RAG MusicRock
素敵なロック
search

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲

2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。

たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。

そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。

ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(21〜30)

PressureParamore

Paramore: Pressure [OFFICIAL VIDEO]
PressureParamore

2000年代のポップパンクシーンを代表するバンドというだけではなく、2020年代の女性アーティストたちへの絶大な影響も見逃せないパラモアが、デビューを飾った楽曲。

2005年発売のデビューアルバム『All We Know Is Falling』に収録されており、若さゆえの焦燥感や周囲からのプレッシャーに抗う感情が描かれています。

疾走感のあるギターリフと性急なビートが生み出すサウンドは、当時16歳だったヘイリー・ウィリアムスさんのエモーショナルなボーカルと相まって、聴く者の感情を揺さぶりますよね。

本作はゲーム『The Sims 2』で架空言語バージョンが使用されたことでも知られています。

3週間という短期間で制作されたアルバムが持つ荒削りな勢いは、どうしようもない閉塞感を打ち破るエネルギーとして機能しているのではないでしょうか。

初期衝動が凝縮された、エモーショナルなポップパンクナンバーです。

Seven Nation ArmyThe White Stripes

The White Stripes – Seven Nation Army (Official Music Video)
Seven Nation ArmyThe White Stripes

ギターとドラムだけ、というロック・バンドとしては最小編成と呼べるスタイルで00年代のガレージ・ロック・リバイバルをけん引し、荒々しいギターのリフとタイトかつしなやかなドラムスで世界を制覇したザ・ホワイト・ストライプス。

赤と白と黒をビジュアル・モチーフとしたクールでスタイリッシュな雰囲気は、単なるロックンロール懐古主義とは一線を画すものがありましたよね。

デビュー当初から一部の音楽ファンの間では高く評価されてはおりましたが、知る人ぞ知る存在だった彼らの名前を世界的なものとした楽曲といえば、2003年にリリースされた『Seven Nation Army』でしょう。

あまりにも有名なメインのリフは一聴するとベースの音のように聴こえますが、これはワーミーペダルを使って1オクターブ下げたギターのプレイなのですね。

極限までシンプルでありながらも、一度聴いたら忘れられないほどの中毒性を誇る完ぺきなロック・ナンバーに見合ったカッコ良すぎるMVも、未見という方は必ずチェックしてみてください!

Mansard RoofAnimal Collective

ニューヨークのアイヴィーリーグ出身という異色の経歴を引っ提げ、2000年代後半のインディ・ロック・シーンに颯爽と現れたヴァンパイア・ウィークエンド。

アフロ・ポップの要素を洗練されたポップ・ソングに落とし込む彼らのスタイルは、当時非常に新鮮なものだったと言えるのではないでしょうか。

今回取り上げるのは、2007年10月にリリースされた彼らの輝かしいキャリアの幕開けを飾る楽曲です。

わずか2分という短さの中に、弾むようなキーボードと軽快なビートが凝축され、まるで夏の日の多幸感をそのまま音にしたような魅力があります。

建築様式をタイトルに冠し、日常の風景を知的に切り取るフロントマン、エズラ・クーニグさんの歌詞世界も素晴らしいですね。

本作は、歴史的名盤『Vampire Weekend』のオープニングを飾り、バンドの音楽性を雄弁に物語る超名曲!

知的で爽やかなロックが聴きたい時に、ぜひおすすめしたい一曲です。

MachineYeah Yeah Yeahs

2000年代のロック・シーンにおけるニューヨークという土地は、音楽トレンドの発信地であり、あたかも70年代の様相を呈していたかのような盛り上がりを感じさせました。

そんなシーンから登場し、紅一点のカレンOさんが率いるヤー・ヤー・ヤーズも、00年代のインディ・ロックを席巻した重要なバンドですよね。

2003年の名盤『Fever to Tell』に先駆け、2002年11月にEPとして世に出たこの楽曲は、彼らの持つ荒々しい初期衝動が凝縮されています。

本作は疾走するドローンのようなギターノイズとタイトなリズムが、機械的でありながらも官能的な緊張感を煽ります。

カレンOの挑発的なボーカルも相まって、バンドの持つ危険な魅力が炸裂していますね。

UKチャートで最高位37位を記録した本作は、理屈抜きのガレージ・パンクのカッコよさを体感したい時にぴったりのキラーチューンと言えましょう。

DualitySlipknot

Slipknot – Duality [OFFICIAL VIDEO] [HD]
DualitySlipknot

アイオワ州出身の9人組ヘヴィメタルバンド、スリップノットの代表曲といえば、こちらの楽曲。

2004年にリリースされたアルバム『Vol. 3: (The Subliminal Verses)』に収録された本作は、世界中でヒットを記録しました。

英国のロック&メタルチャートでも1位を獲得。

ミュージックビデオは、バンドの故郷で撮影され、ファンたちが実際の家を破壊する様子が描かれています。

人間精神の光と闇を表現した歌詞は、内面の葛藤や苦悩を赤裸々に描き出しています。

ヘヴィな音楽が好きな方はもちろん、人間の複雑な感情に共感したい方にもオススメの1曲です。

One Step CloserLinkin Park

One Step Closer [Official HD Music Video] – Linkin Park
One Step CloserLinkin Park

激しくも切実な想いを伝えるリンキン・パークの代表曲。

2000年のデビューアルバム『Hybrid Theory』に収録された本作は、フラストレーションや精神的な葛藤を赤裸々に表現しています。

プレッシャーに押しつぶされそうな心情が描かれており、聴き手の心に深く刻まれる力強いメッセージが込められています。

ミュージックビデオは地下鉄のトンネルで撮影され、バンドの熱いパフォーマンスが印象的。

ストレスを感じている人や、自分の感情と向き合いたい方にオススメの1曲です。

No One KnowsQueens of the Stone Age

Queens Of The Stone Age – No One Knows (Official Music Video)
No One KnowsQueens of the Stone Age

ストーナーロックやデザートロックと呼ばれるアンダーグラウンドな音楽ジャンルを出自としながらも、何にも似ていない独自のセンスで本国アメリカのみならず、ヨーロッパにおいても絶大な人気を誇るクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ。

マニアックな音楽性と商業的な成功を両立させ、シンプルなロックンロールの初期衝動、ギター・リフのカッコ良さやクールさを教えてくれる彼らの初期名曲にして、2000年代前半を象徴するようなクラブ・ヒットとなった『No One Knows』を紹介します。

あのフー・ファイターズのデイヴ・グロールさんがドラマーとして全面参加した、2002年のヒット・アルバム『Songs for the Deaf』のリード・トラックであり、一言では言い表せないような不思議な魅力の詰まった楽曲となっています。

楽曲の構造自体はシンプルな作りなのですが、先述したように似たような音を挙げるのが困難なほどの独自性があり、それでいて抜群にキャッチーで奇妙なポップネスが最高すぎますね。

一風変わったロックを聴きたい方にも、大推薦です!