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今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲

2020年代を過ぎた現代の音楽シーンにおいて、もはや2000年代のヒット曲や名曲はクラシック・ナンバーとして記憶されていますよね。

たとえば1990年代のグランジやオルタナティブロックのように、時代を動かすような巨大なムーブメントこそ起きませんでしたが、インターネットの急速な普及に伴い、音楽との向き合い方そのものが変容した時代ならではの素晴らしい音楽やアーティストが多く生まれました。

そこで今回は、2000年代を代表する洋楽ロックのヒット曲や名曲をご紹介。

ロックというキーワードを軸としつつ、バラエティ豊かなラインアップでお届けします!

今こそ聴きたい!2000年代洋楽ロックの名曲・ヒット曲(21〜30)

C’mon C’monThe Von Bondies

The Von Bondies – C’mon C’mon (Video)
C'mon C'monThe Von Bondies

荒々しいギターと力強いリフが融合する、デトロイトのザ・ヴォン・ボンディーズさんの代表曲は、熱い思いと人間関係の葛藤を込めたエネルギッシュな一曲です。

2004年3月にリリースされたアルバム『Pawn Shoppe Heart』に収録されており、元トーキング・ヘッズのジェリー・ハリソンさんプロデュースにより洗練された音に仕上がっています。

人気ドラマ『Rescue Me』のオープニングテーマに起用され、ビデオゲーム『Burnout 3: Takedown』にも採用。

ビルボードのオルタナティヴ・ソングスチャートで25位を記録した本作は、ガレージロックの魅力を堪能したい方や、直球なロックサウンドに心惹かれる音楽ファンにお勧めの一曲です。

Float OnModest Mouse

Modest Mouse – Float On (Official Music Video)
Float OnModest Mouse

基本的には反商業主義であって、良くも悪くも内輪で完結しがちなインディ・ロックの価値観が変化したことも、00年代の音楽シーンの特徴と言えますが、モデスト・マウスのようなバンドが商業的な成功を収めたことは、まさに象徴的な出来事の1つですよね。

1990年代から活動し、熱心なUSインディーズのファンの間では知られた存在であったモデスト・マウスの名前を全国区へと知らしめるきっかけとなった、2004年にリリースされた通算4枚目のアルバム『Good News for People Who Love Bad News』のリード・トラック『Float On』は、そんなモデスト・マウスの独特の魅力が詰まった代表曲にして00年代の名曲です。

いかにもUSインディらしいひねくれた感性を軸とした、ストレートなポップスとは一線を画す楽曲でありながらも、極めてポップかつキャッチー、不思議と胸に響くメロディアスさがたまらない魅力を持ったナンバーですよ。

この曲を気に入った方は、ぜひアルバムも手に取って、モデスト・マウスのディープな魅力にはまってください!

How You Remind MeNickelback

カナダの人気ロックバンド、ニッケルバック。

パワフルなボーカルとキャッチーなメロディが印象的なバンドです。

こちらの楽曲は、彼らの代表曲の一つで、ファンの間で非常に人気の高い作品です。

失恋や自己価値の葛藤をテーマにした歌詞が印象的で、リスナーの心に響きます。

2001年にリリースされ、Billboard Hot 100で1位を獲得するなど大ヒットを記録した本作。

パンチの効いたギターサウンドとドラマチックなドラムは非常に魅力的で、ロックが苦手な方にもオススメです。

In The EndLinkin Park

In The End [Official HD Music Video] – Linkin Park
In The EndLinkin Park

重厚なメロディーとラップ、エモーショナルなボーカルが融合した名曲が、アメリカのロックバンド、リンキン・パークから2001年10月に公開された作品です。

デビューアルバム『Hybrid Theory』に収録された本作は、世界中のニューメタルファンの心を掴み、Billboard Hot 100で2位を記録。

ピアノのリフから始まる印象的なイントロ、マイク・シノダさんとチェスター・ベニントンさんによる掛け合いは、努力が報われない虚しさを力強く表現しています。

砂漠の中に巨大な像が立つ幻想的なミュージックビデオは、2002年のMTV Video Music Awardsで「Best Rock Video」を受賞。

孤独や挫折を感じている人の心に深く響く珠玉の一曲です。

NaiveThe Kooks

ノスタルジックなギターリフとパワフルなリズムが交差する、2000年代のイギリスインディーロックを象徴する楽曲です。

イギリスのザ・クークスが2006年3月にシングルとしてリリースした本作は、恋愛の不安と期待が絡み合う青春のような輝きを放っています。

キャッチーなメロディと若者の感性を掴んだ歌詞により、イギリスのシングルチャートで5位を記録。

イギリス国内で年間19位の売上を達成しました。

アルバム『Inside In/Inside Out』からの4枚目のシングルとして選ばれた本作は、映画やテレビドラマのサウンドトラックとして多数採用され、若いリスナーを中心に幅広い支持を集めています。

友人との語らいや、心躍る恋愛の場面など、青春の1ページを彩る楽曲としてぴったりです。

Seven Nation ArmyThe White Stripes

The White Stripes – Seven Nation Army (Official Music Video)
Seven Nation ArmyThe White Stripes

ギターとドラムだけ、というロック・バンドとしては最小編成と呼べるスタイルで00年代のガレージ・ロック・リバイバルをけん引し、荒々しいギターのリフとタイトかつしなやかなドラムスで世界を制覇したザ・ホワイト・ストライプス。

赤と白と黒をビジュアル・モチーフとしたクールでスタイリッシュな雰囲気は、単なるロックンロール懐古主義とは一線を画すものがありましたよね。

デビュー当初から一部の音楽ファンの間では高く評価されてはおりましたが、知る人ぞ知る存在だった彼らの名前を世界的なものとした楽曲といえば、2003年にリリースされた『Seven Nation Army』でしょう。

あまりにも有名なメインのリフは一聴するとベースの音のように聴こえますが、これはワーミーペダルを使って1オクターブ下げたギターのプレイなのですね。

極限までシンプルでありながらも、一度聴いたら忘れられないほどの中毒性を誇る完ぺきなロック・ナンバーに見合ったカッコ良すぎるMVも、未見という方は必ずチェックしてみてください!

ButterflyCrazy Town

Crazy Town – Butterfly (Official Video)
ButterflyCrazy Town

アメリカのロサンゼルスで結成されたクレイジー・タウンが、2000年10月にリリースした作品で、Red Hot Chili Peppersのインストゥルメンタル曲をサンプリングした楽曲です。

心を揺さぶるメロディアスなギターフレーズと、蝶に例えた恋人への想いを歌うラップが絶妙なバランスで混ざり合い、ヌーメタルの新境地を開拓しました。

本作はBillboard Hot 100で2週連続1位を獲得し、デビューアルバム『The Gift of Game』の売上を10万枚から150万枚へと急増させるほどの反響を呼びました。

激しさの中に優しさが潜むサウンドは、ロマンティックな気分を味わいたい時や、大切な人への気持ちを伝えたい時にぴったりの一曲です。