今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲
2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。
たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。
そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。
ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!
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今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(61〜70)
I Am Trying To Break Your HeartWilco

実験的サウンドと壮大なアレンジが詰まったWilcoの名曲。
2002年リリースのアルバム『Yankee Hotel Foxtrot』に収録されましたが、制作過程はトラブルに見舞われたんです。
レーベルとの契約解除を経て、最終的に別のレーベルから発売。
その過程はドキュメンタリー映画『I Am Trying to Break Your Heart: A Film About Wilco』で克明に記録されています。
愛の複雑さと人間関係の不確かさを描いた歌詞は、多くの解釈を呼ぶ奥深さがあります。
Jeff Tweedyさんの独特な詩的表現が光る本作。
深い洞察に満ちた歌詞世界に浸りたい方におすすめです。
She Will Be LovedMaroon 5

1990年代のミクスチャー的な感覚がさらに進化して、ロックやポップス、R&Bといった境界線が明確に崩れた時代が2000年代のロック・シーンの特徴の1つではないかと考えますが、もともとは高校生バンドとしてポップ・パンクを鳴らしていたマルーン5もまた、00年代という時代が要請したバンドだと言えるのではないでしょうか。
あまり洋楽に詳しくないという方であっても、その名は知っているというくらいの知名度を誇るマルーン5が生み出した多くの名曲の中でも、今回はせつないメロディと落ち着いたアンサンブルで魅せる『She Will Be Loved』を取り上げましょう。
フロントマン、アダム・レヴィーンさんの得意とする魅惑のファルセット・ボイスは、いつ聴いても良いですね。
日本ではCM曲として起用されたこともあり、知名度の高い楽曲です。
ちなみに『She Will Be Loved』が収録されている大傑作デビュー・アルバム『Songs About Jane』は、大半の楽曲がアダムさんの恋人だった「ジェーン」という女性について歌われたものであり、歌詞を読むことで当時のアダムさんの複雑な思いが感じ取れますよ。
Brick By Boring BrickParamore

2000年代のエモやポップ・パンクといったジャンルの盛り上がりは、世界的な人気を得たロック・バンドを多く輩出しましたよね。
アメリカはテネシー州出身、パワフルな女性ボーカリストのヘイリー・ウィリアムスさんを擁するパラモアは、フォール・アウト・ボーイやパニック・アット・ザ・ディスコと並んでその代表格といっても過言ではないでしょう。
そんな彼女たちが2009年にリリースして米英で大ヒットを記録したサード・アルバム『Brand New Eyes』に収録されている『Brick By Boring Brick』は、2010年代以降はロックやエモの枠内をこえたサウンドを展開する彼女たちにとって、初期の音楽性と洗練されたロック・バンドとしての姿が最高の形で表現された大名曲です!
ソリッドなギター、タイトなビート、ヘイリーさんの最高にチャーミングでエモーショナルな歌唱は本当に素晴らしく、とくに感動的な広がりを見せるサビの素晴らしさと絶妙なCメロのドラマチックさは特筆ものですね。
ちなみに人気ドラマ、ヴァンパイア・ダイアリーズの第1シーズン18話でも起用されていますよ。
Punk Rock Princesssomething corporate

ピアノを大々的にフィーチャーしたバンドとして人気を集めたSomething Corporateの名曲が、2002年1月にリリースされました。
アルバム『Leaving Through the Window』に収録された本作は、パンクロックを愛する女の子への憧れと若さゆえの情熱が詰め込まれています。
ピアノの旋律が疾走感あふれるバンドサウンドに見事に溶け込み、センチメンタルな歌詞が誰もが経験するであろう屈託のない日々と青春の焦燥を形容しているんです。
ピアノが奏でる感情の起伏を感じながら聴きたい逸品ですね。
思春期の複雑な心情を抱えた方々にぜひおすすめしたい1曲です。
Don’t Look Back Into The SunThe Libertines

荒々しくもどこか切ないメロディと、ピート・ドハーティさんとカール・バラーさんの個性豊かな歌声が印象的な一曲。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとオアシスにインスパイアされたタイトルを持つこの楽曲は、2003年にシングルとしてリリースされ、UKインディーチャートで1位を獲得。
NME誌の「過去15年間のベストトラック150」でも71位にランクインするなど、高い評価を受けています。
過去の過ちから目を逸らし、前を向いて歩み続けることの大切さを歌ったこの曲は、自己破壊的な行動に悩む人々の心に響くことでしょう。
My GirlsAnimal Collective

2000年代の音楽シーンに衝撃を与えた一曲が誕生したのは2009年1月のこと。
エレクトロニカとサイケデリアが融合した独特のサウンドスケープが特徴的なAnimal Collectiveによる本作は、アルバム『Merriweather Post Pavilion』からのシングルとしてリリースされました。
物質的な価値観を超えた家族への愛と、シンプルな幸せを追求する歌詞は、多くの人々の心に響き、Pitchfork Mediaで2009年のナンバー1ソングに選出されるなど、高い評価を受けています。
錯視をモチーフにしたアートワークも話題を呼んだ本作は、家族との絆を大切にしたい人や、実験的な音楽に興味がある方におすすめです。
In The EndLinkin Park

重厚なメロディーとラップ、エモーショナルなボーカルが融合した名曲が、アメリカのロックバンド、リンキン・パークから2001年10月に公開された作品です。
デビューアルバム『Hybrid Theory』に収録された本作は、世界中のニューメタルファンの心を掴み、Billboard Hot 100で2位を記録。
ピアノのリフから始まる印象的なイントロ、マイク・シノダさんとチェスター・ベニントンさんによる掛け合いは、努力が報われない虚しさを力強く表現しています。
砂漠の中に巨大な像が立つ幻想的なミュージックビデオは、2002年のMTV Video Music Awardsで「Best Rock Video」を受賞。
孤独や挫折を感じている人の心に深く響く珠玉の一曲です。
GirlfriendAvril Lavigne

キャッチーなメロディと挑発的な歌詞で聴く人を惹きつける、ポップパンクの女王アヴリル・ラヴィーンさんの代表曲。
2007年2月にリリースされたアルバム『The Best Damn Thing』からの一曲で、アメリカのビルボード・ホット100で彼女初の1位を獲得。
オーストラリアでは6週連続1位を記録するなど、世界中で大ヒットを記録しました。
自信に満ちた歌声と力強いギターサウンドが印象的な本作は、失恋や恋愛の葛藤を経験している人の心に強く響くはず。
ドライブやパーティーなど、テンションを上げたい時にぴったりの一曲です。
Down With The SicknessDisturbed

重厚なサウンドと力強いボーカルで知られるディスターブドの代表曲。
2000年3月にリリースされたこの楽曲は、内なる闘争と社会的圧力との戦いを描いています。
激しいリズムと共に展開される歌詞は、主人公の怒りや苦悩を赤裸々に表現。
過去のトラウマと向き合い、自己の力を取り戻そうとする姿勢が印象的です。
本作はテレビ番組「サウスパーク」でも使用され、幅広い層に支持されました。
怒りやフラストレーションを感じている時、気持ちを発散させたい時にピッタリな1曲。
聴くたびに新たな解釈が生まれる奥深さも魅力です。
You’re BeautifulJames Blunt

一目惚れの美しさと切なさを見事に描いた楽曲として、多くのリスナーの心を捉えて離さない一曲です。
2005年にリリースされ、10カ国でナンバーワンを獲得した本作は、ジェームス・ブラントさんのデビューアルバム『Back to Bedlam』からのシングルカットとして世界中で大ヒットしました。
表面的には純粋な愛の賛歌のように聞こえますが、実は希求不可能な愛への憧れを歌った、複雑で深い物語が隠されています。
ブラントさん自身の経験に基づいたこの曲は、美しさへの瞬間的な魅了と、それが手に入れられない悲しみを巧みに表現しています。
失恋の痛みを癒したい時や、切ない恋心を抱えている時に聴くのがおすすめです。
今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(71〜80)
Free Fallin’John Mayer

心に染み入るメロディと深い歌詞が特徴的な本作は、ジョン・メイヤーさんの魅力が詰まった楽曲です。
自由を求める思いと、その代償としての孤独や後悔が見事に表現されていて、聴く人の心に寄り添います。
2007年のライブパフォーマンスで披露され、2008年にリリースされたライブアルバム『Where the Light Is』に収録されました。
世界中で高い評価を受け、オーストラリアではダブルプラチナ、英国ではゴールド認定を獲得しています。
人生の岐路に立つ時や、自分自身と向き合いたい時に聴くのがおすすめです。
メイヤーさんの渋い歌声とギターの音色が、あなたの心に響くことでしょう。
Falling Away from MeKorn

ニューメタルの代表格として知られるコーンが放つ、重厚なサウンドと感情的なリリックが印象的な名曲です。
1999年12月にリリースされたこの作品は、バンドの4枚目のアルバム『Issues』に収録されています。
抑圧された状態や苦しみ、自殺願望といった暗いテーマを扱っていますが、力強い演奏とボーカルがリスナーの心に響きます。
MTVビデオ・ミュージック・アワードでもノミネートされるなど、高い評価を受けた本作。
心の奥底にある感情を吐き出したいときや、激しい音楽で気分転換したいときにオススメの一曲ですよ。
I’ll Be WaitingLenny Kravitz

2007年にリリースされたこの楽曲は、ロックの枠を超えた多様な音楽性で知られるレニー・クラヴィッツさんの真骨頂とも言える1曲です。
失われた愛を待ち続ける心情を、情感あふれるメロディと温かみのあるボーカルで表現しており、聴く人の心に深く響きます。
本作は、アルバム『It Is Time for a Love Revolution』のリードシングルとして発表され、映画『メイド・オブ・オナー』やドラマ『グレイズ・アナトミー』でも使用されるなど、幅広い層から支持を集めました。
失恋の痛手を癒したい時や、大切な人への想いを再確認したい時など、様々な場面で心の支えとなってくれる1曲です。
Last ResortPapa Roach

自殺を考える友人をモチーフにした衝撃的な楽曲。
本作はパパ・ローチさんのデビューシングルとして、2000年3月に発表されました。
映画『Ready to Rumble』のサウンドトラックにも起用され、アルバム『Infest』にも収録。
米Billboard Hot 100で最高57位を記録するなど、商業的にも成功を収めています。
絶望や孤独、自己破壊的な衝動を赤裸々に歌い上げる歌詞は、精神的な苦痛に苦しむ人々への理解を深めるきっかけにもなりました。
ヌーメタルが好きな方はぜひチェックしてみてください。
Dani CaliforniaRed Hot Chili Peppers

グラミー賞受賞の名曲として知られる本作は、Red Hot Chili Peppersさんの代表作の1つです。
メロディアスでありながらも、ジョン・フルシアンテさんの感情豊かなギター・ソロが印象的。
架空の女性ダニの人生を描いた歌詞は、カリフォルニアの自由な精神と挑戦を象徴しています。
2006年4月にリリースされ、ビルボードチャートで6位を記録。
日本では映画『デスノート』の主題歌としても起用されました。
ロックの歴史を辿るミュージックビデオも話題を呼び、MTVビデオミュージックアワードで最優秀アートディレクション賞を受賞。
困難に立ち向かう勇気が欲しいときに聴きたい1曲です。
Neighborhood #1 (Tunnels)Arcade Fire

2000年代を象徴する名盤『Funeral』からの一曲は、雪に埋もれた近所で繰り広げられる、切ない物語。
カナダはモントリオール出身のArcade Fireが、2004年6月にリリースしたデビュー・シングルです。
豊かなサウンドと感情的な深みが特徴的な本作は、困難な状況下での人間関係の大切さを描いています。
ピッチフォークの「2000年代のトップ500トラック」で10位にランクインするなど、高い評価を受けた楽曲。
独特な世界観と力強い演奏は、多くの聴き手を魅了してきました。
インディーロックファンはもちろん、心に響く音楽を求める方にぜひ聴いてほしい一曲です。
おわりに
こうして2000年代の洋楽ロックを振り返ると、ガレージロックやサイケデリック、スタジアムが似合う壮大なハードロック、きらびやかなエレポップ、エモやポップ・パンクといった1960年代以降生まれた多くの音楽ジャンルの要素が、それぞれ00年代のフィルターを通してアップデートされた時代という気がします。
今や音楽史の一部となった00年代の洋楽ロックを、この機会に聴き直してみてはいかがですか?



