60年代の偉大な洋楽ロックの名曲・ヒット曲
ロック・ミュージックの基礎が形成された時代、1960年代。
現在のロック・ミュージックは、さまざまな音楽を組み合わせた、派生ジャンルが多く存在しています。
もちろん、どのジャンルもロックを根底としているのですが、それらの多くがもとをたどると1960年代に行き着きます。
今回はそんな1960年代のロック・シーンに多大な影響を与えた名曲をセレクトしました。
有名なアーティストやバンドが多く登場するので、ロックに詳しくない方もぜひチェックしてみてください!
60年代の偉大な洋楽ロックの名曲・ヒット曲(41〜50)
Happy TogetherThe Turtles

素朴な恋心を爽やかに歌い上げた、1960年代を代表するサンシャインポップの名曲です。
アメリカを拠点に活動したザ・タートルズが1967年2月に発売したこの楽曲は、甘く切ない想いを明るく華やかなサウンドで表現しました。
オーボエのソロで始まり、サビでは印象的な転調を見せる洗練された楽曲構成が光ります。
本作は全米チャートで3週連続1位を獲得し、バンドのシグネチャーソングとなりました。
映画『イマジン・ミー&ユー』や『ミニオンズ』でも使用され、その普遍的な魅力は世代を超えて支持されています。
爽やかな陽気さと切ない恋心が絶妙なバランスで描かれた本作は、春や夏のドライブミュージックとしてもぴったりです。
(I Can’t Get No) SatisfactionThe Rolling Stones

The Rolling Stonesが世界的に人気を獲得したきっかけとも言える曲です。
テレビCMなどでもたくさんタイアップされているこの曲はイントロのギターリフがとても印象的で、このギターを聴くと耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
Break On Through (To The Other Side)The Doors

アメリカを代表するサイケデリックロックバンド、ザ・ドアーズのデビュー作は、オルガンとギターが織りなす幻想的なサウンドと、ジム・モリソンさんのカリスマ的な歌声が印象的な一曲です。
洗練されたブルースロックのリズムに、ボサノバの要素を巧みに取り入れた革新的なドラムビートが、60年代のサイケデリックムーブメントを象徴する名演となっています。
本作は1967年1月にデビューアルバム『The Doors』のオープニングを飾り、その後映画『フォレスト・ガンプ』でも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。
音楽を通じて新しい世界への扉を開こうとする彼らの意志が込められた楽曲は、心の解放を求める全ての音楽ファンにお勧めの一曲です。
Monday MondayThe Mamas & The Papas

フォークロックの革新的なハーモニーで知られるアメリカのマママス&パパスが放つ、ビルボードチャートでグループ唯一の1位を記録した名曲です。
月曜日に去っていく恋人への想いを、複雑なボーカルワークで紡ぎ上げた本作は、心を掴んで離さない魅力的なメロディーと印象的なコーラスワークが特徴です。
1966年3月にリリースされ、アルバム『If You Can Believe Your Eyes and Ears』にも収録。
2010年の映画『The Other Guys』や2017年のESPN『Monday Night Football』でも使用されており、世代を超えて愛され続けています。
仕事や学校の始まりに気持ちを上向きにしたい時、また大切な人との別れを乗り越えたい時にお勧めの一曲です。
Sunday MorningVelvet Underground

アンディ・ウォーホルによるバナナのジャケットがあまりにも有名な、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバムの冒頭を飾る楽曲です。
このアルバムは、発売当初はヒットしなかったものの、徐々に評価を高め、ロックの名盤としての地位を確立しました。
ボーカルのルー・リードの、荒削りながら洗練された才能が感じられる一曲です。
Suspicious MindsElvis Presley

耳に残る印象的なメロディと、魂を揺さぶるドラマチックなストーリー性が融合した名曲が、アメリカのロックンロールの帝王エルヴィス・プレスリーさんの代表作として輝きを放っています。
1969年8月にリリースされた本作は、7年ぶりとなる全米1位を獲得。
メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで録音され、カントリーとロックを巧みに融合させたサウンドは、今なお色褪せることなく多くの人々の心を魅了し続けています。
愛と疑念が交錯する普遍的なテーマを、プレスリーさんならではの力強い歌唱で表現した壮大なナンバーは、失恋の痛手や人生の岐路に立つ時に寄り添ってくれる心の支えとなってくれるでしょう。
Strawberry Fields ForeverThe Beatles

1960年代を代表するイギリスのロックバンド、ビートルズが贈る夢のような音響世界。
リヴァプールにある救世軍の孤児院での思い出をもとに、ジョン・レノンさんが紡ぎ出した珠玉のメロディは、幻想的なサウンドと融合し、まるで万華鏡のように色彩豊かに広がります。
1967年2月、ポール・マッカートニーさんが奏でるメロトロンの幽玄な響きと共に、「ペニー・レイン」との両A面シングルとしてリリースされました。
本作は、異なるテンポとキーの2つのテイクを見事に組み合わせた革新的な録音技術でも話題を呼び、後のサイケデリック・ロックに多大な影響を与えました。
静かな夜、心を解き放ちたい時におすすめの一曲です。
懐かしい記憶に浸りながら、夢見心地な音の旅へと誘ってくれることでしょう。