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今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲

2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。

たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。

そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。

ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(31〜40)

SomedayThe Strokes

The Strokes – Someday (Official HD Video)
SomedayThe Strokes

2000年代初頭、ガレージロック・リバイバルの最前線に立ったバンドといえば、The Strokesを置いて他にありません。

彼らのデビューアルバム『Is This It』からリリースされた本作は、青春の瑞々しさと爽快感を湛えたギターリフと魅力的なメロディラインで、世界中のリスナーを魅了しました。

過去への郷愁や人間関係の複雑さを歌った歌詞は、多くの人々の心に響きます。

2002年8月にリリースされ、USアルタナティブエアプレイチャートで17位を記録。

ミュージックビデオにはSlashら豪華ゲストも登場し話題を呼びました。

青春時代を懐かしむ人や、人生の岐路に立つ人にぜひ聴いてほしい一曲です。

So ColdBreaking Benjamin

切なさと孤独を歌い上げる重厚なギターリフが印象的な名曲を生み出したのは、アメリカ出身のブレイキング・ベンジャミンです。

オルタナティブ・メタルとポスト・グランジを融合させた独特のサウンドは、2004年6月のアルバム『We Are Not Alone』で見事に結実しました。

人間関係における冷たさや裏切りをテーマに、映画『28日後…』からインスピレーションを得て制作された本作は、メインストリーム・ロック・チャートで62週間のロングヒットを記録。

2015年9月にはプラチナディスクに認定され、バンドの代表曲として不動の地位を確立しています。

心の奥底にある感情の機微に触れる歌詞と力強いメロディは、人生の岐路に立つ皆さんの心に響くことでしょう。

Jerk it outCaesars

スウェーデンの4人組バンド、Caesarsが2002年にリリースした楽曲は、2000年代初頭のポップとロックの要素を巧みに融合させた、当時の音楽シーンを象徴する作品と言えます。

キャッチーなギターリフとエネルギッシュなドラムビートが特徴的な本作は、2005年1月に再リリースされた後、国際的な成功を収めました。

特に英国では、600,000以上の認定売上を記録し、プラチナ認定を受けています。

iPod ShuffleやCoca-Colaのコマーシャルに起用されるなど、様々な広告でフィーチャーされた本作は、ストレス解放や自己表現の大切さを伝える楽曲として、今もなお多くの人々のプレイリストに加えられています。

ClocksColdplay

Coldplay – Clocks (Official Video)
ClocksColdplay

2000年代のロック・シーンにおいて、最も成功したバンドとして真っ先に名前が挙げられるのが、イギリス出身のコールドプレイです。

2000年にデビュー・アルバムにして名盤『Parachutes』をリリースした彼らの歩みは、良し悪しはともかく、まさに00年代の英国ロック・シーンの1つの形といっても過言ではないでしょう。

デビュー当初から高い評価を受け、商業的な成功も収めていた彼らをスタジアム級の世界的なトップ・バンドへと押し上げるきっかけとなった、2003年のセカンド・アルバム『A Rush of Blood to the Head』に収められた『Clocks』は、印象的なピアノのフレーズがリフレインする、彼ららしい叙情性が存分に発揮された名曲です。

圧倒的に美しいメロディと繊細なアンサンブルはもちろん、タイトにビートを刻むドラムスが、雰囲気重視でなんとなくメロディアス、といったような楽曲とは一線を画す良いアクセントとなっておりますよね。

より壮大な音世界へと突入するサード・アルバム以降にはない、インディ・ロック的なナイーブさや慎ましやかな雰囲気が残っているというのもポイントです!

The Hand That FeedsNine Inch Nails

2000年代を代表する社会派ロックの名曲として知られているのが、ナイン・インチ・ネイルズの『The Hand That Feeds』。

政治や権力への批判的なメッセージが込められた歌詞と、力強くメロディアスなサウンドが印象的ですね。

2005年5月にリリースされ、アメリカのオルタナティブチャートで長期間首位を維持するなど大きな話題を呼びました。

アルバム『With Teeth』に収録されており、2005年の映画「ミステリー・マン」の予告編でも使用されています。

社会への問題提起を感じたい方や、エネルギッシュな音楽が好きな方にオススメの1曲です。

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(41〜50)

In The EndLinkin Park

In The End [Official HD Music Video] – Linkin Park
In The EndLinkin Park

重厚なメロディーとラップ、エモーショナルなボーカルが融合した名曲が、アメリカのロックバンド、リンキン・パークから2001年10月に公開された作品です。

デビューアルバム『Hybrid Theory』に収録された本作は、世界中のニューメタルファンの心を掴み、Billboard Hot 100で2位を記録。

ピアノのリフから始まる印象的なイントロ、マイク・シノダさんとチェスター・ベニントンさんによる掛け合いは、努力が報われない虚しさを力強く表現しています。

砂漠の中に巨大な像が立つ幻想的なミュージックビデオは、2002年のMTV Video Music Awardsで「Best Rock Video」を受賞。

孤独や挫折を感じている人の心に深く響く珠玉の一曲です。

It’s My LifeBon Jovi

Bon Jovi – It’s My Life (Official Music Video)
It's My LifeBon Jovi

2000年代のロック・シーンに新風を吹き込んだ名曲であり、各国でヒットを記録して人気の健在ぶりを示したのが本作です。

冒頭のリフではトーキング・モジュレーターが使われ、歌詞には『Livin’ On A Prayer』で歌われたトミーとジーナが再登場するということもあり、2000年代版の『Livin’ On A Prayer』とも呼ばれておりますね。

往年のBon Joviらしさが詰まった文句なしの名曲と言えますが、全体的にタイトかつヘビーな音作りとなっているところは、1990年代という激動の時代を経て、さらに進化した彼らの姿を感じさせます。