。

歌詞は個人的な苦悩や社会への反発を表現しており、多くのリスナーの共感を呼んでいます。

1999年4月にリリースされたこの楽曲は、ビルボードチャートで上位にランクインし、オーストラリアではゴールド認定を受けました。

ミュージックビデオも話題を呼び、MTVビデオミュージックアワードやグラミー賞を受賞しています。

本作は、内面の葛藤や社会からの疎外感を感じている人にオススメです。

Wake UpArcade Fire

Arcade Fire – Wake Up (Official Audio)
Wake UpArcade Fire

多種多様な00年代ロックの中でも、カナダはモントリオール出身のアーケイド・ファイアがデビューした時の衝撃を覚えている方は、当時をよく知る音楽ファンであれば多くいらっしゃるのでは?

2004年に名門インディーズ・レーベルのマージ・レコードからリリースされたデビュー・アルバム『Funeral』は、00年代インディ・ロックの流れを変える名盤として2020年代を過ぎた現在も高く評価されている作品です。

今回取り上げている楽曲『Wake Up』は、まさに彼らの音楽性を端的に表現したようなアンセミックな大名曲!

オルタナティブ・ロックを軸としながらも、クラシックの要素を大胆に取り入れてバイオリンやチェロ、ホルンにハープといった楽器を駆使し、複雑かつ壮大に展開していく音世界は、まるで1つの映画を見たような音楽的体験をリスナーに与えてくれます。

ライブ映像で確認できるオーディエンスの大合唱振りは圧巻の一言ですから、興味を持たれた方は一度は見てほしいですね!

Take Me OutFranz Ferdinand

Franz Ferdinand – Take Me Out (Video)
Take Me OutFranz Ferdinand

過去の音楽をアップデートした形で自らのサウンドとして鳴らすバンドが多く登場した2000年代の中でも、いわゆるポストパンクと呼ばれるジャンルのソリッドなギターのカッティングを軸として、伝統的なロックンロールの形式や当時の先鋭的なダンス・ミュージックの要素を巧みに取り入れたフランツ・フェルディナンドの登場は衝撃的でしたね。

「女の子が踊れる音楽」といった明確なコンセプトを掲げて、ギターのリフそのものが合唱できるメロディとして成立しているくらいのキャッチーさを持ったヒット曲を次々とチャートに送り込んだ彼らの代表曲『Take Me Out』は、まさに彼らの真骨頂と呼べる名曲中の名曲です。

前半と中盤以降で2つの違ったタイプの楽曲が同居しているかのような構成は見事としか言いようがなく、00年代が生んだ最良の踊れるインディ・ロック・ソングの1つでしょう。

ちなみに、メンバーのほとんどが長い下積みを経験した苦労人であり、デビューの時点で突出した完成度の高さと隙のない楽曲作りのうまさは、そういったキャリアに裏打ちされたものなのですね。

KidsMGMT

MGMT – Kids (Official HD Video)
KidsMGMT

インターネットが発達して、音楽ジャンルにおける時系列などが意味を成さなくなった2000年代、過去の遺産と現代的な感性を通した新世代の音を鳴らし、まさに時代が生んだ申し子としてデビューを果たしたMGMT。

当時の音楽シーンを語る上で最も重要な土地の1つであるニューヨークはブルックリン出身ということも相まって、2007年の本格的なデビュー・アルバム『Oracular Spectacular』は大きな成功を収めました。

それなりに洋楽のインディ・ロックを聴いている方々には周知の存在ではありますが、サイケデリックでマニアックな音楽性と親しみやすいポップさを両立させた代表曲の1つ『Kids』は、多くの人に訴えかけるポピュラリティを持ったアンセム・ナンバーです!

当時はクラブでも大うけして、著名なDJなどが好んでプレイしていましたね。

メロディはもちろん、シンセで鳴らされる楽曲のメイン・フレーズの絶妙な哀愁具合とキャッチーさは、一度聴いたらずっと聴いていたくなるほどの魅力を持っていますよ。

ちなみに、この楽曲のMVはある意味衝撃的なもので、彼らの感性が一筋縄ではいかないものであることがよく分かる内容となっています。

グロテスクなものが嫌い、という方は要注意ですよ!

Kryptonite3 Doors Down

3 Doors Down – Kryptonite (Official Video)
Kryptonite3 Doors Down

2000年代洋楽ロックの代表格として、3ドアーズ・ダウンの初期の代表曲である『Kryptonite』は外せません。

本作は、デビューアルバム『The Better Life』に収録された彼らの出世作。

ポップロックという新しいジャンルのパイオニアとして、ロックファンのみならず幅広い層から支持を集めました。

人間の脆弱性や友情の大切さを、キャッチーなメロディーに乗せて歌い上げる姿勢は、まさに2000年代ロックの真骨頂。

この曲を聴くと、あの頃の熱い想いがよみがえってくるはずです。

How You Remind MeNickelback

カナダの人気ロックバンド、ニッケルバック。

パワフルなボーカルとキャッチーなメロディが印象的なバンドです。

こちらの楽曲は、彼らの代表曲の一つで、ファンの間で非常に人気の高い作品です。

失恋や自己価値の葛藤をテーマにした歌詞が印象的で、リスナーの心に響きます。

2001年にリリースされ、Billboard Hot 100で1位を獲得するなど大ヒットを記録した本作。

パンチの効いたギターサウンドとドラマチックなドラムは非常に魅力的で、ロックが苦手な方にもオススメです。

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(21〜30)

Float OnModest Mouse

Modest Mouse – Float On (Official Music Video)
Float OnModest Mouse

基本的には反商業主義であって、良くも悪くも内輪で完結しがちなインディ・ロックの価値観が変化したことも、00年代の音楽シーンの特徴と言えますが、モデスト・マウスのようなバンドが商業的な成功を収めたことは、まさに象徴的な出来事の1つですよね。

1990年代から活動し、熱心なUSインディーズのファンの間では知られた存在であったモデスト・マウスの名前を全国区へと知らしめるきっかけとなった、2004年にリリースされた通算4枚目のアルバム『Good News for People Who Love Bad News』のリード・トラック『Float On』は、そんなモデスト・マウスの独特の魅力が詰まった代表曲にして00年代の名曲です。

いかにもUSインディらしいひねくれた感性を軸とした、ストレートなポップスとは一線を画す楽曲でありながらも、極めてポップかつキャッチー、不思議と胸に響くメロディアスさがたまらない魅力を持ったナンバーですよ。

この曲を気に入った方は、ぜひアルバムも手に取って、モデスト・マウスのディープな魅力にはまってください!